2026.09.06
ヴァイオリンの背中
ヴァイオリンはオーケストラ編成の中で最も人数が多いパートで第1・第2ヴァイオリン合わせて30人位います。客席からも沢山のヴァイオリンが見えますね、でもヴァイオリンの背中って見たことありますか?
今回はヴァイオリンの背中BACKについてのお話です。ヴァイオリンが木でできているのはご存じでしょう、実は種類の違ういくつかの木材によってできています。表板はスプルース(松の仲間)、指板は黒檀、そしてBACKと側板、糸巻(スクロール)は楓で作られています。今回はBACKの話ですが楓の板をどのように使うかで雰囲気が変わってきます。1番多いのは柾目に木取りした板を2枚に剥いで真ん中で貼り合わせた楽器。大きな柾目板1枚でBACKを作成した楽器。これらは虎目杢と言われる美しい木目が目を引きます。そしてめった無いのが柾目と板目が混在した材料をBACKに利用した楽器です。3種類のBACKの写真を見比べてみて下さい。今回BACK に焦点を当てたのは、BACKが比較的固い楓できていてヴァイオリンの土台となるような大事な部分だからです。ですからもしヴァイオリンに事故があって裏板を破損すると修理しても価値は半減すると言われています。それに比べて表板は柔らかいスプルースで、音色の決め手になる部材なのですが割れや虫食いなどがあっても的確に修理されていれば価値は下がりません。
ヴァイオリンYS
