今回の練習は田尻先生の練習で本番追い込みモードの練習でした!
この日はJ.シュトラウスIIの「こうもり」序曲と、ベルリオーズの幻想交響曲1、4、5楽章でした。
基本に立ち返って、音楽の方向性のすり合わせなどを行い、充実した練習ができました。
その中で田尻先生は「ベルリオーズは管弦楽法という歴史的な本を書いたくらいオーケストレーションに秀でていました。彼の音符には無駄なところは一切ないはずです!!!みなさん、その効果がでるように細かいところも今一度見直して、頑張って仕上げて行きましょう!」とおっしゃっていました。
細かい所、もう一度しっかり見直さねばですね。
そう、ベルリーオーズは「管弦楽法」を書いたことでも有名です。(後からリヒャルト・シュトラウスが加筆。リヒャルトはベルリオーズを「本当の意味での天才」と称し、シュトラウスの交響詩<<ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら>>におけるティルの裁判と処刑の場面でベルリオーズの幻想交響曲第4楽章へのオマージュを書いているそうです。)
その「管弦楽法」の序文で「音楽の大海を発見するには長い時間が必要であり、舵を操る方法の会得はさらにその先である。」とベルリオーズは書いています。
一朝一夕では素晴らしい演奏はできないですよね。
そんな言葉を胸に、皆様に素晴らしい音響を届けられるように、そして素敵な演奏会になるようにあと約2週間、最後まで日々コツコツ演奏会に向けて頑張ります!!!
そんな私たちの演奏、聴きにいらしてくださると嬉しいです♪
12月4日、アクトシティ浜松大ホールでお待ちしております♡
(びびびよら弾き M.A.)
昨日は日曜日の集中練習でしたが、
場所は雄踏文化センターのホールといつもと違った雰囲気での練習でした。
そんな練習の中、幻想交響曲の2楽章の練習を始めようとしたところ、井崎先生はこの楽章でハーモニーを奏でる2本のハープ奏者の配置を巡って様々なエピソードを話始められました。
(この日はハープ奏者の方は不在でした)
オーケストラのど真ん中に配置して、ハープ奏者は周りの管楽器が演奏している間、出番がない1楽章を生きた心地をしない気持ちで見守り、2楽章の出番が終了すると楽器をそのままに舞台裏に奏者が身を引くパターンや、指揮者の両脇に2本のハープが配置される珍しい配置などがあるそうです。
ちなみに通常は舞台をを正面に左奥に2本並ぶことが多いですが・・・
同じ曲を演奏するにも様々な工夫があり、弦楽器であっても左から1stバイオリン、2ndバイオリン、ビオラ、チェロと配置することが
多かったりしますが、これはあくまで録音技術が発達していない時代に各弦楽器の音をしっかりと録音することを可能にした配置だそうです。
古典的には対向配置といって1stバイオリンと2ndバイオリンが指揮者の両脇に配置され、チェロとビオラが配置されていました。
スペースが限られるオペラ演奏時のオーケストラピットでは必ずしも1stバイオリンがいつもの場所に配置されないこともあるそうです。
こんなことを考えながらお話を聞いてまして、井崎先生もちょっと変わったハープ配置を試したそうでしたが、結局指揮者の独り言として、2楽章の練習がスタートしました。
本番は12月4日の日曜日。
アクトシティ大ホールでお会いしましょう。
9日は、田尻先生によるtuttiでした。
ピアノコンチェルトと幻想交響曲の2・3楽章。
指揮者を挟んで対向配置にある1stヴァイオリンとヴィオラ、「前だけでなく後ろのプルト同士がもっと息を合わせて!」と言われ…一番後ろに座っていた私(ドキッ!!)
当たり前ですが、どれだけ距離が離れていても、同じパート、同じメロディ、一緒に演奏しているパートが揃っていないときれいなハーモニーは奏でられません。難しい…。
音符ひとつひとつの感じ方、音色、フレーズ感など、とても丁寧に指導していただき、徐々に団員同士でそれを共有できるようになっている気がしました。
基本的に週1の練習ですが、本番まで1か月を切ったということで、今週末は土日も練習があります。寒さに負けず、がんばります!
(まだまだ若手のVn.MM)
2016.11.05
世界音楽の祭典に出演しました!
世界音楽の祭典の11/3のコンサートに出演させていただきました!
一部は、浜松出身の作曲家である佐藤賢太郎さんの合唱作品
二部は、ポーランドと韓国の合唱団
三部は、佐藤賢太郎さんのオーケストラのためのピーターパン、合唱とオケでフェニックス
今回の浜響は、ジュニアオーケストラ浜松との合同で、佐藤さんの美しい夢のような音の世界を演奏しました。
そして、写真は最後の全員での浜松市歌です。
中ホールが音楽でいっぱいになりました!
素晴らしい機会をありがとうございました!
本日の井﨑先生tuttiより、最後列左端からの眺め。
今回のプログラム、オーケストラにはとても珍しく この楽器が2本登場します。演奏者は、なんと2人とも正団員(普通のオケでは、大抵1人はエキストラ)。
せっかく毎回の練習に2本揃うのだからと、ピッチと音色を合わせることに拘り始めたら、なんだか時間はいくらあっても足りません(@_@;)
他パートとのバランスを見ながら、合奏中にも ブレスの位置や運指をそれぞれ試行錯誤してみたり。
ただ今日は、そこに気が行き過ぎて予備拍が疎かになると、もしかして演奏が「ぬるく」なってしまう?と、少しドキリ。
曲中、先生に「せーの!」と気合いを入れていただくと、とても合う。「ぬるく」ならない。
実はこの「ぬるさ」、先週の分奏でも とても苦戦したワードで。
「せーの!」の掛け声を、毎回 吹き始める前に確実に脳内再生できたら、ぬるま湯 脱却できるかなぁ。。
そのためにも、やっぱり譜面は覚えてしまわなければと、反復練習の大切さを思うのでした。
(TuAC)
バイオリンを大きくした楽器、足で挟んで弾く楽器、と筆者が大学時代は説明を要していた楽器「チェロ」も、昨今はかなり認知度が高くなってきてうれしい限りです(低かったのは私の周りだけかもしれません)。
そんな「チェロ」は、音域が人の声に一番近い楽器といわれ、オケではよく、「ここぞ!」というところでメロディがやってきます。うっとり系だったり、禍々しい系だったり…。基本、オケでは低音楽器の悲哀に甘んじつつ、この「ここぞ!」のために命を懸けているのはどんな人たちなのか…。
筆者の大学時代は、先輩からチ「エロ」パートと飲み会ではからかわれ、部内の変態パートランキングに上位に食い込むなど、チェロパート=酒豪・変態の集まり、と教育(洗脳ともいう)を受けてきましたが、ところがどっこい、浜響のチェロパートはパートリーダーやトップを筆頭に紳士・淑女の集まりです。あいさつは「ごきげんよう」(嘘)、執事がいたりいなかったり…(嘘です、一般ピーポーです)。課外授業が好きで、新しいパート員が入団すると歓迎会(飲み会)を催したり、ソリストがチェリストだったりするとソリストを囲む会(飲み会、しかも複数回)を催したり…。
そんなチェロパート、実際どんなパートなんだろう…。興味出てきましたよね?ね??
見学や入団、いつでもお待ちしております!ぜひ!!ぜひ!!!
4本の弦を弓で擦ったり指で弾(はじ)いたりして音を出す弦楽器。その中で最も小さく、高音域を受け持つのがヴァイオリンです。「楽器の女王」とも呼ばれるほど、多彩な音色を出すことができるヴァイオリン。弾いてみたいなぁ~と憧れたことがある人も多いのではないでしょうか?(団員アンケートによると、管・打楽器の人が他にやってみたい楽器No.1☆)
ヴァイオリンパートは、オーケストラの中で最も人数が多いパートです。そのため、主に旋律を受け持つことが多い「1stヴァイオリン」と、ハーモニーや細かな動きで支えることが多い「2ndヴァイオリン」に分かれて演奏します。
浜響のヴァイオリンパートは、20代から70代まで幅広い年齢層で、職業、経験値、個性も様々。メンバーの入れ替わりも他のパートより多いです。にも関わらず、音程もボーイングも音色もぴったり(…合うことを目指しています)!!
メロディーはもちろん、左手がどうかなりそうな高音も、両手がどうかなりそうな速いところも、(管・打楽器の音に消されてしまうところも、)めげずにがんばります。そして、舞台の前方から美しい音楽をお届けします♪
2016.10.13
ピアノ協奏曲・幻想交響曲1&5楽章
10月12日の練習の前半は、ショパンのピアノ協奏曲でした。
今回は、今まで一般的に演奏されることが多かった版ではなく、ショパン・ナショナル・エディション(エキエル編纂)の「コンサート・エディション」という版を使います。最近のショパンコンクールでもこの版が使われているそうです。
見かけは、印刷がきれいで見やすい譜面だったのですが、練習してみてびっくり!!
あちこちにこまかいフェイントや今までになかったメロディーが散りばめられています…。
譜面を見比べて、違う所にマークをつけてみたら、ざっくり約50か所もありました…。
音符が激減して休みが多くなったパートもあったり、リズムが変わって演奏しやすくなったパートもあったり、悲喜こもごもですが、ショパンは演奏回数が多いだけに、いつもと違うことに戸惑います。。
でもその分、かなり新鮮な気持ちで練習に取り組んでいます☆
練習では、井崎先生から、この版を使う意義を聞き、謎だらけだった譜面が解きほぐされていきました。
そして、数々の「トラップ」を仕掛けてくださいました♪
いつもとちょっと違う演奏をお楽しみに!
後半に練習した幻想交響曲は、作曲者ベルリオーズの失恋について描かれたもので、各楽章に標題が付けられています。
1楽章は「夢・情熱」、5楽章は「魔女の祝日の日の夜の夢」というタイトルがついています。
1楽章では、牧歌的に奏でられた恋人のモチーフが、5楽章では魔女たちの饗宴の場面で現われたり…。
全編に渡りストーリーは情熱的でサイケデリック、そして、楽器もたくさん使います。
ティンパニも2セット出てきて大活躍!!
珍しいことなので、ついつい見てしまうのですが、本番は見ません(-_-)
後半はあまり時間がありませんでしたが、指示されたことが少しずつ実現できるようになってきたような気がします。
とは言っても課題は尽きず、攻略しなければならない箇所も多々あり、次回までにもっと頑張ろうと思ったところで時間切れとなりました。
(vaM)
2016.10.05
定期演奏会本番まであと2ヶ月
10月に入りましたね。
オーケストラ教室も終わり、定期演奏会にむけて、再び全力投球です!
いつのまにか、演奏会の本番まで2ヶ月をきりました。
残りの練習も、数えてみればあと10回をきっています…!
だんだん曲が体に入ってきた感じがしてきたので、ここからまた一段レベルを上げていけるよう頑張りたいと思います!
(Fl.A.A)
県西部の学校や公民館へ、フル編成のオーケストラがお伺いするオーケストラ教室。
今回は、天竜恊働センター。広い体育館がほぼ満席でした。
今回の目玉は天竜中学校の吹奏楽部との共演!
生徒さんたち皆さんとても礼儀正しく、すれ違うたび大きな声で挨拶。
みんなで歌おうコーナーのビリーブも美しい声で歌い、
ヤマトの合同演奏では中学生とは思えない立派なサウンド。
わたしが中学生の頃を思うと、、、ううっ。
今からでも遅くないかな?
日々精進しなければと思いました。
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