2025.11.16
ご縁を大事に
練習も追い込みに入っていきます。
さて、はまきょうはご存じの通りアマチュアオーケストラですが、
はまきょうは全日本アマチュアオーケストラ連盟(通称JAO)
そんなJAOが毎年主催するJAO加盟オーケストラのメンバーが
2025.11.16
さて、はまきょうはご存じの通りアマチュアオーケストラですが、
はまきょうは全日本アマチュアオーケストラ連盟(通称JAO)
そんなJAOが毎年主催するJAO加盟オーケストラのメンバーが
2025.11.12
2025.11.11
2025.11.10
2025.11.09
2025.11.09
2025.11.07
2025.11.06
ショスタコーヴィッチの交響曲12番の練習も佳境に近付いてきました。
毎回変わる指揮者の方たちの仰ることも随分とベクトルが合っているので、すごいなと思います。
べたなロシア風にはビブラートの入ったラッパと最後まで抜けない羊羹のようなテヌートで、案外それっぽくなるかもしれません。
でもそういう演奏をしたい訳じゃなくて、そっちに心は傾いているけどあくまでドイツ風で真っ赤ではない音楽がしたいのです。
ショスタコーヴィッチの証言という怪しい本を読んだことがあるけど、かなり作曲家に身辺に危険が迫る内容でした。
内容は体制に対するネガティブな気持ちが赤裸々に書かれていた記憶があります。
家族をひたすら大切にしていた作曲者だけど、交響曲13番などは相当に危ないことをしていた。
なのでこういう本を書いてもおかしくはないと思っていたが、どうやらでっちあげ本というのが真相みたい。
だからロシア風な演奏も良いけど、作曲者は真っ赤なもろにロシアな演奏を望んではいなかったと想像します。
(かつてバーンスタインが交響曲5番をNYフィルを振った腰の軽い演奏に感激して、作曲者が舞台に行って指揮者をハグしました。
人を食ったような演奏が嬉しかったようです。その話を聞いてCDを買ったら、本当に腰の軽い演奏で少し拍子抜けしました。)
ベクトルは合っているので演奏者側に支障は無いけど、個性は立っていて大変に面白く練習ができます。
それぞれの指揮者の方たちと本番してみたい気持ちになりました。
12番は拍子の変化が多くと唐突で最初は戸惑いも多かったけれど、慣れると変拍子が快感になってきました。
良く知らない頃は後期の交響曲の中ではやり易そうな曲と何となく感じていました。
というのもCDの全集で聴いていたので11番と13番の間で聴いたので、当時は案外シンプルな曲という印象でした。
やってみるとトンデモないことで、大変に大変な曲でした。
すごく速い本番になるんじゃないか?と少し心配してますが、期待半分です。
21世紀の少し前からCDを多く買うようになりました。最初はショスタコーヴィッチの交響曲全集でした。
ルドルフ・パルシャイ指揮のケルンですが、このCDを買ったきっかけは、某新聞の夕刊の文化欄でした。
吉田秀和さんがこの演奏を褒めていて、最後に「驚くことにこの全集は2000円くらいで買えます。」と書かれていたのです。
確かにとても演奏も良くベタなロシア風ではなく、とはいえ背広きているようなシュンとした演奏ではありませんでした。
これに味をしめて予算月5000円で毎月10~20枚のCDを買い込んでいました。当時は通勤と遠い工場への通いで車内で聴きました。
今でも自動車はCDを聴くための空間と思っていますが、この頃の新車はCD聴けないクルマばかりのようですね・・・・
今のクルマを最後まで乗り続けようと思っています。
Vc TK
2025.11.03
2025.10.31
弦楽器のトップ(首席奏者)がステージのどこに座っているか、ご存知ですか?
各パート、一番前の席に注目してみましょう。でも、二人ずつ座っていますよね。
客席から見て左のパート(バイオリン)は指揮者から見て左側、右のパート(チェロ、ビオラ、コントラバス)は指揮者から見て右側、つまりより客席に近い側にトップがいるのが一般的です※。
浜響では、チェロトップのNくんは指揮者から見て左側に座っています。だから事情をよく知らない指揮者の場合、隣の人(トップサイド)がトップと間違われることが時々あります。なぜ左側なのか、理由は正直あまりよく分からないのですが、隣に座るといつもと逆になるので、楽譜がややめくりにくいのが難点です。
どんな曲でも、超目立つどソロでも、難なく弾きこなしてしまう凄腕のNくんですが、彼がこよなく愛しているのが、第99回のメイン、交響曲第12番「1917年」を作曲したショスタコーヴィッチ。
「僕、大好きなんですよ!」と、練習の時もこぶしを握り締めて語りかけてきます。
・・・うん、知ってる。だってこの曲の練習になると、全身に「好き!」のオーラがにじみ出ているのが、傍目にも分かるほどだもんね。
1917年は、ロシア革命が起こった年。交響曲第12番は、この1年間に起きた出来事が題材となっています。
Nくんはこの曲に取り組むにあたり、何冊もの文献にあたったそうで、今回のプログラムの曲目解説も担当しています。
「(楽譜を指さして)・・・ここは巡洋艦アヴローラが砲撃をして、みんなで向かって行くぞ!というところなんですよ(・・・以下長すぎて略)」
普段はどちらかというと内向きというか、寡黙なNくんですが、自分が好きなことや面白いと思ったことになると、急にびっくりするほどの熱量で滔々と語り始めるので、・・・あ、これはこのまま休憩時間終わっちゃうパターンだな・・・と思いつつも、こちらも思わずひきこまれてしまいます。そのぐらい、知識が豊富な彼の話は、とても面白いのです。
チェロが上手なだけではなくて、こういうところも、彼の魅力なんだろうなと話を聞きながら思います。・・・まあ本当は、彼ぐらいきちんと曲の背景まで自分で勉強しないと、ダメなんですけどね。いや、それ以前にもっとうまく弾けるようにならないと・・・。
演奏会当日は、そんなNくんの熱い演奏と、彼の渾身の曲目解説をどうぞお楽しみに!
Vc AK
※楽器の配置は曲や指揮者によって変わることがあります。
写真提供:株式会社フォトGT 高橋五郎スタジオ Copyright 2017 Hamamatsu Symphony Orchestra. All Rights Reserved.