2019.07.20
イスラメイ
2019.07.19
FM Haro!「浜松交響楽団のラジオdeオーケストラ!」 次回の放送
毎週お届けしている浜響のラジオ番組「浜松交響楽団のラジオdeオーケストラ!」
個性豊かな浜響団員が、オーケストラの名曲をお届けします!
7月は、クラシックビギナーさんに向けて、オーケストラを深掘り!
ラストを締めくくるのは、見た目にもオモシロイ打楽器群。
一発で音楽をガラリと変えるティンパニは第二の指揮者。
そして、打楽器といっても叩くだけじゃない!
あんなモノやこんなモノまで楽器にしちゃう「芸人」なのです。
放送は FM Haro! 76.1MHz、および公式Webサイト(⇒こちら)より、視聴可能です。
【浜松交響楽団のラジオdeオーケストラ!】
放送時間:毎週金曜日 14:15〜14:30
メインパーソナリティ:FM Haro ! 野相 悠 (のあい はるか) さん
提供:浜名梱包輸送(株)
♪第17回「クラシックビギナーさんに向けて、オーケストラを深掘り!」
7月26日(金) 14:15〜14:30
出演:井上 直文(浜松交響楽団フルート奏者)
放送曲: ベルリオーズ / 序曲「ローマの謝肉祭」
2019.07.14
祝福の音楽
“蜜蜂の羽音は、世界を祝福する音”
“耳を澄ませば、こんなにも世界は音楽に満ちている”
―恩田陸『蜜蜂と遠雷』より
浜松で3年に一度開催される、浜松国際ピアノコンクール(浜コン)。
小説『蜜蜂と遠雷』で描かれる「芳ヶ江国際ピアノコンクール」は、この浜コンがモデルになっていると言われています。コンクールへのエントリーから本選までが、出場者、審査員、取材者、コンクールを支える人、出場者を見守る人、いろいろな視点から描かれ、地元民ながらまだ浜コンを一度も見たことのない(!)筆者のような者でも、「ああ国際ピアノコンクールってこういう感じなんだなあ」というのが想像できるような作品になっています。
今回「夢に追いかぜコンサート」で共演するジャン・チャクムルさんは、昨年開催された第10回浜コンの優勝者です。
『蜜蜂と遠雷』には、コンクールの出場者として風間塵という、特異なキャラクターの少年が登場します。
養蜂家の家で自然と共に育った彼は、天性の音楽的才能とピアノ演奏の技術で、コンクールの関係者たちにさまざまな形で刺激を与えていきます。「蜜蜂」や「遠雷」も直接的には彼に由来する言葉です。
「音楽を外の世界に連れ出すんだ」
彼にピアノを教えてくれた先生との約束を、ひたすらに守ろうとする塵。果たして彼は、コンクールの破壊者なのか、それとも・・・。
解説を書かれている編集者の方によると、チャクムルさんの浜コンでの演奏には、「風間塵的なるもの」を感じたとのこと。しかも、今回私たちと演奏するのは、風間塵が芳ヶ江国際ピアノコンクールの本選で弾きたかった、シューマンのピアノ協奏曲(写真は海老原先生のスコア)。
チャクムルさんが、私たちと一緒にどんな音楽を生み出してくれるのか、今からとても楽しみです!
『蜜蜂と遠雷』の物語がどんな結末を迎えるかは、ぜひ本を手に取ってご覧ください。
B
2019.07.12
FM Haro!「浜松交響楽団のラジオdeオーケストラ!」 次回の放送
毎週お届けしている浜響のラジオ番組「浜松交響楽団のラジオdeオーケストラ!」
個性豊かな浜響団員が、オーケストラの名曲をお届けします!
7月は、クラシックビギナーさんに向けて、オーケストラを深掘り!
今回は、弦楽器の後ろにずらーっと並ぶ管楽器をフューチャー。
フルートは金属でできているのに木管、なんで?
トロンボーンは19世紀以前の曲に無い、なんで?
などなど、フシギの数々をわかりやすく解説します。
放送は FM Haro! 76.1MHz、および公式Webサイト(⇒こちら)より、視聴可能です。
【浜松交響楽団のラジオdeオーケストラ!】
放送時間:毎週金曜日 14:15〜14:30
メインパーソナリティ:FM Haro ! 野相 悠 (のあい はるか) さん
提供:浜名梱包輸送(株)
♪第16回「クラシックビギナーさんに向けて、オーケストラを深掘り!」
7月19日(金) 14:15〜14:30
出演:井上 直文(浜松交響楽団フルート奏者)
放送曲: レスピーギ / 交響詩「ローマの松」
2019.07.08
チャクムルさんのメンデルスゾーン
2019.07.06
3月の演奏会のソリストは!?
木曜日は、長尾春花さんと實川風(じつかわかおる)さんのコンサートへ♪
私の大好きなバッハの無伴奏と、私の大好きなブラームスのソナタの演奏は、腰が抜けるほどステキでした。さらにアンコールは私の大好きなハンガリーをイメージしてブラームスが作ったハンガリー舞曲、それも4曲!
まだあとシリーズ4回続くので、ぜひ、みなさんも。
さて、なぜ浜響ブログで取り上げたかと言いますと、、、
浜響3月15日の演奏会のソリストを長尾さんが引き受けて下さっているからです!!ありがとうございます。
曲についての密談などもしながら、はやく浜響に来る日がこないかなーと待ち遠しくなってしまいました。
そして、ピアノ實川さんも、いつか浜響に来て欲しいなぁーと野望を抱くのでした。。。
2019.07.06
FM Haro!「浜松交響楽団のラジオdeオーケストラ!」 次回の放送
毎週お届けしている浜響のラジオ番組「浜松交響楽団のラジオdeオーケストラ!」
個性豊かな浜響団員が、オーケストラの名曲をお届けします!
7月は、クラシックビギナーさんに向けて、オーケストラを深掘り!
2回目は、弦楽器についてご紹介します。
オーケストラの醍醐味といえば、やっぱり弦楽器。
ステージの目の前にズラッと並んで貫禄たっぷり。
音が高い、低い、だけじゃない!それぞれの役割は?
演奏会の聴き方が変わる、豆知識が満載です!
放送は FM Haro! 76.1MHz、および公式Webサイト(⇒こちら)より、視聴可能です。
【浜松交響楽団のラジオdeオーケストラ!】
放送時間:毎週金曜日 14:15〜14:30
メインパーソナリティ:FM Haro ! 野相 悠 (のあい はるか) さん
提供:浜名梱包輸送(株)
♪第15回「クラシックビギナーさんに向けて、オーケストラを深掘り!」
7月12日(金) 14:15〜14:30
出演:井上 直文(浜松交響楽団フルート奏者)
放送曲: チャイコフスキー / 交響曲第5番 第4楽章
2019.07.04
ピアノ協奏曲の練習 7/3
本日は、海老原先生の3回目の練習で、シューマンのピアノ協奏曲でした。
本題に入る前に、、、
年をとると涙腺が緩んでくる、とはよく聞く話です。
私もその例に漏れないのですが、若いときから涙なしに見ることができないドラマが2つありました。
世間ではまずフランダースの犬が挙げられると思いますが、残念ながら私はあまり見ていなかったので、2つの内には含まれません。
1つは巨人の星の最終回。純朴な飛雄馬の姿に何故か涙が溢れてしまいます。
もう1つはウルトラセブンの最終回。「僕は地球人じゃないんだ」というあのセリフ、それに続く衝撃的な音楽。それがシューマンのピアノ協奏曲と知ったのは、ウルトラセブンの本放送の最終回を見てから5年以上は経過していたと思います。
私と近い世代の方々は、シューマンのピアノ協奏曲=ウルトラセブンの最終回という印象が拭えない方が多いと思います。
今回はそんな感慨深いピアノ協奏曲を取り上げるわけです。
しかし、海老原先生の練習はそんな感傷に浸る暇もないほど、厳しい中にもテンポの良い練習です。
今日の練習で一番印象に残ったことは、次の音のタイミングを考えるよりもその前の音をどこまで伸ばすかを考えなさい、ということです。
確かにその方が音が伸びやかになる気がします。今回はその点に十分注意して練習していきたいです。
もう1つは、付点のリズムを正しく取れないから、とりあえず後ろに寄せておけという演奏はやめてください、というものです。痛いところを突かれます。
リズム正しく演奏できる練習が必要です。
しかし、海老原先生の練習では短時間のうちにみるみるオケが揃っていきまるで、図形ソフトの整列処理行っているかのようだな、と思いながら練習に臨んでおりました。
演奏会本番まで1ヶ月を切ってしまいました。
お陰様でプレーガイドではチケット完売と伺っております。
団員分のチケットもなくなってしまい、チャクムルさんの人気の高さが伺えます。
その期待を裏切らない演奏ができるよう、頑張れねばなりません。
皆様のご来場お待ち申し上げます。
末筆ながら、直前のブログにもありましたように、先週、私達の大切な仲間を失ってしまいました。関さんのご冥福をお祈りいたします。
(ち)
2019.07.03
追悼
6月25日、私たちは大切な仲間を一人、失いました。
チェロパートに在籍されていた関 貴志さん、享年59歳。
病気療養のため今年初めに浜響を退団されましたが、私たちにとってかけがえのない仲間であることに、変わりはありません。
関さんが入団するきっかけとなったのは、2014年に開催された「宮川彬良&ACT CITY POPS Orchestra」でご一緒した際、私が浜響にお誘いしたことでした。コンサート終了後すぐに、入団希望の旨のご連絡をいただき、私たちの仲間になってくれました。
あれから約5年。
もっと前からずっと一緒に演奏していた気がするけれど、実はまだ5年しか経っていなかったことに、少し驚いています。
もともとユーフォニアム・トロンボーン奏者で、チェロ弾きとしてはレイトスターターだった関さんにとって、浜響の練習は決して楽しいことばかりではなかったはずですが、そんなことは一切顔に出さず、いつもニコニコしてみんなを和ませてくれました。私もこれまで、関さんの笑顔にどれだけ助けられたか分かりません。
昨年の第85回定期演奏会の練習を進めていた頃に入院されてからも、治療を受けながらできる限りチェロを練習していたと聞いて、本当にチェロを、そして音楽を心から愛している方なのだと感じました。演奏会も何とか元気に出演できて、まさかこれが関さんとの最後の共演になるなんて、私たちの誰も思いもしなかったことでした。
関さんを失った悲しみから立ち直るには、まだもう少し時間がかかりそうです。
でも、関さんの愛した音楽を、より良い演奏をお客様にお届けするためにも、私たちは前を向いて進まなければなりません。
今度の演奏会は、関さんへの想いをこめて、演奏したいと思っています。
関さん、今まで本当にありがとうございました。どうかこれからも私たちを見守っていて下さい。
私たちも関さんのこと、ずっと忘れません。
昨年末、関さんから退団のご連絡をいただいた際の、メールの一文です。
「浜響の皆様、短い期間ではありましたが、私にとって一生の思い出になりました。本当にありがとうございました。」
関 貴志さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
チェロ 久米明子
(写真は、宮川彬良&ACT CITY POPS Orchestra出演者全員のサインボード。真ん中一番下に、関さんのサインもあります)
2019.07.02
Let ‘s dance with イスラメイ !
イスラメイ 、ピアノ界では、最も演奏するのが難しい曲の一つで有名です。
このような曲、オケ奏者の私達にとっては聴くだけで済むはずだったのですが、、、
なんとまぁ、オーケストラ編曲版が存在し、数々の選曲の関門をくぐり抜け、気がつくと手元に楽譜が届いているではありませんか!
臨時記号で真っ黒な譜面を見るだけでめまいが・・。
が、毎日毎日練習するうち、いつしか、その怪しげなイスラム音階に取り憑かれ、なんとなーく暗譜で弾けるようになってきました。
さて、第2回海老原先生のスパルタ特訓は、イスラメイから。
この日のために地道に取り組んできた成果を発揮する時です!
海老原先生曰く。
当時のロシアで、バレエで使うためにオケ版を作ったよ。
物語の登場人物は三人。
ある奥さまが不倫相手との恋のため夫を毒殺しようとして、でも夫はそれを知っていて・・ドロドロ。
(ファミリーコンサートなのにすいません)
さらに海老原先生は、踊りながら、
速い所は踊りの音楽で、
中間部のロマンチックな所は背徳の恋?!の音楽だよ。と。
そんなこんなで、浜響の演奏も、
イスラメイ =超絶技巧を見せびらかす曲
↓
イスラメイ =超のりのりダンスミュージック&ロマンチックな恋の音楽
に、生まれ変わりました(予定)!
P.S.写真は、芸大の同級生なかよし、汗だく海老原先生とトレーナーの長瀬先生。
浜響に以前ソリストで来てくださった初鹿野さんも同級生だそうで、いつか三人で浜響で共演してもらえたらめちゃ楽しそうです。
ちびO