第86回定期演奏会~源流をたどる~

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~源流をたどる~

ベルリン・フィルなど世界最高レベルのオーケストラを抱え、名作・名演を世に送り出してきた音楽大国ドイツ。今回は、ドイツ音楽に革命をもたらしたワーグナーとリスト、そして、その革命の礎となったベートーヴェンの作品を取り上げ、ドイツ音楽の源流に迫ります。浜響がご案内する「源流をたどる旅」を存分にお楽しみください。
指揮者に松岡究さん、ピアノ独奏に佐藤元洋さんをお迎えしてお送りします。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

指揮 松岡 究
ピアノ 佐藤 元洋(第4回浜響ソリストオーディション第1位入賞)

ベートーヴェン交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄
リストピアノ協奏曲第2番イ長調 S.125
ワーグナー歌劇「ローエングリン」より第1幕・第3幕への前奏曲

~曲目ご紹介~
ワーグナー  歌劇「ローエングリン」より 第1幕・第3幕への前奏曲
ワーグナーは「楽劇王」とも呼ばれるほど、歌劇の名曲を多く作曲しました。今回はその作品の中でも特に人気のある「ローエングリン」から前奏曲を演奏します。ワーグナーの偉大さ、壮大なスケールをお伝えできれば幸いです。

リスト  ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125
ハンガリーの生んだ偉大な作曲家リストは、「ピアノの魔術師」と呼ばれるほど卓越した技術を持つピアニストであり、この曲も超絶技巧が随所に見られる名曲です。今後の活躍が期待される有望な若手ピアニスト佐藤元洋さんの美技にご注目ください。

ベートーヴェン  交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄
ベートーヴェンの作品の中でもとりわけ人気があり、ナポレオンを讃えるために描かれたと言われ、勇猛な兵士や勝利の歓喜などが巧みに表現されています。創立43周年を迎えた浜響が研ぎ澄まされた音色と迫力で奏でる究極の英雄」をご堪能ください。

~ゲストご紹介~
指揮:松岡 究
成城大学卒。指揮を小林研一郎、ヨルマ・パヌラ、ランベルト・ガルデッリに師事。音楽学を戸口幸策に師事。1991年文化庁在外研修員としてハンガリーに留学。またロームミュージックファンデーションによる在外研修員として2004年から3年間ベルリンにて研修。現在まで特にオペラ・オペレッタ指揮者として、日本初演作品を数多く指揮。そのほとんどは新聞や雑誌等で高く評価された。2012年9月東京ユニバーサルフィルハーモニー管弦楽団専任指揮者を経て常任指揮者に就任。東京オペラプロデュース指揮者。

ピアノ:佐藤 元洋
1993年掛川市出身。第12回浜松国際ピアノアカデミーコンクール5位、第12回東京音楽コンクールピアノ部門第2位、アルトゥール・シュナーベルコンクール(ベルリン)第3位ほか多数入賞。テレビ朝日「題名のない音楽会」出演。これまでソロリサイタルを含む数多くの演奏会に出演。東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団ほかとも共演を重ねる。これまでに水野儀江、長谷川淳、清水将仁、伊藤恵の各氏に師事。東京藝術大学を卒業後、2016年度よりドイツ・ベルリン芸術大学へ留学、ビョルン・レーマン氏に師事。



■主催:公益財団法人浜松交響楽団 ■後援:公益社団法人浜松青年会議所、浜松市、公益財団法人浜松市文化振興財団、浜松商工会議所、静岡新聞社・静岡放送、中日新聞東海本社、K-mix、FM Haro!、ウィンディ