楽器とプレイヤー

2023.02.04

楽器とプレイヤー

いよいよ北原先生によるリハーサルが始まりました。
相変わらず凛々しくスマートなお姿と指揮ぶり…
見とれて落ちないように気を付けています。

さて、今回の定期演奏会では前半でモーツァルト、後半でブルックナーを取り上げています。
浜響トランペットパートでは、演奏する曲目が作曲された時代や地域などに合わせて、「ピストントランペット(通称:縦ラッパ)」と「ロータリートランペット(通称:横ラッパ)」を使い分けていますが、客席からお気づきになっているでしょうか。
最後列にいるので、意外と団員のほうが気づいていないかもしれません(笑)
今回は前後半通して“横ラッパ”を使っています。

私が使っているロータリートランペット(写真)、少し古いものに見えますが、実は元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席トランペット奏者の方が使用していた楽器。知り合いから借用する有難い機会を得ました。

音程の掴み方には苦労しているものの、その吹きやすさと言ったら!
息の入りやすさ、音の鳴りなど、これが第一線で活躍していた奏者の楽器なのかと驚きます。
よく、金管楽器は所有者の吹き方のクセがつく、と言われますが、「良い楽器によって教えられる」というのを身をもって実感しています。

(トランペットパート A.M)