人生初チャレンジのブラ2

2023.11.11

人生初チャレンジのブラ2

「ブラームス2番は何回もやってそうに見える!!」といわれる自称遠州灘の波小僧の私ですが、実は…初チャレンジです。
今回の演奏会に向けた集中練習中に、私は誕生日を迎えます。すでに成人式を2回どころか、半世紀プラス数年経ちますので、お祝いだとかプレゼントとかはどうでもよいのですが?!この歳でブラ2初、というのは感慨深いものがありますね。
中2の秋、ブラームスの師であるシューマンのピアノ曲を聴いてとりこになり、そこから音楽への興味が広がった私。高校では是非オーケストラにチャレンジしたいと思いそれがかなう高校へ何とか入学。大学でもオケを続けていく中で、ブラームスの1番や3番、4番にチャレンジすることはできたのですが、2番は何故か縁がなかった…。浜響でも演奏してるんじゃないの?と思われる方、いますよね?そうなんですが、私はその時に諸事情により休団してるんですね、それもそのタイミングばかりで…。
ですから、今回やっとチャレンジできてホントに嬉しいです。いぶし銀のセカンドバイオリンにはおいしい副旋律がたっぷり!特に華やかな主旋律と同時に細かく動いて演奏を盛り立てる4楽章前半のメロディーが大好き。(画像参照)ここを弾く度に、ブラ2にチャレンジできてよかったなぁ、とニヤニヤしてしまいます。(本番当日、探してみてください)
誕生日が集中練習。そしてオケを始めてほぼ30年。演奏スタイルも馬車馬の様に突っ走り、おーい戻ってきてくれぇ!と当時のトップに言われていた感じから、あっ、今、あのパートと連携してるな、この響きいいな、と周りを見渡すように自分自身も変化しました。集中練習前半の土曜日は、チャイコフスキーのビアノ協奏曲と「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲の練習。松澤碧ティナさんのピアノ、圧巻でした!!こんな素敵なプログラムで臨む今回の演奏会。思い出深いものにしたいです。
聴きにきてくださる皆様にも、素敵な思い出になるように、まだまだ練習に励みます!!

2023.11.10

管打楽器分奏 〜大事なこと〜

今週は分奏週間

木管・金管・打楽器は井上先生に分奏をみていただきました。

オーケストラプレイヤーである井上先生の言葉からは、毎回沢山の貴重な気付きを頂いています。書いたら勿体無いからここでは挙げませんが(笑)楽譜のどんな音にも意味があり、それを見出したりイメージしたりできたら今より何倍もいい音楽ができるのだろうと思います♪

“いいオケは意味のない音が少ない”
なるほど!!
ブログ記事を書くのはここまでにして、イメトレしてきます!!(え?記事の手抜き?そんな事は…もごもご…)

それでは、11/26アクトシティ浜松大ホールでお待ちしています!!

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2023.11.06

オペラの合唱を体験しませんか?

アクトシティ浜松大ホールの舞台でオペラの合唱を体験しませんか?

第8回浜松市民オペラ「音詩劇 かぐや」 合唱メンバーを募集しています。

第8回浜松市民オペラ実行委員会は、2024年9月に開催する「音詩劇 かぐや」公演に向け、出演する合唱メンバーを募集いたします。
合唱経験のない方、楽譜を読むのが苦手な方もふるってご参加ください。
11/30締め切りです。

合唱メンバー募集要項

2023.11.02

「ブラ2と来れば思い出す」

ブラームスの交響曲2番は個人的にすごく思い出深い曲であります。
もう40年以上も前のことですが、晴れて大学生となった私はコントラバスを抱えて大学のオーケストラに入団しました。
コントラバスは中学生の時からの付き合いで、ベートーベンの「運命」の第3楽章がやりたくて仕方がありませんでした。
大学のオケは、初めての本格的なオーケストラという訳で、弓順とか新鮮でした。
入ったばかりで、ベートーベンの交響曲3番にをやりました。
第4楽章のコントルダンスのところは、コントラバスはお休みですが、チェロはなんだか楽しそうな楽譜でした。
似たようなパートだと思っていたら、トンでもないことでチェロは美味しいところをがっちりと抱えていました。

新入生歓迎コンパはチェロと合同でチェロの先輩の下宿でやりました。
怪しいチェロの先輩方からバッハが良いだのベートーベンのソナタが良いだのと吹き込まれ、気が付けばチェロの虜でした。
そこからコントラバスとチェロの二重生活が始まりました。
サークルではコントラバスを弾き、夜ともなるとこっそりとチェロを練習し始めたのです。
そうこうするうちに大学3年目の夏はいよいよ待望の「運命」でした!
松尾葉子先生の指揮で、格別に早い第3楽章のトリオは嬉しかったです。
やはりコントラバスやってて良かった!と実感した瞬間でした。

だったんですが、その年の冬のメイン曲はなんとブラ2!
これはいけません、コントラバスを弾いている場合ではありません!
こそこそと隠れてチェロの練習をやっていましたが、今こそ表舞台に出てチェロに名乗りを挙げる時が来たのです!
たまたまチェロの人数が足らず困っていた事情も追い風となり、すんなりとチェロにパート替えができました。
実は同期には上手いベース弾きがいたので、その男に後を任せてトンズラした訳です。

そりゃあもう最高でした。第1楽章の第2主題は何とヴィオラに下を弾いてもらっているという贅沢。第2楽章では冒頭からチェロが旋律を弾きまくります。指揮は白柳先生でした。
交響曲は数々ありますが、この曲ほどチェロが表舞台で活躍する曲は無いのではないでしょうか?
こうしてまんまとチェロに鞍替えした私ですが、コントラバスに未練が無かった訳ではありません。別のアンサンブル団体では依然コントラバスを弾いていました。
そこを退団してコントラバスは卒業、だったのですが、あろうことか実は2回浜響の演奏会にコントラバスのエキストラで出演したことがありました。「パリのアメリカ人」の時と「ドボ8+ベトPf協4」の時でした。大昔の話です。
まあ今と違って「おおらか」と言うか、「いい加減」と言うべきでしょうか?
今では考えられませんが、浜響にもそんな時代があった訳です・・・・

2023.11.01

演奏会聴きどころ(フルート編)

フルートいうと、きらびやかで、華やかに、オーケストラの頂点でダイヤモンドのような輝きをプラスしてくれる重要なパートです。
今回の演奏会でも、そんな音がたくさん聴こえてくるはずです。
ですが、ここで、ご紹介したいのは、ピアノ協奏曲の二楽章冒頭です。
弦楽器のピチカートに導かれ、フルートが主題を演奏します。音域も低めなこともあり、素朴で、暖かく優しさに満ちています。
まるで、暖炉の前でおばあちゃんが、昔のことを思い出しながら、お話ししてくれてるみたい。
さらに、この旋律はソロピアノを始め他の楽器に受け継がれていきますが、1小節目の最後の音に違いがあります。
(フルートはファ、他は4度高いシ)
この違いが、より一層、素朴な感じが増していて、大好きだなと思います。

2023.10.29

演奏会聴きどころ(バイオリン編)

オーケストラの花形といえば、バイオリン。
中でもコンサートマスター率いる1stバイオリンは曲中の半分以上の旋律を演奏する花形中の花形です。
2ndバイオリンは、時には旋律を演奏したり、対旋律を演奏したり、伴奏をしたり、あらゆる役割を担う頭脳派パートです。

さて、今回の演奏会は指揮者の左に1stバイオリン、右に2ndバイオリンが並ぶ対向配置です。
ステレオ効果が期待できるといわれているのですが、ブラームスでは、こんな箇所がおすすめです。

ビオラとチェロの旋律によりそうオブリガードが、1stVnと2ndVnが織りなすように書かれています。
客席で聴いたらどんな演奏効果がでるのか、楽しみです。

さて、浜響のバイオリンも1stと2ndではずいぶん雰囲気が違います。
筆者の主観ですが、1stは「孤高の演奏家」気質な人が多め、2ndは「みんなで頑張ろう」タイプが多めに見えます。
そんな様子も対向配置なら、よく見えてくるかもしれません。

2023.10.28

演奏会聴きどころ(ホルン編)

演奏会の聴きどころをちょっとづつご紹介。
まずは、ホルンから。

今回のコンサートで演奏する3曲は、どれも、ホルンから始まります。

ヘンゼルとグレーテルの序曲は、ホルンが「お祈りのテーマ」を演奏します。
ホルン4人がそれぞれ異なる大事な役割があります。
まずは1stテーマを演奏、それを3rdが引き継ぎ、それを支える4th、そこにハモる2nd。。。
それが合わさったとき、極上のハーモニーになることでしょう。

ピアノ協奏曲の冒頭のは、だれもが聞いたことがあると思います。
45分くらいの大曲の始まりにふさわしい力強いホルンを聞かせてくれると思います。

ブラームスの2番も、ホルンのテーマから始まります。
(正確には1小節目はCbVcで、2小節目にホルン)
ヨーロッパでは森といえば狩りで、ホルンは後ろの人に合図をするのに使われていたそうです。
今回のキャッチコピーの「森の響きにつつまれて」を象徴するような、
暖かく美しい主題を演奏してくれることと思います。

私たちも楽しみにしています!

 

2023.10.26

道端先生練習、コンマス発破をかける

演奏会を1か月後に控えたこの日は、道端先生の合奏練習でした。

ブラームスの2番は美しいことこの上ない曲で、団員も全員、大大大好き!なのですが、逆に好きが空回りしている感じでなかなかしっくりきていませんでした。
道端先生に、少しづつひも解いていただいて、ちょっと進む方向が見えてきたような気がしました。
が、うーん、まだまだ、ですね。
休憩中にはN&Mの両コンマス様から「おうちでも、よーく練習するように」と発破をかけられました。

ヘンゼルとグレーテルの序曲は、お菓子のテーマがあったり、かわいらしい曲ですが、音程合わせが難易度高いです。。

と、課題はたくさんありましたが、素晴らしい曲達にふれる時間が人生にあるって、本当に幸せなことだなと実感しながら家に帰るのでした。

写真は発破コンマス&道端先生(似てます?)

2023.10.19

弦分奏

10/18の練習は弦楽器・木管楽器・金管打楽器に分かれての練習(分奏)でした。
前回(9/28)は金管分奏の様子でしたので、今回は弦分奏の様子をお知らせします。

前半は、ブラームス交響曲第2番の1楽章と2楽章。
1楽章から順にやると、後にやる楽章の時間が短くなることが多いため、2楽章から開始しました。

弦楽器だけなので、ヴァイオリンとチェロだけ、ヴィオラとチェロだけ、チェロとコントラバスだけ等、小分けで演奏してみました。互いのパートを聴き合うことで、合奏した際に一体感を感じることができました。しっかりカウントすることやフレーズを切らさないようにすることなども確認しました。

後半は、チャイコフスキーのピアノ協奏曲の2楽章と3楽章。やはり3楽章から。
細かい音もしっかり聴こえるよう弾くこと、ピアノとのアンサンブルを意識することなど練習しました。洗練された音色になるよう各自が練習することも宿題に…。

休憩時間に、あいホールで飾っていただいているポスター(2階廊下)と配架されているチラシ(1階)を撮影してきました。いつもいい場所に飾っていただき有り難いです。

Va M

2023.10.15

チケット、よいお席はお早めに。

チケット発売から3週間ほどたちました。
プレイガイドの指定席のよいお席が少なくなってきました。
ご来場予定の方は、お早めにお求めください。
または、お近くの団員まで。。
あと今回は、オーケストラは対抗配置で並ぶ予定です。
向かって左から、1stVn、Vc、Va、2ndVnの順です。
CbとHnもお客様から見て左側です。
※赤:プレイガイドでの指定の残席、紫:自由席