ドボルザーク愛、届けます!

2025.04.10

ドボルザーク愛、届けます!

3年前の第5回浜響ソリストオーディションで第一位を獲得された島宗 楽(しまむねたの)さん。
ご自身も長く演奏されているというドボルザークのチェロ協奏曲(通称ドボコン)で、今回浜響と初めて共演します。
いよいよ本番を目前に控え、先月の集中練習に引き続きソロ合わせのために浜響の練習日にお越し下さったので、ドボコンの聴きどころなどについてお話を伺いました。

―まずは、浜響との練習についてはいかがですか?

普段はピアノと合わせることが多く、オーケストラと一緒に演奏する機会が少ないので、ピアノ伴奏とはまた違っていろいろな楽器の音があちこちから聞こえてくるのが、とても楽しく刺激になります。

―ドボコンはどんなところがお好きですか?

民族的なメロディーや、特に第3楽章のお祭りのように盛り上がるところが好きです。またこの曲の最後については逸話が残されていて、もともとはもっと短く終わるはずが、ドボルザークが好きだった女性の訃報を聞いて書き直し、その女性が好きだった曲を引用するなどして長くなったのだそうです。音楽だけでなくこういった曲の背景にあるストーリーも併せて、大好きな曲です。

―ドボルザーク、お好きなんですね。

中学生の頃にチェコに行った経験もあるので、ドボルザークの音楽には思い入れがあります。

―最後に、演奏会に来られるお客様に聴いてほしいところを教えて下さい。

第3楽章で、バイオリンソロとの掛け合いになるところが格好良いので、ぜひ聴いてください!

島宗さんのドボルザーク愛、オケとしてもしっかり受け止めて、一緒に最高のドボコンをお客様にお届けしたいと思います。
島宗さん、取材へのご協力、ありがとうございました!

Vc AK