夢追いコンサート 舞台裏ハイライト

2021.07.28

夢追いコンサート 舞台裏ハイライト

先日の「夢に追いかぜコンサートin浜松」。
タイトルどおり、夢の世界のようなコンサートでした。

リハーサルの写真で、あの世界を作り上げてくれた方々をご紹介いたします。

後半の「白鳥の湖」で語りをされた、SPAC俳優 武石守正さん。
パイプオルガンの前で、会場に向かって語りかけていらっしゃいました。

当日は白いシャツにベストを着用。
その姿は、まさに「吟遊詩人」といった雰囲気でした!
(なぜか、吟遊詩人のイメージって白シャツ+ベストですよね)

武石さんが語る、悲劇の物語……
調べると、「白鳥の湖」は、ロシアだとハッピーエンドが多いそう。
が、原作はバッドエンド。王子と白鳥の姫は、現世では結ばれません。

悪魔の奸計に翻弄される白鳥の姫・オデットが可哀そうすぎて、舞台の上で泣いてしまいそうでした。
観客の方からも「涙ぐみながら聞いた」というご感想が。
すっかり、物語の世界に引き込まれてしまいました。

武石さん、素晴らしい語りをありがとうございました!

(Vn.S)

2021.07.26

夢に追いかぜコンサート無事に終演!

このたびは、第15回浜松いわた信用金庫「夢に追いかぜコンサートin浜松」へのご来場、ありがとうございました。

このような情勢の中、無事に開催できましたこと、皆様に心より御礼申し上げます。

期間中に練習が中断され、回数が少ない中でも的確に御指導くださった石川征太郎マエストロ、

楽しいトークと素晴らしいソロを聴かせてくださったバイオリニスト奥村愛さん、

観客のみならずオーケストラまで白鳥の湖の世界にひきこんで下さった、語りのSPAC俳優・武石守正さん、

わたしたち浜響を支えてくださった数え切れないスタッフ・関係者・音楽ファンの皆様、

ありがとうございました。

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奥村愛さんアンコール: スコットランド民謡:シェトランド・エアー

オーケストラアンコール:チャイコフスキー「白鳥の湖」より「Danse espagnole」(スペインの踊り)
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次回、12月5日 第91回定期演奏会 に向けて、団員一同、改めて練習にはげみます。
演奏会の詳細につきましては、ホームページ上にてご確認ください。

2021.07.24

いよいよ明日!夢に追いかぜコンサートin浜松の聴きどころ

早いもので、いよいよ明日、コンサートが開演されます。
皆様に、聴きどころをご紹介いたします。

「白鳥が美しく見えるのは、水面の下の絶え間ない努力があるから」
これに似たようなことを、聞いたことがある方もいるかもしれません。

調べてみると、どうやら「巨人の星」の登場人物のセリフらしいです。
しかしそれは作者の創作で、実際の白鳥は、やっぱり、水面の下でもゆーったりとしているそうですよ。

一方、白鳥をゴージャスに表現する楽器・ハープ。本物の白鳥と違い、演奏曲によっては足元をかなり動かして音楽を奏でています。

ハープの下を見ると、ペダルがたくさんついています。
調を変えるごとに、その該当するペダルを踏んで、弦の音を変化させているそう。
まさに、水面下で努力しているんですね。
優雅に弦をつまびく姿からは、とても想像ができません。

今回、「夢追いコンサート」で演奏する「白鳥の湖」や「アダージェット」他、様々な曲で、ハープが活躍します。
ぜひ、美しい音色に耳を澄ませてください。

ちなみに、ハープの楽譜はあまりにも独特な記述すぎて、ぱっと見では読めませんでした……。
ハープさん、撮影へのご協力ありがとうございました。

なお、チケットは当日券もあります。
涼しい室内で、どうぞ美しい音楽をお楽しみください。

(Vn.S)

2021.07.22

「夢追いコンサート」ソリスト合わせ

7月25日(日)の「夢に追いかぜコンサート」本番まで、まもなく!
この日の練習では、バイオリニストの奥村愛さんが来浜され、初のソリスト合わせを行いました。

限られた時間の中での合わせ。浜響も、石川マエストロとのこれまでの練習でかなり仕上げてきましたので、その成果が出たかなと感じられました。
皆が奥村さんの音に寄り添い、心に響く音楽をお届けしていきたいです。

なお、団員からは、以下のような感想が寄せられました。
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あまりの美しさ、奏でる音の素晴らしさ、卓越した技巧…。練習しながら、うっとりしておりました。
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チケットはHCFオンラインショップ・アクトシティチケットセンター等にて発売中です。
当日券は今のところご用意できそうですが、やはり良い席から出ていきますので、なるべく事前にお買い求めください。

(Vn.S)

2021.07.15

夢に追いかぜコンサート・語りご紹介

今回は、「白鳥の湖」の演奏に合わせて「語り」をして下さる、俳優の武石守正さんをご紹介させていただきます。

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2003年よりSPAC-静岡県舞台芸術センターに所属。主な出演作に『ハムレット』『ペール・ギュント』『グリム童話~少女と悪魔と風車小屋~』『アンティゴネ』(演出:宮城聰)、『ROMEO&JULIETS』(演出振付;金森穣)、『変身』(演出:小野寺修二)、『ロミオとジュリエット』(演出:オマール・ポラス)等がある。
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まもなく本番を迎えるこの日、武石さんと共に合わせの練習を行いました。

「夢に追いかぜコンサート in浜松」では小さなお客様もたくさん来場されます。
白鳥の湖のストーリーを、今回、初めて聞く子もいるかもしれません。

「この曲はどんな場面なのかな?」

武石さんの語りとオーケストラの演奏で、子どもたちの心に美しい情景が浮かぶよう、ますます練習を頑張ります。

(Vn.S)

2021.07.13

「夢追いコンサート」集中練習

7月11日、石川先生をお迎えしての集中練習でした。
場所はアクトの大ホール。
本番は中ホールなので、だいぶ響きが違います。
その微調整はまた中ホールの練習のときに、ということで。

午前中から夕方にかけて、6時間近くの練習。
最初と最後にマーラーの「アダージェット」を練習しましたが、終わる頃には、まさに「morendo」(死に絶えるように)でした……。

(Vn.S)

2021.07.09

集中練習直前の弦分奏

7月7日の夜は分奏でした。
わたしたち弦楽器は管楽器のように1人1パートではないので、全員のタイミングや音程をきっちり合わせる必要があります。
団員トレーナーY氏から、「自分の中で確かなリズムを持って」「出るのが怖い所だけど、音が貧弱に聞こえるから勇気をもって出よう」など、様々にアドバイスが。
日曜日に集中練習を控え、弦楽器パートとして合わせるべき場所をさらいました。

(Vn.S)

2021.07.02

アクト中ホールでの指揮者練習

6月30日。
久しぶりの、石川先生との合奏でした。
練習が中断された5月以降、先生との合奏を思い出しながら「この場所は〇〇だったよね」「ここは〇〇と指示されたよね」とパート内で確認しあってきました。
ですが、目の前にいらっしゃる先生の指揮棒から放たれる音楽の表現を、いかに早く正確に解釈し、音として返すか。
この楽しさは格別ですね(まだ楽譜を覚えきっていないので、先生を見すぎて間違えちゃうのですが)。

久しぶりにオーケストラの合奏に包まれて、楽しいひとときでした。

「今日指摘されたことは、忘れずにね」。
復習も頑張ります!

(Vn.S)

2021.06.24

「夢追い」コンサートの練習、再開!

7月25日(日)夢に追いかぜコンサートin浜松まで、あと一カ月。
浜響の練習が再開されました!

この日は、弦分奏。
お休みの間に、練習方法の提案や指示が多数あり、それを踏まえての練習です。
団員の個人練の成果や、いかに?

団内トレーナーからは「私のテンポと石川先生のテンポとは違うかもしれません、が、楽譜は共通項です!楽譜に書いてあることをまず、やりましょう」の檄が。
がんばります!!

来週は、石川先生の指揮による全体練習の再開です。
しっかり仕上げて臨みたいです。

(Vn.S)

2021.06.19

夢に追いかぜコンサート・指揮者紹介

今日は、「夢に追いかぜコンサートin浜松」の指揮者、石川征太郎さんのご紹介をさせていただきます。

東京藝術大学音楽学部指揮科、ロベルト・シューマン音楽大学デュッセルドルフ指揮科卒業。
藝大卒業時にアカンサス音楽賞受賞。2011、2012年度ロームミュージックファンデーション奨学生。
2015年国際リヒャルト・ワーグナー協会奨学生。2016年第1回フェリックス・メンデルスゾーン国際指揮者コンクール第 2 位受賞。
レパートリーはバロックから現代音楽まで幅広く、国内外で新作初演も積極的に行なっている。
2016年サントリー芸術財団サマーフェスティバル国際作曲家委嘱シリーズ<カイヤ・サーリアホ>に出演。2018年にはハンブルク州立歌劇場にてペーター・ルジツカのオペラ「ベンヤミン」の副指揮を務め、世界初演の成功に貢献するなど内外で幅広く活躍している。ジャパンアーツ所属。

なお、石川先生は2021年5月よりお名前を「星太郎」から「征太郎」に改名されました。
Twitterで「中国の老師よりお名前をいただき改名」と更新された時には、かなりビックリしました!

そして、石川先生は浜響のMコンマスと同級生とのこと……すごい偶然ですよね。
そのあたりのお話も、また、お伺いできればと。
強力なタッグを組んだ指揮者・コンマスからの流れを、私たち団員もしっかり汲み取って、音楽にしていきたいです。

(Vn.S)