第95回定期演奏会〜森の響きにつつまれて〜

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〜森の響きにつつまれて〜

そよ風が揺らす葉音のささやきや、鳥のさえずり、澄んだ小川のせせらぎ…心やすらぐ森からインスピレーションを受けて生まれた名曲をお届けします。
ソリストにお迎えするのは、国内外のコンクールで数多くの受賞歴を誇る若手ピアニスト、松澤碧ティナさんです。
浜響とは二度目の共演となる石川 征太郎さんのフレッシュで躍動感ある情熱的なタクトで、大自然のメロディーをご堪能ください。

指揮:石川征太郎
ピアノ独奏:松澤碧ティナ(第5回浜響ソリスト・オーディション第一位入賞)

フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテル序曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1 番
ブラームス;交響曲第2 番

 

<曲目ご紹介>
フンパーディンク/歌劇《ヘンゼルとグレーテル》前奏曲
ドイツ由来の民間伝承を基にした「メルヘン・オペラ」で一世を風靡したフンパーディンクの代表作。劇中の名場面の音楽が沢山散りばめられた前奏曲で、皆様をおとぎの世界へ誘います。

チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
誰もが一度は耳にしたことのある絢爛豪華な響きで幕開けとなる、名曲中の名曲です。ロシア的叙情に溢れた第2楽章、激しい力感に溢れたロンド形式の第3楽章と聴き所満載です。

ブラームス/交響曲第2番 ニ長調 作品73
オーストリア南部の避暑地ペルチャッハで作曲された、ブラームスの『田園』交響曲。雄大な山々に囲まれた湖畔、深い森、大自然から受けた感動が表現された、牧歌的で美しい旋律が光る傑作です。

 

<ゲストご紹介>
指揮/石川 征太郎
東京藝術大学音楽学部指揮科、ロベルト・シューマン音楽大学デュッセルドルフ指揮科卒業および同大学院修了。藝大卒業時にアカンサス音楽賞受賞。2011、2012年度ロームミュージックファンデーション奨学生。2015年国際リヒャルト・ワーグナー協会奨学生。2016年第1回フェリックス・メンデルスゾーン国際指揮者コンクール第2位受賞。レパートリーはバロックから現代音楽まで幅広く、国内外で新作初演も積極的に行なっている。2006年から2016年まで武生国際音楽祭(音楽監督:細川俊夫)に指揮者、ピアニストとして毎年出演。
2016年サントリー芸術財団サマーフェスティバル国際作曲家委嘱シリーズ<カイヤ・サーリアホ>に出演。2018年にはハンブルク州立歌劇場にてペーター・ルジツカのオペラ「ベンヤミン」の副指揮を務め、世界初演の成功に貢献する。
これまでに読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、ケルン放送管弦楽団、ノイエ・フィルハーモニー・ヴェストファーレン、ベルギッシェ・シンフォニカー等を指揮している他、故ゲルハルト・ボッセのアシスタント指揮者としての任も担い、2013年以降はその後任として神戸市室内管弦楽団の3月定期演奏会などの指揮者を務めている。指揮を田中良和、ハンス=マルティン・シュナイト、ゲルハルト・ボッセ、リューディガー・ボーンに、ピアノを林達也、ユーラ・マルグリス、コレペティトゥアをゲルハルト・ミヒャルスキ各氏に師事。

ピアノ/松澤 碧 ティナ
カナダ生まれ。Royal Sound Music Competition, Rocky Mountain Music Competition両国際コンクール優勝。その他日本室内楽ピアノコンクール第1位をはじめShigeru Kawai国際ピアノコンクール, 日本クラシック音楽コンクールなどで多数受賞。昨年行われた「第5回浜響ソリスト・オーディション」ピアノ部門で、第1位を受賞。上野学園大学演奏家コースに特待在籍し首席卒業。在学中、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番を学内管弦楽団と共演ほか選抜多数。NHK交響楽団メンバーによる弦楽四重奏とフォーレ:ピアノ四重奏曲を共演した。卒業演奏会、第90回読売新聞社主催新人演奏会、令和元年度音楽大学卒業生演奏会(皇居東御苑内桃華楽堂)出演。これまでに山根かほる,郷津由紀子,村木洋子,角野裕,横山幸雄,ミハイルカンディンスキー,田中美千子,田中照子,植田克己の各氏に、室内楽を矢部達哉,清水醍輝の両氏に師事。現在、都内を中心にソロ,室内楽の分野で活動。伴奏も多数つとめながら後進の指導にも力を注いでいる。



■主催:公益財団法人浜松交響楽団 ■後援:公益社団法人浜松青年会議所、浜松市、公益財団法人浜松市文化振興財団、浜松商工会議所、静岡新聞社・静岡放送、中日新聞東海本社、K-mix、FM Haro!、ウィンディ