2025.02.08
セクション練習(2/5)
今日は弦・木管・金管に分かれてのセクション練習です。
木管は井上京先生にご指導いただきました。
まずは伊福部の「シンフォニア・タプカーラ」から。
「この曲はリズムが特徴だから、アクセントをしっかり」「変拍子は正確に、テンポを変えて辻褄合わせをすると、だらしない印象になってしまう」といったリズムについての指摘をいただきました。修正を重ねて縦が揃うと、木管セクションだけでも演奏に厚みと迫力が増してきますし、この曲のタイトルにもなっている踊りの要素が際立ってきて、本番が楽しみになるような練習になりました。
続いてはドヴォルザークの「チェロ協奏曲」。
「タプカーラ」とは打って変わってこちらはチェロの華麗な独奏に彩りを添える、木管のソロが目白押しの曲です。ソロがあると歌いたくなるのですが、先生からは「シンプルなのが格好よい」という意外な指導をいただきました。音量やテンポの変化に凹凸をつけず、滑らかに繋がっていくように細かな修正を積み重ねていくと、音楽の向かう先が明確になってメロディの美しさが増していきます。練習時間がいくらあっても足りない程、あらゆる所に先生のこだわりポイントがあって、2楽章と3楽章の指導は次回のセクション練習に持ち越しとなりました。次回の練習も先生のこだわりポイントが満載のはずです。
最後はバルトークの「ルーマニア民俗舞曲」の確認をして、今日の練習はおわり。
作曲家の出身も、作曲された年代も、作曲の背景も全く違う、「音楽」という一言では表しきれない多様性に満ちた曲目を取り上げる演奏会は、4月13日が本番です。
詳細は↓のリンクでご確認ください。
https://hamakyou.jp/events/第98回定期演奏会/
(Fl N.I)