古風なメヌエットに寄せて…

2022.11.03

古風なメヌエットに寄せて…

毎週浜名湖を渡る風に乗って浜響に通う団員Tです。今回のプログラムは「天下のフランス音楽」ということで、3曲とも魅力たっぷりのフランス音楽になっております。
その中ラヴェル作曲「古風なメヌエット」に、私は特別な思い出があります。
 大学に入学してすぐのサークルオケの演奏会、「古風なメヌエット」がプログラムにありました。新入団員の私は受付担当でした。高校の部活でヴァイオリンを始めた私は、こんな素敵な曲を大学では演奏するんだ!と思いつつ、ロビーでチケット切りながら聴いていたのを覚えています。それから長い年月が過ぎ、まさか、自分がこの曲を演奏する日がくるなんて…!
 しかし、実際に練習を始め、合奏してみると、なんと難しく、でもなんと魅力的なことか、と実感。中間部で弦楽器がミュートをつけて奏で、次第に盛り上がっていく和音はゾクゾクします…って言っても、まだまだ練習しないといけませんがね。
 あの時大学生で演奏されていた先輩方へのリスペクトと今一緒に演奏できる仲間への感謝、そして、こんなに長い間音楽に親しむことができる幸せを感じつつ、他の曲ももちろん、本番に向けて頑張ります。皆さま、お楽しみに!(Vn TH)