夢追いコンサートの練習、弦分奏

2021.05.13

夢追いコンサートの練習、弦分奏

石川先生の全体練習のあと、GWを挟んでの練習は、弦分奏でした。
弦分奏の練習、現在は団員が指導・指揮を行っています。

7月25日の「夢に追いかぜコンサートin浜松」ではヴァイオリニストの奥村愛さんとの共演を予定しておりまして、弦楽器族の練習にも力が入っております。
が、そのほかにも、かなり頑張らなければならない曲が、多数。

たとえば「フィガロの結婚 序曲」(モーツァルト作曲)は、とても耳なじみのある軽快な曲です。
しかし、モーツァルトあるあるの「こうおさめる」「ここはこう弾く」「8分あるいは16分音符の羅列で指を早く動かさなければならないフレーズで、時々ひっかけられる」が盛りだくさんで、軽快ながらも繊細に丁寧に弾かねばならず、これがなかなか大変なのです。

弦分奏だと金管楽器の音に隠れられないので冷や汗ものですが、その分、まだ合わせきれていない箇所が分かる、良い練習になっています。

本番に向け、伸び代を実感した練習でした。

(Vn.S)

2021.04.29

「夢に追いかぜコンサート」本格始動!

7月25日「夢に追いかぜコンサートin浜松」の指揮者練習、第1回目を行いました。

コンサートのテーマは「愛と冒険の物語」。
前半はヴァイオリニスト奥村愛さんの美しいヴァイオリンと共に、後半はSPAC俳優の武石守正さんの語りと共に、音楽と物語の世界をお楽しみいただけます。

指揮は、石川星太郎先生。浜響では初めてお迎えします。
若さ溢れる先生のご指導で、今まで浜響の演奏会で何度か「白鳥の湖」を聞いたことがある方でも、新しい景色をご覧いただけるのではないかと思います。

ところで、先生は練習中に、聞きなれない言葉で指示を出されました。
「エーミルの、〇小節前から」「アントンからどうぞ」
……エーミル? アントン??

オーケストラの楽譜にはA,B,C…というアルファベットが、所々にふられています。練習番号といいます。
例えば、Aなら「練習番号、エーから」という先生もいらっしゃいますし、Bなら、Dと混同を避けるために「ベートーヴェンのビーから」、NとMの混同を避けるために「モーツァルトのエム」などを注釈される先生も。
これは、様々です。

練習中には「おそらく、この場所の事だろう」で乗り切りまして。
帰宅して調べたところ、石川先生はドイツ語の人名を練習番号に当てはめて使っていらっしゃるようでした。
ちなみに練習番号のGは、グスタフ。今回の演奏曲にもある、マーラーの名前です。

検索したら出てくるくらいですから、私が知らなかっただけで、浜響で過去に指揮をされた先生の中にもこの呼び名を使っていた方もいらしたかも。

知人に聞いたら、日本人の苗字をアルファベットに当てはめている先生もいらっしゃるみたい!
「指揮者の練習番号」、ちょっとしたトリビアですね。

(Vn.S)

2021.03.22

第90回定期演奏会ご来場ありがとうございました。

第90回定期演奏会、お足元の悪い中、また、新型コロナの心配がある中、ご来場くださいましてありがとうございました。
また、応援してくださった皆様にも感謝申し上げます。

ドイツ音楽の神髄に導いてくださった北原幸男先生、ソプラノ森谷真理さん、バリトン青山貴さん、ありがとうございます。
ナレーターの山田門努さん、演出の中村敬一先生、映像の荒井雄貴さん、ステマネ松田淳一さん、バンダ隊の皆さん、ありがとうございます。
陰でサポートしてくださった、齋藤誠二先生、長瀬正典先生、ありがとうございます。
そして、コロナ禍で練習も大変な中、参加してくださった、浜松合唱団とエキストラの皆様、ありがとうございます。
他、挙げきれませんが、たくさんのスタッフ・関係のお力ぞえあってこその演奏会でした。皆様に感謝申し上げます。

年末以降に感染が拡大していき、緊急事態宣言も大都市に出され、市内でもクラスタが発生する中、
団員の職業も、置かれた状況も意見も様々で、本当に演奏会を開催できるのか、してよいのか、合奏練習も控えた方がいいのか、葛藤と議論を重ねた時期もありました。

ステージ入場したときにいただいた大きな拍手が暖かくて胸いっぱいになり、すごく力をいただきました。

ありがとうございました。

リハ写真

2021.03.20

タンホイザー総練習(3/17)

“むか〜しむかしのことじゃった…

タンホイザーという1人の騎士とエリーザベトという娘がおったそうな…

タンホイザーは山へしば刈り…いえ、楽園へ愛の女神ヴェーヌスと官能的な愛を楽しみに、エリーザベトはタンホイザーの帰りをひたすらに待っておりました…。”

と、まんが日本昔ばなし風にお話を切り出してみました(笑)(筆者、この世代です)
冒頭で分かるようにテレビアニメにしたら「うちの子にはこんな話見せられないわっ!」と大炎上間違いなしでしょう。

ただ、この作品“タンホイザー”は、ワーグナーのオペラの中では比較的ストーリーがシンプルで観やすいものだと思います。アニメ化したら(しませんね)日本昔ばなしの一話15分にも収まる気がします。

それにシンプルに「愛」について書かれており、それにワーグナーらしく「死」と「救済」が付いてきます。

まあ、主役のタンホイザーは愛について正直に歌いすぎて周囲に「あいつやべぇな」「はい、追放!」ってされちゃうんですけどね。それでもタンホイザーを命をかけて信じる健気なエリーザベト(ソリスト森谷さん)(涙)

そこで精神的、献身的な愛を歌うタンホイザーの友人のヴォルフラム(今回のソリスト青山さん)の役どころがまた渋カッコいいのです。

さて、3月17日浜響はアクトシティ浜松大ホールの舞台にて、ソリスト(ソプラノ・森谷真理さん、バリトン・青山貴さん)合唱、バンダを交えての総練習を行いました。演出の中村敬一さんとナレーターの山田門努さんも同席し、いよいよ大詰めという感じです。

舞台は奏者間の距離を取り、合唱の方は歌用のマスクを着用、県外からお越しの方はPCR検査を実施、など徹底した対策をとっています。

山田門努さんのナレーションは軽妙で親しみやすく、ごく自然にタンホイザーの世界に誘ってくれます。

ソリストの森谷さんと青山さんは、まずは浜響に来て下さってありがとうございます!です。指揮の北原先生も含め、最前線でご活躍の方々との時間を噛み締めなくてはもったいない、と密かに気を引き締めています。

指揮の北原先生は物腰優しくスマートエレガント、、に見えますが、内なる音楽は煮えたぎっており、自分たちの表現の未熟さを思い知らされます。指揮者によってこんなにオケの演奏が変わるのか( ఠ_ఠ )というのも前回の定演と比べて感じます(どちらが良いとかではなく、それぞれに良い感じです♪)

最後に合唱、筆者は昔から巡礼の合唱が好きでした。特に罪を犯したことはありませんが…清らかな気持ちになります。今回は少数精鋭の合唱で、ワーグナーオペラに華を添えて下さいます。

演奏会の前半だけでこんなに語ってしまいましたが、後半はブラームスの交響曲1番。
ドイツドイツした演奏会、感染対策徹底の演奏会、オペラ(ハイライト)は字幕とナレーション付きで観やすい、浜響の45周年を祝って、皆さまぜひ会場にお越し下さい!!一席ずつ空けて座ることの出来るスペースも用意しています!

(s)

2021.03.07

集中練習第二弾

3月7日の日曜日は前日に続いて北原先生のご指導による集中練習でした。
本番前最後の管打楽器分奏ということで、タンホイザー・ブラームス1番ともに非常にテンポよく練習が進んでいきました。
指摘された点を振り返り、改善漏れの無いようにします。

私がブラームス交響曲第1番を知ったきっかけは、既に当ブログでも何度か名前が出ている「のだめカンタービレ」です。
当時中学生で吹奏楽部に入っていた私は「将来オケに入ってこういう曲を演奏したい!」と強く感じました。
私が今オーケストラで演奏しているのはこの曲のおかげと言っても過言ではありません(笑)
大学オケでこの曲が取り上げられたときは残念ながら降り番で非常に悔しい思いをしました。
約15年積み重なった想いを2週間後の本番では全力でぶつけたいです。

私が浜響に入団して初めての演奏会だった第89回定期演奏会は客席を1席ずつ空けた演奏会でした。久しぶりのお客様の前での演奏はとても感慨深いものでした。
席を空けない今回の第90回定期演奏会では前回より多くのお客様の前で演奏し、素晴らしい演奏会になることを信じて、残り2週間、練習と感染対策に励みます。

(hr F.O.)

2021.03.07

集中練習第一弾

3月6日の土曜日は演奏会直前追い込みの集中練習第一弾でした。
大ホールのステージで、ブラームスの交響曲第一番とワーグナーのタンホイザーを休憩をはさみながら3時間半!
ホールの響きを感じながら充実した練習でした。

今回取り上げるブラームスの交響曲第一番は言わずと知れたクラシックの曲の定番です。
個人的には、オーケストラを始めた高校時代に様々な曲を聴き始めて以来、このブラ1にはまって、いつかは絶対弾きたいと最も思っていた曲でした。
(大学時代にはこの曲を演奏会で取り上げるオーケストラがプロアマ問わずあれば、チケットを買って欠かさず見に行っていました。両手では数えきれないほどいったかも。。)

そんな名曲に今回携わることができ、オーケストラをやり続けてよかったと改めて浸りながらこのブログを書いています(笑)

さて、そんな練習を行ったアクトシティ大ホールですが、前日は佐渡裕さん、反田恭平さんの全国ツアーの浜松公演が行われておりました。
私自身も鑑賞に行きましたが、前回の定期演奏会(第89回)で取り上げたラフマニノフのピアノ協奏曲第3番も演奏されておりました。
一流プロの音色に圧倒され続けましたが、同時にそんな一流プロが演奏する同じステージで浜響が演奏会をできることがやはり幸せなことなんだとステージから客席を見ながらしみじみとも感じていました。。

こんなブログを書いている数時間後にも集中練習第二弾が始まります。
弦楽器の今日は分奏とパート練習とのことで、万全な感染対策をしながら本番までの2週間を頑張ります!

会場でお会いしましょう!

(バイオリン S.H.)

2021.02.25

ブラームスの金管

今週の練習は、ブラームス交響曲1番の金打分奏。ホルンの講師の先生をお呼びしての特訓でした。
ブラームスでのホルンがオイシイのは、皆さんご存じですが・・・。

それに対して、トランペットは、古典派のようなシンプルな音の並びで、決して目立つとは言えない扱い。某有名オーケストラの奏者のお方によるオケ奏者の人間模様が書かれた本によると、トランペット奏者の嫌いな作曲者として、真っ先に挙げられる始末。(ちなみに、ブラームス自体はホルン・トランペットのためのエチュードを書いているくらいなので、決してトランペットが嫌いだったわけではないようです。)
トロンボーンでは、交響曲1番・4番では、4楽章しか出番がないし、チューバに至っては交響曲2番しかないし。。。

とはいえ、、、実際にやってみれば、オーケストラの面白さを満喫できる とっても良い曲ばかりです。シンプルな音だからこその、音のクオリティを高めることに集中できたり、ながーい待ち時間を帳消しにできるほどの綺麗ななコラールがあったり。。。

学生時代の先輩から教わった名言「みんな大好きブラームス」 

聴いている方にとっても、演奏しているほうにとっても、楽しめる曲です。(何気に交響曲1番だけで、15枚くらいCDがうちにありました・・・)
ということで、、、演奏会当時は、ホルンはもちろん、他金管楽器・打楽器にもぜひ耳を傾けてみてください。

(金管奏者 その1)

2021.02.21

1ヶ月切りました!

急に暖かくなりましたね。
花粉症の方は、辛〜い季節がやってきました。
市内でも桜がちらほら咲いているとか。
それもそのはず、もうすぐ3月ですね!(早いー)
本番まで1ヶ月切ってしまいました。

今週はアクトシティ浜松の練習室にて、ブラームス交響曲第1番の合奏でした。
言わずと知れた名曲中の名曲、演奏機会が多く人気のある交響曲なので、クラシックに馴染みがなくてもご存知の方が多いのではないでしょうか。

私はなんといっても、ドラマ「のだめカンタービレ」で扱われていたのが、とっても印象に残っています。
衝撃的な冒頭部分をはじめ、かっこいい!いつか演奏してみたい!という憧れの曲のひとつだったので、今回演奏ができて嬉しいのと同時に、曲全体にみなぎる強烈なエネルギーを表現できるか、体力と集中力が持つか・・不安もいっぱいです。

ドラマでもそんなシーンがありましたが、生半可な気持ちでは演奏できない大曲!必死にマエストロに食らいついて、限られた練習を実のあるものにしていきたいです。


写真:ウィキペディア(Wikipedia)より

2021.02.14

大ホール舞台での合同練習

2/10は、浜松の合唱団とトランペットバンダ隊との合同練習@アクトシティ浜松大ホール舞台でした。

大ホールの舞台の換気は全開稼働!
また、以前Blogでもご紹介した「ソーシャルディスタンス棒(メジャーです)」にて念入りに距離を測りながらセッティング。
指揮者との間にはビニールシート、合唱団とオーケストラとの間にはアクリル板を置く。
感染対策を徹底させ練習に挑みました。
浜響で決めた非常に厳しい感染対策をやり切るのは労力がいりますが、演奏会を成功させたい一心で頑張っています。

今回演奏するタンホイザー抜粋では、序曲、第2幕冒頭のエリザベートの「歌の殿堂のアリア」、大行進曲、巡礼の合唱、エリザベートが天に昇るシーン、ヴォルフラムの「夕星の歌」、フィナーレを演奏する予定となっています。

タンホイザー抜粋ではいろんな抜粋の選択方法がありますが、今回選んだ大行進曲や巡礼の合唱では、合唱の壮麗な響きや厳かな響きを楽しむことができると思います。

2/10の練習では、合唱と合わせる中で曲の持つパワーに触れることができ、巡礼の合唱の練習中にうるっ(涙)となってしまいました。
浜響の今回の演奏会ではタンホイザー役は登場しないのですが、オペラのお話の中でも、タンホイザー(主人公)が遠くから聞こえてくる巡礼者による巡礼の歌を聴いて感動し、自分の罪を悔いて涙に声を詰まらせ地面に深く頭を垂れて祈るシーンがあります。
タンホイザーが感動し涙するのがわかるくらい、魅力的な旋律です。

大行進曲の練習では、6人のバンダ隊のみなさんが威勢よくファンファーレを吹いてくれ、さらに合唱も加わり祝祭的な雰囲気のもととてもノリノリな気分で弾くことができました。

3/21の本番では、ナレーターや字幕や演出も入りとても素晴らしい公演になる予定です。
このような企画はなかなか体験する機会がないと思います。
3/21はワーグナーの素晴らしい世界をみなさんと一緒に楽しめたら幸いです。
練習がんばります!

(Va M.A.)

<添付写真>舞台セッティング写真

舞台上の換気良好具合を示す計測器の写真

2021.02.05

練習会場のひとコマ

生活の必須アイテムとなっているマスク。

練習会場で見かけた素敵なマスクたちです^^

 

 

 

・プリーツ式和風ストライプ柄

 

 

 

・春先を感じる優しい色味

 

 

 

 

・曇り防止仕様 手縫いのステッチが可愛い

 

自分に合うサイズや形もそれぞれの手作りマスク。

生地に味がありますね―、と思ったら、

皆さん、遠州産木綿生地のマスクでした!

男性陣も負けていません。


 

 

・ヴィ〇ンのモノグラム?! おしゃれです!

 

 

 

 

・スーツにもカジュアルにも合います