2021.04.29
「夢に追いかぜコンサート」本格始動!
7月25日「夢に追いかぜコンサートin浜松」の指揮者練習、第1回目を行いました。
コンサートのテーマは「愛と冒険の物語」。
前半はヴァイオリニスト奥村愛さんの美しいヴァイオリンと共に、後半はSPAC俳優の武石守正さんの語りと共に、音楽と物語の世界をお楽しみいただけます。
指揮は、石川星太郎先生。浜響では初めてお迎えします。
若さ溢れる先生のご指導で、今まで浜響の演奏会で何度か「白鳥の湖」を聞いたことがある方でも、新しい景色をご覧いただけるのではないかと思います。
ところで、先生は練習中に、聞きなれない言葉で指示を出されました。
「エーミルの、〇小節前から」「アントンからどうぞ」
……エーミル? アントン??
オーケストラの楽譜にはA,B,C…というアルファベットが、所々にふられています。練習番号といいます。
例えば、Aなら「練習番号、エーから」という先生もいらっしゃいますし、Bなら、Dと混同を避けるために「ベートーヴェンのビーから」、NとMの混同を避けるために「モーツァルトのエム」などを注釈される先生も。
これは、様々です。
練習中には「おそらく、この場所の事だろう」で乗り切りまして。
帰宅して調べたところ、石川先生はドイツ語の人名を練習番号に当てはめて使っていらっしゃるようでした。
ちなみに練習番号のGは、グスタフ。今回の演奏曲にもある、マーラーの名前です。
検索したら出てくるくらいですから、私が知らなかっただけで、浜響で過去に指揮をされた先生の中にもこの呼び名を使っていた方もいらしたかも。
知人に聞いたら、日本人の苗字をアルファベットに当てはめている先生もいらっしゃるみたい!
「指揮者の練習番号」、ちょっとしたトリビアですね。
(Vn.S)