バイオリン小品曲のご紹介

2022.03.20

バイオリン小品曲のご紹介

こちらでご連絡しましたように、ヴァイオリン長尾さんとの共演曲が変更となりました。
曲目のご紹介をいたします。

●ベートーベン作曲:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス 第2番 ヘ長調 作品50
ベートーベンは、バイオリンとオーケストラのために2曲の「ロマンス」を作曲しています。今回取り上げるへ長調(第2番)は、ウイーンで作曲家として本格的に歩みだした20代後半(1798年)に作曲されました。甘美で美しく流れるような旋律は、恋愛的、あるいは穏やかで詩的なイメージを聴き手に与えます。
ベートーベンゆかりの街ウイーンとほど近いハンガリーに活動の拠点を置く、長尾さんと井﨑さん。
今回はどんなロマンスを浜松で聴かせてくれるのでしょうか? お楽しみください。

●モンティ作曲:チャールダッシュ
チャールダーシュ(チャルダッシュ)は、「酒場風」という意味のハンガリー音楽ジャンルのひとつで、イタリアの作曲家ヴィットーリオ・モンティにより作曲されました。19世紀にはウィーンをはじめヨーロッパ中で大流行を極め、多くのジプシー楽団もチャールダーシュをレパートリーにしていました。
本場ハンガリーの空気を肌で感じているお二人が、浜響とともにどんな音楽を聞かせてくれるか、ご期待ください。

■ヴァイオリン独奏:長尾春花

掛川市出身。東京藝術大学、同修士、博士課程修了、博士号取得。リスト音楽院ヴィオラ科修士課程修了。
日本音楽コンクール、カンポキアーロ国際音楽コンクール、フレッシュ国際ヴァイオリンコンクール等にて第1位、ロン=ティボー国際音楽コンクール、仙台国際音楽コンクール、ぺカット国際コンクール等にて入賞。静岡県文化奨励賞、上尾市栄誉賞、松方ホール音楽賞受賞。2018年、NYカーネギーホールにて、F.ヴァッキのヴァイオリン協奏曲を演奏。
アイワ不動産イメージキャラクター、掛川お茶大使、キラリあげおPR大使。2016年よりハンガリー国立歌劇場管弦楽団コンサートマスター。
2019年よりリスト音楽院にて教鞭を執る。