創立40周年記念ロゴ公募の結果

2016.03.02

創立40周年記念ロゴ公募の結果

 

浜松交響楽団創立40周年記念ロゴ、昨年10月30日より約2カ月間にわたり募集した結果、全国から340点もの作品が集まりました。沢山のご応募ありがとうございました。

静岡文化芸術大学教授の峯郁郎先生を特別審査員にお迎えし、厳正な審査の結果、特賞、入賞をそれぞれ決定いたしました。

これから一年間、このロゴと共に数々の記念事業を開催していきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

特賞

工藤和久さん(青森県弘前市・一般)

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浜響のシンボルマークを基調に音楽で笑顔が躍動する様子で浜松交響楽団・創立40周年を象徴的に表現しました。上下の音符は楽しさ、赤い色は喜び、感動、夢で音楽の力を明快にイメージしました。可愛く、シンプルで親しみやすく、多くの人々に愛されるロゴです。

峯先生ご講評
浜松交響楽団のシンボルマークが持っている固有の要素を活かすことによって、他にない、オリジナルのアニバーサリーマークとなっています。これからも永く市民に愛される、元気で明るい躍動感と親しみやすさを表現している点などを総合的に評価させていただき、採用案としました。

入賞

小野江 昌平さん(浜松市・一般)

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夢を見させてくれる浜響の音の世界を要請を素材にしてファンタジーに印象づけてみました。

峯先生ご講評
浜響が届けてくれる音楽のすばらしさ、楽しさを「楽器を演奏する妖精」という設定で表現されたことがとても魅力的な作品です。色使い、構成のバランスも良く、さまざまな世代に受け入れられる優しいビジュアルです。

清水 竜之介さん(浜松市・高校生)

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楽団で使用する楽器で僕が思うものをモチーフに取り上げました。交響楽団はシックで清潔なイメージがあるので、リアルによせたデザインにしました。

峯先生ご講評
40という数字をリアルな楽器のイラストで見事に表現できています。しかも、ただ写真を写し取ったような絵ではなく、自分の感じたイメージを大切に描いている点が活き活きとした雰囲気につながっていると思います。”

高橋 晃さん(岩手県盛岡市・一般)

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これまでの40年の感謝の気持ちと、これから先も変わらず、音楽で地域に貢献していくという意思を、気持ちを込めながらバイオリンを演奏している楽団員の姿にしました。楽団員は「40」の形になっています。

峯先生ご講評
楽器と演奏者の姿の素敵なデフォルメによって、楽しいムードで40という大切なメッセージを表現しています。バイオリンが蝶ネクタイのように見えるところが、楽団員の正装を思わせ、全体に完成度の高い作品に仕上がっています。

林 優樹さん(浜松市・高校生)

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創立40周年記念事業を展開し、次の10年にむけて新たなスタートを切りたいと考えているという事で、次の10年へ進む扉をコンセプトにデザインをしました。また扉の枠を「0」に見立て、40に見えるよう工夫し、それに加え、全体的に見たときに、浜松の「H」に見えるよう意識しました。

峯先生ご好評
40周年という位置づけを通過点ととらえ、次への新たなスタートとして新しいドアを開けて進むというイメージ設定が見事です。40という数字を図形の省略によって、見る人のイマジネーションを引き出す高度なビジュアルです。

逸見 春花さん(名古屋市・大学短大専門学校)

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「これからもたくさんの方々に音楽を届けてほしい。」という思いを込め手紙のおうに音を届けてほしいとの想いを形に表すために、切手をモチーフにロゴを制作しました。音楽と切手は全く別のものと感じますが、50周年、60周年、、、とこれからも私達に浜松交響楽団さんの音色を届けてほしいという願いを込め、音楽ではあまり使用されない切手をあえて使いました。色は遠くからでも見やすいようにしっかりとした色の紺を使用し、多くの世代で愛されるような色合いにしまた。

峯先生ご講評
手紙のように音楽を届ける・・という着眼点が、目に見えない音楽という世界を視覚的にする効果を生み出していて、更に40周年の数字が切手らしい表情に繋がっている点も見事です。イメージを視覚化する力をお持ちです。