源流をたどっていくと・・・

2019.03.11

源流をたどっていくと・・・

演奏会を間近に控え、昨日(3/10)、一昨日(3/9)と、なゆた浜北にて、集中練習を行いました。

今回の演奏会のテーマは、「源流をたどる」
ワーグナーから、リスト、そしてベートーヴェンと 源流へとたどっていくと、出てくる音楽だけではなく、楽器用法としても違いが表れてきます。
特に、金管楽器は、バルブという、革命的な発明の影響があり、並ぶ音符にも違いが表れてきます。

またスコアに書かれる楽器名にも違いが・・・。
なんと、ベートーヴェンには、”Trumpet”の記載ではなく、”Clarino”の記載がされています。(略記はClno)
そう、クラリネットの名前の語源にもなった名称が書かれています。
ワーグナーのようなバルブ付楽器が想定された楽譜とはことなり、ド・ミ・ソばっかり(時々 レが登場)が並ぶ楽譜です。
しかし、実はドミソばかりでもとっても奥が深い世界です。ハモった瞬間・ぴったりと収まったときは、複雑な楽譜では得られない快感があります。
もちろん、トランペット大好きのベートーヴェンということもあり、聴かせどころもいっぱい書かれています。

源流をたどっていくなかで、そういった楽器用法の違いについて、思いをはせてみるのも今回の演奏会を楽しんでいただけるポイントではないかなーと思っています。
ということで、もうすぐ演奏会!ぜひ、お時間ある方は足を運んでみてください!

(楽器オタクのクラリーノ奏者)