『ロードリームからハイドリームへ』

2024.05.18

『ロードリームからハイドリームへ』

“浜響”千夜一夜物語

〜第6夜〜
『ロードリームからハイドリームへ』

今週は金管分奏でした。
発音感や音色感のベクトルをセクションで共有できるようになり、とても有意義な時間でした。

トロンボーンはどうしても待ち時間が長いので、その間にいろいろと頭の中をぐるぐるとするものです。
最近の脳内のブームはロードリームからハイドリームへ意識変換することです。

浜響でどんな音作りができたら理想か考え始めると、気づいたら、あのシーンで弦とブレンドできないとナンセンスだよな、とかこのクライマックスは金管の音圧がリードするところだけど、ピッチ崩壊しそうだなぁ、とかどうもロードリーム側に触れがちです。

しかし、その裏返しとしてポジティブなマインドもあることに気づきます。その場その場で動的に互いのニュアンスを織り込めていければ、自然と浜響の音色は見えてくるんじゃないか…。ハイドリームはこころの中に絶対あるはずなのですが、なかなか言語化自体が難しいところでもあります。時間がかかります。

綺麗事のようですが、やはり演奏する中で無意識に歩み寄れていけるオケになれば、毎週の合奏の楽しさは何十倍、何百倍にもなると信じて…、

今日もリップスラーに励みます。

(Posaune上吹き)