演奏会聴きどころ(バイオリン編)

2023.10.29

演奏会聴きどころ(バイオリン編)

オーケストラの花形といえば、バイオリン。
中でもコンサートマスター率いる1stバイオリンは曲中の半分以上の旋律を演奏する花形中の花形です。
2ndバイオリンは、時には旋律を演奏したり、対旋律を演奏したり、伴奏をしたり、あらゆる役割を担う頭脳派パートです。

さて、今回の演奏会は指揮者の左に1stバイオリン、右に2ndバイオリンが並ぶ対向配置です。
ステレオ効果が期待できるといわれているのですが、ブラームスでは、こんな箇所がおすすめです。

ビオラとチェロの旋律によりそうオブリガードが、1stVnと2ndVnが織りなすように書かれています。
客席で聴いたらどんな演奏効果がでるのか、楽しみです。

さて、浜響のバイオリンも1stと2ndではずいぶん雰囲気が違います。
筆者の主観ですが、1stは「孤高の演奏家」気質な人が多め、2ndは「みんなで頑張ろう」タイプが多めに見えます。
そんな様子も対向配置なら、よく見えてくるかもしれません。