マエストロの歌をきいて

2022.12.01

マエストロの歌をきいて

今日は海老原光先生、鈴木康浩さんと「イタリアのハロルド」を練習しました。

オケとビオラ独奏との掛け合い方、海老原先生の言葉をお借りするなら「オケのツッコミ」を多く指摘していただきました。鈴木さんがビオラ独奏を弾き、オケ部分を先生が歌って表現やキャラクター、テンポ感を示してくださるなんて場面もありました。(読んでいる皆様、伝わらなかったらごめんなさい)

今日の練習を振り返ると2年前の定演の練習と対照的な光景だったなと感じます。海老原先生の熱さは変わりませんが、当時はコロナ対策のため指示はマイクを通した声のみ、先生はアクリルスタンドに囲まれていました。

私はあの定演が初舞台だったのであれから丸2年が経ったんだとなんだか懐かしい気持ちになりました。今回で退団するため個人的には最後の定演、楽しんで終わりたいと思います。

私の個人的な話はさておき、第93回定期演奏会は12月11日、14:00に開演します。
チケットをお持ちでない方は近くの団員まで是非お声がけ下さい。

ご来場頂く皆様に先生の歌声を聞いていただくことは出来ませんが、歌声から感じたことを自分の演奏に落としこむことで楽しんでいただけるよう、仕上げていきたいと思います。

休憩時間におふたりと写真撮っていただきました。家宝にします!

Vn N.Y

2022.11.29

本番直前!集中練習!!

11/27は前日に引き続き集中練習。気付けば丁度本番の2週間前になっていました…!

というわけで本番直前ということもありマエストロの指導の熱や団員の集中力も今まで以上に高い練習でした。その甲斐あってか、各曲とも作曲家の色やフランスらしい軽やかさエスプリ感(?)も出てきたのではないでしょうか!?
まだ詰めるべき所も多くありますが、あと2週間でどれだけ良くなっていくのか楽しみです!

2週間後、是非ともホールにお越しください!この色彩豊かな時間を皆様と共に過ごせるのを楽しみにしております!!
(Fl.NT)

 

2022.11.27

中木さんとのソロ合わせ練習

昨晩は待ちに待った中木健二さんとのチェロ合わせ練習でした!

3時間という長い練習時間にわたって弾いてくださり、本当に感謝感謝です。
最後の最後まで多大な熱量がこもったチェロが紡ぎ出す音楽に感動しぱなっしでした!
優美なチェロの音色に導かれるようにオケも練習時間中に大いに成長できたのではないかと思います。

チェロの協奏曲といえば、ドヴォルザークやハイドン、エルガーのものが演奏機会としてやはり多いですが、今回取り上げるサンサーンスのチェロ協奏曲も名曲です。

昨日の練習でソロの中木さん、指揮者の海老原先生がおっしゃっていましたが、チェロのソロにオーケストラが合わせるだけでなく、お互い主張するところは主張して積上げて作っていく性質がとても強い曲なのだと強く感じました。
音源を何回か聞いている中でいつの間にかこの曲が好きになっていましたが、昨日の練習で、またその気持ちは倍増しました!
本番が楽しみです!

そんなかんだで昨日は夜3時間練習がありましたが、実は、本日も練習があります!

演奏会は12月11日。チケットをお持ちでない方は近くの団員までお声がけを。

それでは、今日の練習に向けた準備をします!
演奏会でお会いしましょう!

(Vn S.H)

2022.11.24

ハロルド登場!

今回のメインプログラム「イタリアのハロルド」は、ヴィオラ*独奏付きという珍しい交響曲。
曲全体を通じてヴィオラ独奏が主人公のハロルドを演じる。これまではハロルド不在で練習してきたが、今日ついに、その主人公ハロルドが練習に姿を現した。

その男の名は、「やす」こと、鈴木康浩(読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者)。

いつもニコニコ、優しくて気さくな雰囲気、というのが、やすの第一印象だった。
だが一度ヴィオラを手にすれば、そのふんわりしたイメージからは想像できないような、時に勇ましく朗々と、また時に繊細に、美しい音色を紡ぎだす。その姿は、本当に格好良い。
普段オケではあまり目立たない存在の楽器だが、彼の音は「ああヴィオラって、こんなに素敵な音色なんだな」と、聴く者を惹きつけ虜にしてしまう。

彼にとっても、ハロルドの演奏はなんとまだ今回で2度目だという。
「ヴィオラは協奏曲などもあまりなく、ハロルドは好きな曲だけどプロオケでも滅多に演奏する機会が無いので、今回依頼をいただいてラッキーと思いました」
ヴィオラ弾きにとっては、やはり一度は弾いてみたい曲らしい。この曲の聴きどころについて、やすはこう語る。
「ハロルドを演じるヴィオラ独奏と、その他の登場人物や背景を演じるオーケストラとが交わりながら一緒に物語を作っている作品なので、一つの物語として聴いてもらえたら」

浜松には、浜松国際ピアノコンクール第3次予選の室内楽演奏などでこれまでも訪れる機会があり、浜松の餃子やうなぎも大好きとのこと。いつか機会があれば、お酒を片手においしいものを食べながら、もっといろいろお話してみたい。そんな魅力たっぷりのやすと共に浜響がどんなハロルドの物語をお届けできるか、今から本番が待ち遠しい。

※バイオリンより少し大きめの弦楽器。バイオリンなどのメロディーに隠れがちだが、実はヴィオラにこそ、その作曲家の意図が隠されているという(やす談)。今後の演奏会もヴィオラに注目してみると、新たな発見があるかも。

(やすさん、取材へのご協力、ありがとうございました!)
Vc AK

2022.11.17

熱さ3乗

いつもアグレッシブな海老原先生ですが、今夜の練習では酸欠を起こしそうになるほど熱く、団員もあっという間に海老原ワールドに取り込まれてしまいました。

取り込まれたのは良いのですが、まだまだうまく弾けない自分と熱いワールドとのギャップが辛い部分ではあります。練習するしか無いですよね。

今回は何と言っても熱さでは誰にも負けない詩人のバイロンが、一夜明けたら有名になっていたという語り草の長編詩「チャイルドハロルドの遍歴」を元に、さらに輪を掛けて熱い作曲家のベルリオーズが自分がハロルドの分身になって冒険する様をパガニーニの委嘱を受けて作った熱い曲!

そして我らがマエストロも自らハロルドになって熱く熱く我々から音楽を引き出してくれるのでした。

・・・・なんとも幸せな気持ちになりました。

昔「マンフレッド」を読むためにバイロン詩集を古本屋で買ったらハロルドも全部じゃないけど入ってました。いやはや熱い詩でした。来週のソロ合わせが本当に楽しみです。
Vc TK

2022.11.03

古風なメヌエットに寄せて…

毎週浜名湖を渡る風に乗って浜響に通う団員Tです。今回のプログラムは「天下のフランス音楽」ということで、3曲とも魅力たっぷりのフランス音楽になっております。
その中ラヴェル作曲「古風なメヌエット」に、私は特別な思い出があります。
 大学に入学してすぐのサークルオケの演奏会、「古風なメヌエット」がプログラムにありました。新入団員の私は受付担当でした。高校の部活でヴァイオリンを始めた私は、こんな素敵な曲を大学では演奏するんだ!と思いつつ、ロビーでチケット切りながら聴いていたのを覚えています。それから長い年月が過ぎ、まさか、自分がこの曲を演奏する日がくるなんて…!
 しかし、実際に練習を始め、合奏してみると、なんと難しく、でもなんと魅力的なことか、と実感。中間部で弦楽器がミュートをつけて奏で、次第に盛り上がっていく和音はゾクゾクします…って言っても、まだまだ練習しないといけませんがね。
 あの時大学生で演奏されていた先輩方へのリスペクトと今一緒に演奏できる仲間への感謝、そして、こんなに長い間音楽に親しむことができる幸せを感じつつ、他の曲ももちろん、本番に向けて頑張ります。皆さま、お楽しみに!(Vn TH)

2022.10.29

海老原先生合奏第2回!

10/26は、海老原先生指揮による「古風なメヌエット」&「チェロ協奏曲」の合奏でした。
先生の熱い指導に必死に食らいつきながら、なんとか演奏し終えるとどっと疲れが…。合奏で集中し続けると体力が奪われていきますね…。

そして本日から団員へもチケットが配布されました!こちらの記事を読んでいて、まだチケットを持っていないという皆様…ぜひお近くの団員へお声がけください♪(もちろんオンラインショップ等での購入も可能です!)

(fl.E)

2022.10.24

本番まで2ヶ月きりました

今回の練習は「古風なメヌエット」と「チェロ協奏曲」練習でした。
この日のご指導は、指揮者の田尻真高(たじりしんすけ)先生。
「譜面にかじりつかないで、周りを聴いて他のたくさんの情報に耳をすましましょう」
ですね。もっと考えて音を出すことを心がけねば。
Vn.T

2022.10.13

海老原先生登場!

今日は海老原先生の初練習でした。
相変わらずの熱い指導、珍発言、ご健在で、私は先生の合奏がいつも楽しみです。
ちなみに私は、海老原先生、長瀬先生と同い年だったりします。(かつての飲み会で判明)
とてもそうは思えない知識の広さです(当たり前か…)。

話はそれましたが、コンチェルトの練習ではソロを全部歌ってくださるので、イメージが湧きます。口がよく回るといつも思います。

また話はそれますが、先生は歯列矯正をされているそうで、今日はワイヤーを貼り替えて口の中が血だらけだとおっしゃっていました!
それは大変なのですが、この年齢になって矯正されるとは、私ももう一度したいと思っているのでぜひお話を伺いたいです。

そんな感じで、1回目の練習は終わりました。
次回が楽しみです。

(Va H.K.)

2022.10.10

「イタリアのハロルド」の練習

10/5は「イタリアのハロルド」の合奏でした。

ベルリオーズ作曲「イタリアのハロルド」は、交響曲では珍しいヴィオラ独奏付きの作品です。
バイロン卿の長編詩が基となっており「幻想交響曲」と比べると素朴な印象ですが、各楽章の副題にあるように、ハロルドの憂愁や歓び、黄昏時の巡礼の行列が近づいては遠ざかる様子などが、色彩豊かな曲想をもって表現されています。

「イタリアのハロルド」の日本初演は1953年に行われたのですが、実はその40年以上前、小説家・永井荷風はこの曲の詳細を自身の小説に記しています。彼は滞在していたフランスでこの曲を聴いており、その時の経験に基づいて執筆された短編小説集「ふらんす物語」では、登場人物がこの作品に言及する場面があるそうです。
…というのはwikipediaの受け売りですので、百聞は一見に如かず、「ふらんす物語」を借りてきました。この本、意外にもその辺の書店には置いておらず、図書館の閉架書庫から引っ張り出してもらいようやくお目にかかることができました。普段小説を読まない人間には難しい旧字体のオンパレードですが、その中に「イタリアのハロルド」について、独奏ヴィオラのメランコリックな音色に着目した一節を見つけました。

『凡てかかる山里の空気、色彩、物音をば百人に近き楽師の合奏する中に、唯だ一挺のアルトはチャイルド、ハロルドと限らんよりは、寧ろ其等に等しき憂愁を抱く旅人の心を奏で候。清霊なる伊太利の山里の浮世を見つつ彷徨ふ旅人の心の淋しさよ。余は水のごとく吠え、風のごとく消ゆるオーケストルの中に、断えては続くアルトの音色の悲しさを、生涯忘るる事無かるべしと存じ候。』(ひとり旅 『ふらんす物語』より)

自然の景色に囲まれると、美しいと思うとともに、もの悲しさを覚えることがあったりするのですが、ベルリオーズが旅の寂寥感を美しい曲に込めたのは、旅の風景の中にこういう感覚を覚えたからなのかと(勝手に)思うと、身近に感じられるような気がします。

(Vn H)