第92回定期演奏会〜ふたつのロミオとジュリエット〜
名称 | 第92回定期演奏会〜ふたつのロミオとジュリエット〜 |
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日時 | 2022年04月03日(日) 開演14:00 開場13:15 |
場所 | アクトシティ浜松 大ホール |
発売日 | 当日券は12:30より販売いたします |
主催 | 公益財団法人浜松交響楽団 |
ふたつのロミオとジュリエット 〜ロマンティックな調べ 〜
今回は、近代ロシアを代表する作曲家、チャイコフスキーとプロコフィエフが、シェイクスピアの不朽の名作「ロミオとジュリエット」を題材に書いた序曲と組曲を取り上げました。また、ソリストに長尾春花さんをお迎えし、コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲を演奏します。浜響が創るロマンティックな調べをお楽しみください。
指揮者は、浜響とは10回目の共演となる井﨑正浩さんです。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
指揮 井﨑正浩
ヴァイオリン 長尾春花
チャイコフスキー 幻想序曲「ロミオとジュリエット」
ベートーベン作曲:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス 第2番 ヘ長調 作品50(ヴァイオリンソロ:長尾春花)※
モンティ作曲:チャールダッシュ(ヴァイオリンソロ:長尾春花)※
プロコフィエフ 組曲「ロミオとジュリエット」より
※年初からの新型コロナウィルスの市中感染拡大、および、
コルンゴルトを楽しみにしてくださった皆様には深くお詫
独奏ヴァイオリンで歌われるベートーヴェンの美しい旋律と、ハンガリーで活躍されている長尾さんによる本場のチャールダッ
※当日券の販売は、4月3日12:30よりアクト大ホール・クロークにて行います。
※感染対策についてはこちらをご参照ください。
第92回定演の感染防止対策(HP掲載)
〜 曲目紹介 〜
チャイコフスキー 幻想序曲「ロミオとジュリエット」
荘厳な雰囲気の序奏、モンタギュー家とキャピュレット家の争いを描いた激しい第1主題、2人の愛のテーマを奏でる第2主題を経て、悲劇の結末へと向かいます。はかなくも美しい愛の物語を約20分間で見事に表現した名曲です。
ベートーベン作曲:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス 第2番 ヘ長調 作品50(ヴァイオリンソロ:長尾春花)
ベートーベンは、バイオリンとオーケストラのために2曲の「ロマンス」を作曲しています。今回取り上げるへ長調(第2番)は、ウイーンで作曲家として本格的に歩みだした20代後半(1798年)に作曲されました。甘美で美しく流れるような旋律は、恋愛的、あるいは穏やかで詩的なイメージを聴き手に与えます。
ベートーベンゆかりの街ウイーンとほど近いハンガリーに活動の拠点を置く、長尾さんと井﨑さん。今回はどんなロマンスを浜松で聴かせてくれるのでしょうか? お楽しみください。
モンティ作曲:チャールダッシュ(ヴァイオリンソロ:長尾春花)
チャールダーシュ(チャルダッシュ)は、「酒場風」という意味のハンガリー音楽ジャンルのひとつで、イタリアの作曲家ヴィットーリオ・モンティにより作曲されました。19世紀にはウィーンをはじめヨーロッパ中で大流行を極め、多くのジプシー楽団もチャールダーシュをレパートリーにしていました。
本場ハンガリーの空気を肌で感じているお二人が、浜響とともにどんな音楽を聞かせてくれるか、ご期待ください。
プロコフィエフ 組曲「ロミオとジュリエット」より
プロコフィエフはバレエのために「ロミオとジュリエット」を作曲しましたが、今回は作曲者自身によって書かれた3つの組曲より名場面を表現した曲を抜粋してお送りします。テレビでおなじみの「モンタギュー家とキャピュレット家」から始まり、2人の愛と別れ、悲劇の結末に至るまでをハイライトでお楽しみください。
〜 ゲスト紹介 〜
指揮/井﨑 正浩
1995年ブダペスト国際指揮者コンクール優勝。ハンガリーの国立オペレッタ劇場、
国立響、国立歌劇場管等を指揮。98年サヴァリア響の芸術監督兼常任指揮者就任、ハンガリー国立歌劇場デビュー。2000年ブダペスト・ニューイヤーコンサートを指揮。
読響、日フィル、東フィル、東響、東京シティ、九響等と共演。新国立劇場等のオペラでも手腕を発揮。ハンガリー・ソルノク市音楽総監督。09年ソルノク市立交響楽団の来日公演を成功させた。12年ロシア・ナショナル管弦楽団で客演指揮者としてモスクワデビュー。またベルリン交響楽団、デュッセルドルフ交響楽団への客演も行う。15年文化功労者に与えられる“カポシヴァーリ・ジュラ賞”、同年、現在民間人に送られる勲章の最上級勲位のひとつである”金十字功労勲章“を受賞。長年に渡るハンガリーでの活動により、令和2年外務大臣表彰を授与される。
ヴァイオリン/長尾 春花
掛川市出身。東京藝術大学、同修士、博士課程修了、博士号取得。リスト音楽院ヴィオラ科修士課程修了。
日本音楽コンクール、カンポキアーロ国際音楽コンクール、フレッシュ国際ヴァイオリンコンクール等にて第1位、ロン=ティボー国際音楽コンクール、仙台国際音楽コンクール、ぺカット国際コンクール等にて入賞。静岡県文化奨励賞、上尾市栄誉賞、松方ホール音楽賞受賞。2018年、NYカーネギーホールにて、F.ヴァッキのヴァイオリン協奏曲を演奏。
アイワ不動産イメージキャラクター、掛川お茶大使、キラリあげおPR大使。2016年よりハンガリー国立歌劇場管弦楽団コンサートマスター。
2019年よりリスト音楽院にて教鞭を執る。