練習(1/22)

2025.01.23

練習(1/22)

1/22は、前半の曲、ルーマニア民俗舞曲とチェロ協奏曲の団内指揮での練習でした。あの素敵なメロディを自分たちが奏でることができるのかと思うと、とてもワクワクして練習に参加しました。

ドヴォルザークのチェロ協奏曲は、略して「ドボコン(ドヴォコン)」と言われます。
他の有名な協奏曲の略称としては、
メンコン=メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲
チャイコン=チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲
などがありますが、ドボコンがヴァイオリンではなくてチェロ協奏曲なのは、この曲がそれだけ素晴らしい作品であることを物語っていると思われます。
(ドヴォルザークもヴァイオリン協奏曲を作曲しています)
ドボコンは、木管楽器の美しい旋律、華やかで深みのある金管楽器、コンマスソロ等々、協奏曲にしては最初から最後までオーケストラも重厚で大活躍。
演奏しながらついつい聴き入ってしまうので気が抜けません。
また、お気に入りのメロディが来ると密かに胸が熱くなっています。
独奏チェロも技巧的ですごいので、ソリスト練習では感動しすぎて気が遠くなるかも…。

2楽章には歌曲「ひとりにさせて(Lasst mich allein)」のメロディが織り込まれています。これはドヴォルザークが想いを寄せていたソプラノ歌手の女性のために作った曲で、彼女が好んでよく歌っていたそうです。想いは実らずとも曲の中に想いを残す、作曲家ならではの愛の形に切なくなります。

チェリスト西谷牧人さんの公式YouTubeより

でも浜響で前回演奏したのは、第25回定期演奏会(1988年10月23日)、なんと37年前。こんなに長いこと演奏していなかったとは意外でした。37年前は生まれていなかった人もいますが、演奏した人もいる浜響、歴史を感じます。

そして、演奏会の最初に演奏するルーマニア民俗舞曲は、テレビ「大改造!!劇的ビフォーアフター」の中で、BGMとして使用されています。5分位のあっという間の曲です。練習では、ぼーっとしてたら一瞬で終わってしまうので、事前にポイントをしっかり書き込んで臨みました_φ(・_・

ピアニストたくおんさんの公式YouTubeより

(Va M)