1月20日の練習

2016.01.22

1月20日の練習

「展覧会の絵」と「セビリアの理髪師」を練習しました。
「展覧会の絵」は、前回途中になった7曲めの「リモージュの市場」から。
リモージュは、パリの南400kmにある都市。
ムソルグスキーの自筆楽譜には「女たちが喧嘩をしている。激しく激昂してつかみかからんばかりに」と書かれているそうです。
最初から最後まで小刻みな16分音符。ついつい眉間をしわを寄せて必死に演奏してしまうのですが、先生からは「明るく」「生き生きと」「賑わしく」。市場のおばちゃんになったつもりで演奏します。
8曲めの「カタコンベ ローマ時代の墓場」はうって変わって、パリにある地下墓地へ。
主に金管楽器が、ドクロが置いてある墓地の情景を奏でます。
「死者とともに死者の言葉で」という短い曲をはさんで、
9曲目の「鶏の足の上に建つバーバ・ヤーガの小屋」。
バーバ・ヤーガは、ロシアの魔女で、鶏の脚の上に立つ家に住んでいるそうです。
鶏の脚が土台って、すごく不安定そう…。
先生からは「まるで映画『ハムナプトラ』のように」。
始まりの激しいメロディーは怖い顔したミイラ、速いパッセージは砂でできた建物の崩壊から逃れていることを思い浮かべながら演奏しようと思います。
そして最後の曲「キエフの大門」。
鐘の音が印象的です。ウクライナの重厚な門のイメージで「粘り」「うねり」をもって演奏するよう言われました。
後半に「ナ○コレ○百景」で使われているメロディーが出てきます。
最初の方に戻って、2曲目の「古城」。イタリアのお城のようです。
オーケストラでは珍しいサックスがメロディを奏でます。
哀愁漂うサックスの邪魔にならないよう伴奏も控えめにします。
少しだけ、1曲めの「グノーム」。
グノームは、ロシアの伝説の小人で、土の妖精。妖精というとかわいらしいですが、どちらかというと妖怪に近いようです。
おどろおどろしいメロディーは、地の底で小人が奇妙な格好で歩く様子。小人の足跡のようにこまかい音もしっかり演奏したいと思います。
最後に「セビリアの理髪師」。緩急はっきりさせること等を確認して時間切れ…。
合奏ではやることも曲もたくさんあって、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
1度先生に指示されたことは繰り返し言われないよう気を引き締めて臨まなければと思った練習でした。
(va M)