第81回定期演奏会

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~創立40周年記念演奏会 第2弾!~

今回は、喜歌劇「こうもり」序曲、ショパン「ピアノ協奏曲第1番」、幻想交響曲という華やかなクラシックの名曲を揃えました。今年創立40周年を迎え、次のステージに向かって更なる飛躍を目指している浜響の演奏を存分にお楽しみください。
指揮は、井﨑正浩さん、ピアノにケマル・ゲキチさんをお迎えしてお送りします。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

指揮 井﨑 正浩
ピアノ ケマル・ゲキチ

ベルリオーズ 幻想交響曲 作品14
ショパン ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11
ヨハン・シュトラウス2世 喜歌劇「こうもり」序曲

~聴きどころ~
ヨハン・シュトラウス2世 喜歌劇「こうもり」序曲
喜歌劇は「オペレッタ」とも呼ばれ、貴族の楽しみとされていたオペラを、誰でも楽しめるように、歌と踊り、そして演劇を一つにしたもので、楽しく明るいストーリのものが多いのが特徴です。
今回取り上げる「こうもり」序曲も19世紀半ばの大晦日の夜会を舞台に繰り広げられるコメディを題材にしています。オープニングにふさわしい軽快で華やかな雰囲気をお楽しみください。

ショパン ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11
「ピアノの詩人」と言われるショパンが作曲したこの曲は、数あるピアノ協奏曲でも特に人気があり、演奏される機会の多い曲です。独奏ピアノの叙情豊かな旋律や華やかな技巧など聴きどころ、見どころが満載です。クロアチア出身の世界的なピアニストであり、2014年の第77回定期演奏会で浜響と協演し、大好評を得たケマル・ゲキチさんの演奏をご堪能ください。

ベルリオーズ 幻想交響曲 作品14
作曲者ベルリオーズ自身の失恋体験を告白する標題音楽です。若き芸術家がある女優に激しい恋をしたものの、その恋が叶わず悲嘆して服毒自殺を図ります。生死をさまよう中で芸術家が見た幻覚を題材にして曲が描かれています。愛する人を想う優しいメロディーが、次第に狂気を帯びたものに変化していく様子にご注目ください。

~ゲストご紹介~
指揮:井﨑 正浩
1995年第8回ブダペスト国際指揮者コンクール優勝後、国際的に活躍する指揮者の一人。現在ハンガリー・ソルノク市の音楽総監督に就任し重責を務める一方、国内では主要オーケストラに連続客演し、オペラ・オペレッタ公演でも手腕が高く評価され、News Week誌日本版「世界が尊敬する日本人100」や「音楽の友」誌特集「いま、海外で活躍する日本人演奏家たち」においても海外を拠点に活躍する日本人演奏家として選ばれ掲載された。また、ハンガリー国での活動が認められ、2015年1月にはソルノク市における長年に渡っての文化・芸術活動に対して、同市より権威ある「カポシヴァーリ・ジュラ賞」(ソルノク市文化功労賞) を授与され、同8月にはハンガリー政府・大統領名によって、民間人に与えられる最高栄誉のひとつである「金十字功労勲章」を授与された。浜響とは今回で8回目の共演。
http://www.izakimasahiro.com/

 
ピアノ:ケマル・ゲキチ
1962年クロアチア生まれ。81年リスト国際ピアノコンクール第2位。85年ショパン国際ピアノコンクールにて、優勝候補とされながら審査員の意見が分かれ本選に残れなかったが、聴衆と批評家の心をつかみ一大センセーションを巻き起こす。この時の演奏に対しハノーヴァーのショパン・ソサエティから最優秀ソナタ特別賞を授与される。90年代にリストの第一人者として不動の地位を築いた「超絶技巧練習曲全集(ビクター)」等、活発にレコーディングを行い、「リスト=ロッシーニのトランスクリプション(NAXOS)」ではロゼッタ賞を受ける。ウィリアムスタウン国際ピアノフェスティヴァル(アメリカ)におけるリストの『巡礼の年第2年』他、多くのライブ録音も行う。現在フロリダ在住、フロリダ国際大学教授、武蔵野音楽大学客員教授も務める。



■主催:公益財団法人浜松交響楽団 ■後援:公益社団法人浜松青年会議所、浜松市、公益財団法人浜松市文化振興財団、浜松商工会議所、静岡新聞社・静岡放送、中日新聞東海本社、K-mix、FM Haro!、ケーブル・ウィンディ