夢に追いかぜコンサート・ソリスト紹介

2021.06.13

夢に追いかぜコンサート・ソリスト紹介

今日は、「夢に追いかぜコンサートin浜松」にてヴァイオリンのソリスト・ナビゲーターとしてご登場いただく、奥村愛さんのご紹介をさせていただきます。

7歳までアムステルダムに在住。
桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースで学ぶ。
第68回日本音楽コンクール第2位など受賞多数。02年、『愛のあいさつ』でCDデビューを飾り、一躍楽壇の注目を集める。以来Avex Classicsより数々のCDをリリース。

リサイタル活動の傍ら「キッズのためのはじめての音楽会」をプロデュース。テレビやラジオへの出演も多い。
桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。佐藤製薬「エクセルーラ」イメージキャラクター。
使用楽器は1738年イタリア製カミリア・カミリー。

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奥村愛さんのヴァイオリンは、1738年から現在まで受け継がれている楽器。
年代を調べてみたところ、「トッカータとフーガ」「G線上のアリア」などを作曲した、あのバッハが生きていた時代なんですね。
どんな音色なのでしょう? 早く聴いてみたいです!

(Vn.S)

2021.06.07

zoomでオンライン会議

先日、練習が行われるはずの水曜日に浜響オンライン会議がありました。

浜響では、このコロナ禍で、総会や各種会議などをオンライン化。
会議で使われるアプリ・zoomへの接続は、皆、慣れたものです。

現状や今後の報告、そして、プレゼン資料を使った研修がありました。
研修というか勉強会でしょうか。
オーケストラとして音楽を作っていくためのステップを、かなりかみ砕いての内容。
「こうありたい」の頂上は高くても、道筋が示されていれば、いつか辿り着けるのかも。
そんな風に思いました。

終了後はパート別に分かれての懇親会。久しぶりに皆さんの声を聴けました。
ただ、いつも、映像はオフにしちゃう私です……。
夜は疲れ切った顔をしているのか、オフにする人が多い気がします(笑)

2021.05.27

メトロノームは友達

ひきつづき、練習の休止に伴い個人練習が続く浜響メンバーです。

団員指導の担当Y氏から個人練習ポイントが送信されてきました。
大変に細かい内容で、読み込むだけでも時間がかかるボリューム。
まとめるのには、もっと時間がかかったことでしょう。
感謝です。

伝えたいことの一つは、「どの曲でも自分の身体にカウント感を持って、そのためにメトロノームを使って練習をしましょう」ではないかと。

かねてより「自宅では、とにかくメト(メトロノーム)を有効に使って練習を」と弦分奏の際に伝えられています。

人のテンポ感というのは実に適当なもので、指揮者の前であっても、数の暴力で遅くしたり速くしたりと揺れてしまい、演奏をストップされることも。
一定のテンポで演奏するべき所なのに、徐々に遅くなる・速くなるのには、色々理由があるはずです。

・気分がのってきた
・聞きなれた音源がそのテンポだった
・自分の中のカウントができていない

これらも大いにあるあると思いますが、個人的には、「難しい所は早く抜けたいから速くなる」も反省点を含めてありそうかなぁと。
難しいから遅くなるわけではなく、速くなるというのがポイント。
「自分の首をしめる」とよく言われる現象ですね。

しかし、これもメトロノームを置いて練習すると、早く沼から抜け出ることができます。
カウント感も身に付いて、いいことずくめ。
改めて基本に立ち返りつつ、メトロノームを近くに置いて個人練習に勤しみます。

(Vn.S)

2021.05.19

個人練習の期間に、準備しておくべきこと。

5月14日、静岡県の新型コロナウイルス警戒レベルが4から5に上がったことで、浜松交響楽団の感染対策上、今後2週間・5月中の練習が「練習中止」の判断となりました。

本来ならば、5月19日水曜日が「夢に追いかぜコンサート」石川先生の2回目の練習日。
前回やらなかったチャルダッシュ、愛の挨拶、ツィガーヌが含まれていたので、とても残念です。

ヴァイオリニスト奥村愛さんと共演する、この3曲。
特にツィガーヌは……楽譜に速度変化の指示が多数書かれていますし、4/4も2/4も、そして1/4もあり(つまり4分音符1拍で次の小節!)なかなかにトリッキーです。

こういう曲は、全体練習では「アワワ」と思っているうちにどんどん先へと進んでしまいます。
そのため、個人練習での事前準備がとても大事です。
弦分奏の練習で指導をしてくれている団員から、以下のようなメールが来ていました。

「まずは楽譜に書いてあることを書いてあるとおりに弾く準備をしてくること」
「曲を覚えるのではなく楽譜を覚えよう」

確かに、耳覚えのある曲ほど楽譜を読み込まないという傾向は、あるのかも。
この2週間の間に楽譜を覚えて、トリッキーな部分でもすぐに反応できるよう、練習を重ねていきたいです。

(Vn.S)

2021.05.13

夢追いコンサートの練習、弦分奏

石川先生の全体練習のあと、GWを挟んでの練習は、弦分奏でした。
弦分奏の練習、現在は団員が指導・指揮を行っています。

7月25日の「夢に追いかぜコンサートin浜松」ではヴァイオリニストの奥村愛さんとの共演を予定しておりまして、弦楽器族の練習にも力が入っております。
が、そのほかにも、かなり頑張らなければならない曲が、多数。

たとえば「フィガロの結婚 序曲」(モーツァルト作曲)は、とても耳なじみのある軽快な曲です。
しかし、モーツァルトあるあるの「こうおさめる」「ここはこう弾く」「8分あるいは16分音符の羅列で指を早く動かさなければならないフレーズで、時々ひっかけられる」が盛りだくさんで、軽快ながらも繊細に丁寧に弾かねばならず、これがなかなか大変なのです。

弦分奏だと金管楽器の音に隠れられないので冷や汗ものですが、その分、まだ合わせきれていない箇所が分かる、良い練習になっています。

本番に向け、伸び代を実感した練習でした。

(Vn.S)

2021.04.29

「夢に追いかぜコンサート」本格始動!

7月25日「夢に追いかぜコンサートin浜松」の指揮者練習、第1回目を行いました。

コンサートのテーマは「愛と冒険の物語」。
前半はヴァイオリニスト奥村愛さんの美しいヴァイオリンと共に、後半はSPAC俳優の武石守正さんの語りと共に、音楽と物語の世界をお楽しみいただけます。

指揮は、石川星太郎先生。浜響では初めてお迎えします。
若さ溢れる先生のご指導で、今まで浜響の演奏会で何度か「白鳥の湖」を聞いたことがある方でも、新しい景色をご覧いただけるのではないかと思います。

ところで、先生は練習中に、聞きなれない言葉で指示を出されました。
「エーミルの、〇小節前から」「アントンからどうぞ」
……エーミル? アントン??

オーケストラの楽譜にはA,B,C…というアルファベットが、所々にふられています。練習番号といいます。
例えば、Aなら「練習番号、エーから」という先生もいらっしゃいますし、Bなら、Dと混同を避けるために「ベートーヴェンのビーから」、NとMの混同を避けるために「モーツァルトのエム」などを注釈される先生も。
これは、様々です。

練習中には「おそらく、この場所の事だろう」で乗り切りまして。
帰宅して調べたところ、石川先生はドイツ語の人名を練習番号に当てはめて使っていらっしゃるようでした。
ちなみに練習番号のGは、グスタフ。今回の演奏曲にもある、マーラーの名前です。

検索したら出てくるくらいですから、私が知らなかっただけで、浜響で過去に指揮をされた先生の中にもこの呼び名を使っていた方もいらしたかも。

知人に聞いたら、日本人の苗字をアルファベットに当てはめている先生もいらっしゃるみたい!
「指揮者の練習番号」、ちょっとしたトリビアですね。

(Vn.S)

2021.03.22

第90回定期演奏会ご来場ありがとうございました。

第90回定期演奏会、お足元の悪い中、また、新型コロナの心配がある中、ご来場くださいましてありがとうございました。
また、応援してくださった皆様にも感謝申し上げます。

ドイツ音楽の神髄に導いてくださった北原幸男先生、ソプラノ森谷真理さん、バリトン青山貴さん、ありがとうございます。
ナレーターの山田門努さん、演出の中村敬一先生、映像の荒井雄貴さん、ステマネ松田淳一さん、バンダ隊の皆さん、ありがとうございます。
陰でサポートしてくださった、齋藤誠二先生、長瀬正典先生、ありがとうございます。
そして、コロナ禍で練習も大変な中、参加してくださった、浜松合唱団とエキストラの皆様、ありがとうございます。
他、挙げきれませんが、たくさんのスタッフ・関係のお力ぞえあってこその演奏会でした。皆様に感謝申し上げます。

年末以降に感染が拡大していき、緊急事態宣言も大都市に出され、市内でもクラスタが発生する中、
団員の職業も、置かれた状況も意見も様々で、本当に演奏会を開催できるのか、してよいのか、合奏練習も控えた方がいいのか、葛藤と議論を重ねた時期もありました。

ステージ入場したときにいただいた大きな拍手が暖かくて胸いっぱいになり、すごく力をいただきました。

ありがとうございました。

リハ写真

2021.03.20

タンホイザー総練習(3/17)

“むか〜しむかしのことじゃった…

タンホイザーという1人の騎士とエリーザベトという娘がおったそうな…

タンホイザーは山へしば刈り…いえ、楽園へ愛の女神ヴェーヌスと官能的な愛を楽しみに、エリーザベトはタンホイザーの帰りをひたすらに待っておりました…。”

と、まんが日本昔ばなし風にお話を切り出してみました(笑)(筆者、この世代です)
冒頭で分かるようにテレビアニメにしたら「うちの子にはこんな話見せられないわっ!」と大炎上間違いなしでしょう。

ただ、この作品“タンホイザー”は、ワーグナーのオペラの中では比較的ストーリーがシンプルで観やすいものだと思います。アニメ化したら(しませんね)日本昔ばなしの一話15分にも収まる気がします。

それにシンプルに「愛」について書かれており、それにワーグナーらしく「死」と「救済」が付いてきます。

まあ、主役のタンホイザーは愛について正直に歌いすぎて周囲に「あいつやべぇな」「はい、追放!」ってされちゃうんですけどね。それでもタンホイザーを命をかけて信じる健気なエリーザベト(ソリスト森谷さん)(涙)

そこで精神的、献身的な愛を歌うタンホイザーの友人のヴォルフラム(今回のソリスト青山さん)の役どころがまた渋カッコいいのです。

さて、3月17日浜響はアクトシティ浜松大ホールの舞台にて、ソリスト(ソプラノ・森谷真理さん、バリトン・青山貴さん)合唱、バンダを交えての総練習を行いました。演出の中村敬一さんとナレーターの山田門努さんも同席し、いよいよ大詰めという感じです。

舞台は奏者間の距離を取り、合唱の方は歌用のマスクを着用、県外からお越しの方はPCR検査を実施、など徹底した対策をとっています。

山田門努さんのナレーションは軽妙で親しみやすく、ごく自然にタンホイザーの世界に誘ってくれます。

ソリストの森谷さんと青山さんは、まずは浜響に来て下さってありがとうございます!です。指揮の北原先生も含め、最前線でご活躍の方々との時間を噛み締めなくてはもったいない、と密かに気を引き締めています。

指揮の北原先生は物腰優しくスマートエレガント、、に見えますが、内なる音楽は煮えたぎっており、自分たちの表現の未熟さを思い知らされます。指揮者によってこんなにオケの演奏が変わるのか( ఠ_ఠ )というのも前回の定演と比べて感じます(どちらが良いとかではなく、それぞれに良い感じです♪)

最後に合唱、筆者は昔から巡礼の合唱が好きでした。特に罪を犯したことはありませんが…清らかな気持ちになります。今回は少数精鋭の合唱で、ワーグナーオペラに華を添えて下さいます。

演奏会の前半だけでこんなに語ってしまいましたが、後半はブラームスの交響曲1番。
ドイツドイツした演奏会、感染対策徹底の演奏会、オペラ(ハイライト)は字幕とナレーション付きで観やすい、浜響の45周年を祝って、皆さまぜひ会場にお越し下さい!!一席ずつ空けて座ることの出来るスペースも用意しています!

(s)

2021.03.07

集中練習第二弾

3月7日の日曜日は前日に続いて北原先生のご指導による集中練習でした。
本番前最後の管打楽器分奏ということで、タンホイザー・ブラームス1番ともに非常にテンポよく練習が進んでいきました。
指摘された点を振り返り、改善漏れの無いようにします。

私がブラームス交響曲第1番を知ったきっかけは、既に当ブログでも何度か名前が出ている「のだめカンタービレ」です。
当時中学生で吹奏楽部に入っていた私は「将来オケに入ってこういう曲を演奏したい!」と強く感じました。
私が今オーケストラで演奏しているのはこの曲のおかげと言っても過言ではありません(笑)
大学オケでこの曲が取り上げられたときは残念ながら降り番で非常に悔しい思いをしました。
約15年積み重なった想いを2週間後の本番では全力でぶつけたいです。

私が浜響に入団して初めての演奏会だった第89回定期演奏会は客席を1席ずつ空けた演奏会でした。久しぶりのお客様の前での演奏はとても感慨深いものでした。
席を空けない今回の第90回定期演奏会では前回より多くのお客様の前で演奏し、素晴らしい演奏会になることを信じて、残り2週間、練習と感染対策に励みます。

(hr F.O.)

2021.03.07

集中練習第一弾

3月6日の土曜日は演奏会直前追い込みの集中練習第一弾でした。
大ホールのステージで、ブラームスの交響曲第一番とワーグナーのタンホイザーを休憩をはさみながら3時間半!
ホールの響きを感じながら充実した練習でした。

今回取り上げるブラームスの交響曲第一番は言わずと知れたクラシックの曲の定番です。
個人的には、オーケストラを始めた高校時代に様々な曲を聴き始めて以来、このブラ1にはまって、いつかは絶対弾きたいと最も思っていた曲でした。
(大学時代にはこの曲を演奏会で取り上げるオーケストラがプロアマ問わずあれば、チケットを買って欠かさず見に行っていました。両手では数えきれないほどいったかも。。)

そんな名曲に今回携わることができ、オーケストラをやり続けてよかったと改めて浸りながらこのブログを書いています(笑)

さて、そんな練習を行ったアクトシティ大ホールですが、前日は佐渡裕さん、反田恭平さんの全国ツアーの浜松公演が行われておりました。
私自身も鑑賞に行きましたが、前回の定期演奏会(第89回)で取り上げたラフマニノフのピアノ協奏曲第3番も演奏されておりました。
一流プロの音色に圧倒され続けましたが、同時にそんな一流プロが演奏する同じステージで浜響が演奏会をできることがやはり幸せなことなんだとステージから客席を見ながらしみじみとも感じていました。。

こんなブログを書いている数時間後にも集中練習第二弾が始まります。
弦楽器の今日は分奏とパート練習とのことで、万全な感染対策をしながら本番までの2週間を頑張ります!

会場でお会いしましょう!

(バイオリン S.H.)