【楽器の豆知識:弦楽器編②】

2025.03.23

【楽器の豆知識:弦楽器編②】

弦楽器は、弦を弓で擦って音を出す楽器です。
弦の振動が駒→表板→バスバー・魂柱→裏板と伝って、中の空洞が共鳴して音が鳴ります。駒も魂柱も立っているだけで、くっついてはいません。
(そのため、まれに倒れることがありますが、そうなったら大変…!)

画像は「疑問氷解 Vol.6(毎日小学生新聞)」より

2025.03.23

ジャクリーヌ・デュ・プレ

今日は、チェロの島宗さんを迎えて初めてのドヴォルザークチェロ協奏曲のtutti練習だった。
凛とした演奏の中に、島宗さんのこの曲に対する想いを感じとれる場面がいくつもあり、私自身も含めオケのメンバーは刺激を受けたのではないかと思う。
練習後は指揮の冨平先生と有志メンバーで食事会を開催し、オペラや指揮活動についてのお話しを伺うことができた。

さて、皆さんは、世界的チェリストといえば誰を思い浮かべるだろう?
カザルス、ロストロポーヴィッチ、ヨーヨー・マ、日本人だと堤剛・宮田大など挙げれば枚挙にいとまがないが、その中の1人、ジャクリーヌ・デュ・プレというチェリストをご存知だろうか?
彼女は、イギリス出身で、若くしてその才能を世界に認められたチェリストであるが、20代後半に多発性硬化症を発症し演奏活動を引退、42歳でこの世を去った。
今回演奏するドヴォルザークのチェロ協奏曲も、デュ・プレの演奏は録音や録画で現在も残っており鑑賞することができる。技術は勿論、音楽の繊細さ、表現のダイナミックさなど、卓越した才能を感じるだろう。

デュ・プレの死後、彼女の物語が「風のジャクリーヌ」という名前で出版された。
この本は、幼少期の話から、チェリストとして世界的名声を得た後、病気になり亡くなるまでのデュ・プレの人生について、姉ヒラリーと弟ピアスの回想で綴られる。
その中には、ピアニストで指揮者のバレンボイムとの結婚生活や、デュ・プレが使用した銘器ストラディヴァリウス「ダヴィドフ」についての話、ロストロポーヴィッチのレッスンについてなど、クラシック音楽好きにとって、非常に興味深い内容となっている。また、デュ・プレの家族への手紙や会話などの内容も克明に描かれており、彼女の性格や雰囲気についても推しはかることができる。
現在、この本は絶版となっており、図書館で借りるか中古で購入するしか入手する術はないが、機会があれば是非一度読んでみてほしい。

P.S.デュ・プレの師であるトルトゥリエが、マスタークラスでドヴォルザークのチェロ協奏曲を教えている動画がYouTubeに上がっていた。曲の解釈に加え、デュ・プレについての話も少し取り上げられていたので、時間があれば合わせて見ていただきたい。

(cl.f)

2025.03.22

【楽器の豆知識:弦楽器編①】

ネックと呼ばれる部分の裏側。
昔、ヴァイオリンを買った知人に「塗り忘れだと思ってお店の人に聞いちゃった」と言われたことがあります。気にしたことなかったけれど、言われてみれば確かにそう思うかも…(^_^;)
演奏時に左手親指で擦られるため、他の部分と同じようにきれいな色をつけても剥げてしまいます。そのため、質の違う透明または半透明のニスが塗ってある(中には塗られていないものもある)そうです。滑り止めの役割もあるとか。
ヴァイオリンだけでなく、ヴィオラ、チェロ、コントラバスも同様です。

2025.03.20

ドヴォルザーク チェロ協奏曲の思い出

昨日は冨平先生がいらして、ルーマニア民俗舞曲とドヴォルザークチェロ協奏曲の練習でした。

今回のプログラムは(いい意味で)田舎臭い感じのプログラムがずらりと並び、真面目になりすぎずに弾けるのが楽しいです。

そんな中でもドヴォルザークのチェロ協奏曲は、あまりにも有名ですが、記憶にある限り、オーケストラに興味を持ち始めて初めて見に行ったプロオケのプログラムに含まれていました。
バイオリンを習っていたものの、オーケストラの鑑賞ルールはあまり知っておらず。
1楽章が終わったあとに思わず拍手をして、ちょっと恥ずかしい思いをしたのは今でもいい思い出です。

今週末は集中練習があり、初めてのソロ合わせ。
これまで冨平先生が歌ってくださっていたソロパートをチェロの音色がどのように響き渡るのかがとても楽しみです!
今回のソリストの島宗さんがソリストオーディションを受けてくださったときに、
私が島宗さんの会場内案内係だったこともあり、勝手に親近感を持っていたりします笑

今日は祝日でもあるので久しぶりに個人練習の時間がまとまって取れそうです。
本番まで1カ月を切りました!会場でお会いしましょう!


注釈「画像:AI生成」

Vn. S.H

2025.03.15

第100回記念第九の合唱団員募集開始!

今日から、ちょうど1年後の今日、浜響は50周年を迎えます。
第100回記念定期演奏会では市民のみなさまと共に第九を演奏したいと考えています。

ご応募お待ちしております!

詳細はこちら

2025.03.13

弦楽器大活躍

気がつけば、本番まであと1か月余り…!
昨日は各セクションごとの練習でした。

弦楽器は、数々のプロオケでコンサートマスターを歴任された伊藤亮太郎先生のご指導で、「ルーマニア民俗舞曲」と「ドヴォルザーク/チェロ協奏曲」の練習を行いました。

コンサートの最初を飾る「ルーマニア民俗舞曲」は、弦楽器が大活躍♪管楽器は数人しか演奏しません!

1stヴァイオリンが主に旋律を弾き、他のパートがリズムやハーモニーを担当しています。
と言っても、どのパートも重要で「1stは横の動き、他は縦の動き」というお話をされたとき、思わず「たーての糸はあなた〜、よーこの糸は私〜♪」の音楽が頭をよぎりました。

せっかくの機会だからと、最後は細かい弾き方や個人練習のコツを質問し、お答えいただきました。そして、今回は楽器もお持ちいただいたので、一緒に弾いていただきました!!贅沢✨ありがとうございました!

余談:会場の白脇協働センター、初めて行きました。帰り、ナビに暗くて狭い道を案内されてあわあわ…。

Vn.M

 

2025.03.06

怪獣映画の思い出

3/5の練習は鈴木竜哉先生による伊福部昭のシンフォニア・タプカーラとドボルザークのチェロ協奏曲の練習でした。色々な先生のご指導を受けることで音楽の幅が広がり深まって行きます。

話が変わって文体も変わります。

伊福部昭のシンフォニア・タプカーラは1954年の作品で同氏が音楽を担当したゴジラも同年の公開である。私は1964年のモスラ対ゴジラから1971年のゴジラ対ヘドラまでの期間に公開された怪獣映画の全てをリアルタイムで見た。
当時の映画館は観客の入替が無かったので、朝から晩まで兄と一緒に3回見るのが普通だった。東宝の怪獣映画は若大将シリーズと同時上映が多かったので、すっかり覚えてしまった加山雄三の劇中歌や怪獣のライト・モチーフを歌いながら家に帰ったものである。ビデオなど無かった時代なので、印象に残ったシーンやセリフを漫画で描いて小冊子を作り、音楽を歌いながら読み返すのが昭和の少年の楽しみであった。
ゴジラは水爆実験によって蘇った恐竜という設定で「核の恐怖の象徴」とも言われている。その頃は深く考えなかったが、怪獣がひたすら怖い存在からいつしか子供や人類の味方になり公害問題と戦うようになって(ヘドラは公害のヘドロから生まれた怪獣)私の興味はいつしか怪獣から離れてしまった。それから半世紀、シン・ゴジラやゴジラ-1.0では怪獣が理不尽な恐怖として描かれ、現代も生き続ける伊福部音楽とともに久々に興味深く見ることが出来た。
伊福部先生は自ら考案した旋法で怪獣音楽を作曲していたと聞いたことがあるが、怪獣旋法で検索してもヒットは無い。それでも私がタプカーラの1楽章中間部のGrandiosoで怪獣が出て来そうと感じるのは類似した旋法が用いられているからかも知れない。
FL A.A

2025.02.27

30年も前のこと ドボコンの思い出

もう30年も前のことになってしまいましたが、東京にヨーヨーマを聴きに行きました。
井上道義指揮の東京フィル(多分)でドヴォルザークの協奏曲を3曲(VcとVnとPf)というプログラム。
VnはともかくPfの協奏曲は滅多に演奏されない、聞いてみたら確かにあまり演奏されないような曲だった。
そこでヨーヨーマはドボコンを弾いてくれてました。
なにに驚いたかというと、チェロのソロが始まって、トリルが終わって110小節から。
曲はVivoになって16分音符の早い下降音型のパッセージになります。
ヨーヨーマは速い速い!たちまちオーケストラを追い越してひとくさり弾くと、オケが追いつくのを待ってました。
112小節からは、オケといっしょに次を弾き始めました。
多分1拍以上は速かったと記憶しています。
井上氏は落ち着いて振っていましたが、さすがに唖然としたようですが、おくびにも出さずに冷静に振ってました。
そこ以外は速いところは徹底的に速いのですが、手堅く才気あふれる演奏でした。
(ヨーヨーマはそのさらに10年以上前にザルツブルク音楽祭でデビューしました。
小澤征爾指揮ウィーンフィルでハイドンの1番の協奏曲!のっけの音符が半拍以上短く、そのまま突っ込んで行きました。さすがの小澤征爾VPOでしたが、少し乱れました!
その乱れが何ともすごく印象的であっという間にファンになってしまいました。)

浜響では40年以上前にVPO(ウィーンフィル)のスコチッチさんと共演しました。メインはドボ8で第3楽章のチェロのメロディーの弓順がなかなか決まらず、「VPOに聞いてください。」などと指揮者からダメ出しくらってしまいました。
ちょうどスコチッチさんが来日していて静岡の以前入っていたアンサンブルと共演する練習があると聞きつけました。
せっかくなので静岡まで練習を聴きに行きました。
そこでよせば良いのにずうずうしくドボ8の弓順をスコチッチさんに教えてもらいました。
ドボコンの本番は実に清々しく若々しく前向きなソロの演奏に感動しました!
ドボ8も教えてもらった弓順で弾きました。でも感動を呼ぶ演奏にはならなかったと記憶しています。
この前のドボ8にはとても比べられる演奏ではなかったですね。今はオケとして何段階も向上していると思います。

それから10年?ほどして今度は藤原真理さんと共演でした。
ガツーンと来るようなすごい192小節のアウフタクトの音が忘れられません。今でもあの音が頭にこびりついています。
誰でも忘れられない音の思い出をお持ちだと思います.
私の場合は藤原さんのC線のAのアウフタクトの音がまさにそれでした。(TK)

2025.02.25

この絵、なんの楽器だと思います??

この絵、なんの楽器だと思います??
ChatGPTに、バイオリンと、ホルンと、ファゴットと、オーボエの絵を描いてーとたのんでみたら、、、
バイオリンはこんなもんかもしれませんが、なんか弓が変?
ホルンはかなりくるくるしてるし、
上には呼んでないのにトランペットがあり、
右下には謎の楽器が。
オーボエとファゴットはどこへ?

2025.02.16

タプカーラ?

2/12の練習は、シンフォニア・タプカーラとドヴォルザークのチェロ協奏曲の団員練習(+α)でした。

ドヴォルザークのチェロ協奏曲は、クラシック音楽を聴かれる方ですと、ご存じの方多いかと思います。
愛称「ドボコン」とも呼ばれ、ドヴォルザーク独特のボヘミアを感じさせる美しいメロディの数々。
独奏チェロをもちろんのこと、どのパートにもいわゆる“おいしい”フレーズもいっぱい。

と比較して、、、、今回のメイン曲でもある“シンフォニア・タプカーラ”・・・・。
ご存じない方も多いかもしれません。かくいう私も、今回の演奏会の選曲の議論に挙がるまで知りませんでした。
(最近は、吹奏楽コンクールにて取り上げられることもあるらしく。全国大会の名演で業界関係者には、その方面でご存じの方はいらっしゃるかも?)

作曲家は、伊福部昭氏。そう、ゴジラで有名な作曲家の書いた曲で、20世紀の中頃に書かれた曲です。

そう聞くと、とっても難解そうな曲ですが、さにあらず。
今回の演奏会のテーマ 〜魂を揺さぶる大地の調べ〜 にふさわしく、土俗的ともいえる民族色豊かな音階やリズムの曲です。
いたるところに、変拍子があったり独特な音階はあったりするものの、とても耳に残りやすい、ある意味“中毒性のある”“くせになる”曲といえるのではないかと思います。

シンフォニア・タプカーラ<Wikipedia> こちら

と聞く側に立つと、とっても面白い曲ではあるのですが、演奏する方にたってみると。。。
やはり伊福部氏の曲なので、各パートとっても大変。(特に、金管とピッコロ? ← 音域・音量・吹く頻度 いずれもタイヘンです)

ということで、いろいろな演奏がYoutubeはじめウェブ上に挙がっていますし、音源なども多数出ていますので
浜響4月の演奏会までに、ぜひ一度聴いてみてください!
あなたも、この曲の虜(とりこ)になっているかもしれませんよ。

癖の強い曲を吹くことが多い金管奏者より。