2025.10.09
10月8日の練習
10/8は、道端大輝先生に、ショスタコーヴィチの交響曲第12番とボロディンの「中央アジアの草原にて」をご指導いただきました。
ショスタコーヴィチの交響曲第12番「1917年」は、タイトルの通り1917年のロシア革命をテーマとした作品です。
ロシア革命というと、池田理代子さんのマンガ「オルフェウスの窓」を思い浮かべます。
革命という理想に身を投じ、愛や友情、音楽を失っていく若者たち…
そんなことに思いを馳せながら演奏し……とは言えないような難しい譜面で四苦八苦していましたが、練習開始から、およそ2ヶ月経ち、練習の内容も、より細かいところにまで注意が及ぶようになってきました。この日の練習でも、「理不尽な苦しみに身を投じている」ニュアンスなどを感じることができたような気がします。
まだまだ演奏技術の方に必死になっていますが、音楽の物語の部分を表現できるよう精進していきたいと思います。
ところで、これを機に「オルフェウスの窓」を読み返したい衝動に駆られましたが、それよりもスコアを読むべし、と自粛して、演奏会終了後に読み返すことにします。ちなみに好きなキャラクターはアレクセイです。
プログラムの最初に演奏する「中央アジアの草原にて」は、ショスタコーヴィチの交響曲第12番とは、まるで対極にあると言えるような穏やかでのびのびとした曲です。
道端先生から、ボロディンの人となりが感じられる曲とのことで、ボロディンが医者だったことや学生から慕われていたことなどをお話しいただき、曲のイメージが広がりました。
さて、第19回ショパンコンクールに出場されている山縣美季さんですが、2次予選への進出が決まりました!!10月12日に登場予定です。
1次予選の様子は10/6のブログにリンク先が掲載されていますので、ぜひご覧ください。
(Va M)
