第99回定期演奏会~激動の時代を生き抜く~

名称 | 第99回定期演奏会~激動の時代を生き抜く~ |
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日時 | 2025年11月30日(日) 開演14:00 開場13:15 |
料金 | 指定席¥2,000、自由席¥1,500、学生自由席(小・中・高)¥1,000 |
発売日 | 2025年8月31日(日) |
主催 | 公益財団法人浜松交響楽団 |
~激動の時代を生き抜く~
〜激動の時代を生き抜く〜
時を越え、文化や国境を越えて愛される名曲の数々。それはただ美しいだけではなく、その時代を懸命に生きた作曲者の想いが刻まれているからこそ、私たちの心を突き動かすのです。
2026年に創立50周年を迎える浜響が挑むのは、激しい時代の転換期に生きた作曲者たちによる、曲想が大きく異なる3作品です。メインには演奏機会が少ない難曲、ショスタコーヴィチの交響曲第12番を取り上げます。炸裂と静寂――オーケストラの醍醐味をご堪能ください!
指揮:阿部未来
ピアノ独奏:山縣美季(第5回浜響ソリストオーディション第1位入賞)
【曲目】
ボロディン:中央アジアの草原にて
ショパン:ピアノ協奏曲第2番
ショスタコーヴィチ:交響曲第12番
【前説コーナー】
SPAC所属俳優による前説コーナーがあります。
開演前(13時40分)1階ロビーにて
【曲目紹介】
ボロディン:交響詩「中央アジアの草原にて」
ロシアのアレクサンドル2世の皇帝即位25周年の祝賀行事のために作曲された標題音楽です。当時ロシアは中央アジアへの勢力拡大を進めており、その政治的背景を受けつつ、双方の民族交流が鮮やかにエキゾチックに描かれています。
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21
初恋の人への実らない片想いに悩む青年ショパンの想いが投影された、豊かな詩情とファンタジーを湛えたロマンティックな作品です。
特に、夢見るように美しい第2楽章は、「ピアノの詩人」の才能が遺憾なく発揮されています。
ショスタコーヴィチ:交響曲第12番「1917年」ニ短調 作品112
ソヴィエト政権が樹立された十月革命(1917年)と、その主導者レーニンを題材とした交響曲です。切れ目なく演奏される4つの楽章には、批判的な裏のメッセージを巧みに込める作曲者の隠れワザが随所に見られ、凄まじい気迫と強烈なエネルギーに満ちた傑作です。
【ゲスト紹介】
指揮/阿部 未来
東京音楽大学音楽学部音楽学科器楽専攻(ピアノ)卒業、同大学大学院科目等履修生作曲・指揮専攻(指揮)修了。指揮を広上淳一、船橋洋介、三河正典、時任康文の各氏に師事。また、飯森範親氏の薫陶を受ける。ロータリー財団国際親善奨学生としてドイツ、ドレスデンに留学。帰国後、神奈川フィル副指揮者、セントラル愛知響アソシエイトコンダクターを歴任。都響、東響、日本フィル、山響、仙台フィル、オーケストラ・アンサンブル金沢、神奈川フィル、静響、名古屋フィル、セントラル愛知響、大阪フィル、日本センチュリー、大響、京響、広響等各地のオーケストラに客演。2020年度山田貞夫音楽財団山田貞夫音楽賞並びに特選受賞。2024年度より名古屋音楽大学非常勤講師。
ピアノ独奏/山縣 美季(第5回浜響ソリストオーディション第1位入賞)
2002年鎌倉市出身。第89回日本音楽コンクールピアノ部門第1位。第44回ピティナ・ピアノコンペティション特級ファイナル入選。かながわ音楽コンクールでユースピアノ部門とピアノ部門の両方でコンクール史上初の同年二冠を果たす。第7期東京藝術大学宗次德二特待奨学生。 2022年シャネル・ピグマリオン・デイズ参加アーティスト。2022、2023年度ロームミュージックファンデーション奨学生。2023年度青山音楽財団奨学生。東京藝術大学卒業後、パリ国立高等音楽・舞踊学校第2課程ピアノ科に在籍中。Hortense CARTIER-BRESSON、Fernando ROSSANO、東誠三、日比谷友妃子の各氏に師事。
チケット情報
指定席¥2,000、自由席¥1,500、学生自由席(小・中・高)¥1,000
※6歳未満のご入場はご遠慮下さい。
※当日券販売開始12:30
2025年8月31日(日)