ロシア音楽への誘い

2018.11.18

ロシア音楽への誘い

今回の演奏会はエキゾチック・ロシアをテーマにロシアの作曲家による名曲をお送りいたします。

今日の練習はシェエラザードの合奏。私がこの曲に初めて携わったのは高校2年生の時。4楽章のみでしたが、吹奏楽用に編曲されたものを演奏しました。参考のためにCDを購入して聴きましたが、独奏ヴァイオリンの美しさや管弦楽の技巧に圧倒され、いつかオーケストラでこの曲を演奏したいと思うようになりました。

念願が叶い今回演奏できる事になり喜び勇んで練習を始めましたが、自分のパートも難所だらけで四苦八苦。管弦楽法に秀でていたリムスキー=コルサコフが作曲しただけあって、楽器の魅力が最大限に発揮されるように作られています。

さて、冒頭にも書きましたが、今回のテーマはエキゾチック・ロシアです。
私がシェエラザードを初めて聴いた高校生の時、ロシアはまだソビエト連邦と言われており、広大な面積と強力な国家権力を持つ魅力的ではあるけれど近寄り難い国という印象がありました。

時が流れ、現在では観光でロシアを訪れる人も多く、最近ではロシアのフィギュアスケート選挙に秋田犬が贈られるなど、随分と親しみやすい国になったと思います。

本番まで2週間となりましたが、お客様にロシア音楽を身近に感じていただけるよう精一杯の努力をして臨みたいと思います。