第78回定期演奏会

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次は100年後かも?聞き逃せない打楽器協奏曲

はブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」、メンデルスゾーンの序曲「フィンガルの洞窟」などドイツ音楽の名曲、そして日本では演奏される機会の少ないA.G.ベルの打楽器協奏曲を取り上げました。
指揮は、浜響と7目の共演となる井﨑正浩さん、打楽器ソリストに西川圭子さん(東京都交響楽団打楽器奏者)をお迎えしてお送りします。 皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

指揮 井﨑 正浩
打楽器 西川 圭子
曲目
A.ブルックナー 交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(第二稿ノヴァーク版)
A.G.ベル 打楽器協奏曲
F.メンデルスゾーン 序曲「フィンガルの洞窟」作品26

~ききどころ~

・F.メンデルスゾーン 序曲「フィンガルの洞窟」作品26
スコットランドのスタッファ島にあるフィンガルの洞窟に訪れたメンデルスゾーンがその付近の印象をもとに作曲した標題音楽です。美しい波を思わせる冒頭のメロディ、荒れた海のように激しい展開部など、“音の風景画家”メンデルスゾーンの魅力満載の序曲です。

・A.G.ベル 打楽器協奏曲
第一楽章ではビブラフォンを始めとする鍵盤楽器が神秘的で美しい響きを醸し出し、第二楽章では16個もの太鼓を並べ、○○の鳴き声や○○○○に至るまで、ありとあらゆる楽器の音色が飛び交い、華やかに展開します。○○は聴いてのお楽しみ。この曲の日本初演者である西川圭子さんの美技にご注目ください。

・A.ブルックナー
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(第二稿ノヴァーク版)
この交響曲第4番はブルックナー自身によって「ロマンティック」と名付けられました。中欧の深い森林で味わう神秘的な自然に対する感情を表現するもので、ブルックナーの自然観が込められています。静かな朝を思わせるようなメロディやパイプオルガンのような重厚な響きのコラールなど、浜響が作り上げるブルックナーの世界をお楽しみください。

 

~ゲストご紹介~

 

指揮:井﨑 正浩
1995年第8ブダペスト国際指揮者コンクール優勝後、国際的に活躍する指揮者の一人。現在ハンガリー・ソルノク市の音楽総監督に就任し重責を務める一方、国内では主要オーケストラに連続客演し、オペラ・オペレッタ公演でも手腕が高く評価され、News Week誌日本版「世界が尊敬する日本人100」や「音楽の友」誌特集「いま、海外で活躍する日本人演奏家たち」においても海外を拠点に活躍する日本人演奏家として選ばれ掲載された。現在、日本とハンガリーの両国を中心に演奏活動中。浜響とは
で7目の共演。
http://www.izakimasahiro.com/

打楽器:西川 圭子
東京芸術大学卒業。19 8 9 年9月打楽器四重奏団「Shun-Ka-Shu-Toh」の結成メンバーとして、第1ルクセンブルク国際打楽器コンクール第2位入賞(打楽器四重奏)。2006年9月より1年間文化庁派遣によりウィーン留学。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団K lausZauner氏に師事し研鑽を積む。2009年2月文化庁主催公演にて東京交響楽団とAllan.G.Bell打楽器協奏曲を共演。打楽器四重奏団「Shun-Ka-Shu-Toh』,Percussion Unit【UNZARI】【, Percussive Movement】のメンバー。2002年6月より
東京都交響楽団打楽器奏者。



■主催:公益財団法人浜松交響楽団 ■後援:公益社団法人浜松青年会議所、浜松市、公益財団法人浜松市文化振興財団、浜松商工会議所、静岡新聞社・静岡放送、中日新聞東海本社、K-mix、FM Haro!、ケー ブル・ウィンディ