演奏会聴きどころ(ホルン編)

2023.10.28

演奏会聴きどころ(ホルン編)

演奏会の聴きどころをちょっとづつご紹介。
まずは、ホルンから。

今回のコンサートで演奏する3曲は、どれも、ホルンから始まります。

ヘンゼルとグレーテルの序曲は、ホルンが「お祈りのテーマ」を演奏します。
ホルン4人がそれぞれ異なる大事な役割があります。
まずは1stテーマを演奏、それを3rdが引き継ぎ、それを支える4th、そこにハモる2nd。。。
それが合わさったとき、極上のハーモニーになることでしょう。

ピアノ協奏曲の冒頭のは、だれもが聞いたことがあると思います。
45分くらいの大曲の始まりにふさわしい力強いホルンを聞かせてくれると思います。

ブラームスの2番も、ホルンのテーマから始まります。
(正確には1小節目はCbVcで、2小節目にホルン)
ヨーロッパでは森といえば狩りで、ホルンは後ろの人に合図をするのに使われていたそうです。
今回のキャッチコピーの「森の響きにつつまれて」を象徴するような、
暖かく美しい主題を演奏してくれることと思います。

私たちも楽しみにしています!

 

2023.10.26

道端先生練習、コンマス発破をかける

演奏会を1か月後に控えたこの日は、道端先生の合奏練習でした。

ブラームスの2番は美しいことこの上ない曲で、団員も全員、大大大好き!なのですが、逆に好きが空回りしている感じでなかなかしっくりきていませんでした。
道端先生に、少しづつひも解いていただいて、ちょっと進む方向が見えてきたような気がしました。
が、うーん、まだまだ、ですね。
休憩中にはN&Mの両コンマス様から「おうちでも、よーく練習するように」と発破をかけられました。

ヘンゼルとグレーテルの序曲は、お菓子のテーマがあったり、かわいらしい曲ですが、音程合わせが難易度高いです。。

と、課題はたくさんありましたが、素晴らしい曲達にふれる時間が人生にあるって、本当に幸せなことだなと実感しながら家に帰るのでした。

写真は発破コンマス&道端先生(似てます?)

2023.10.19

弦分奏

10/18の練習は弦楽器・木管楽器・金管打楽器に分かれての練習(分奏)でした。
前回(9/28)は金管分奏の様子でしたので、今回は弦分奏の様子をお知らせします。

前半は、ブラームス交響曲第2番の1楽章と2楽章。
1楽章から順にやると、後にやる楽章の時間が短くなることが多いため、2楽章から開始しました。

弦楽器だけなので、ヴァイオリンとチェロだけ、ヴィオラとチェロだけ、チェロとコントラバスだけ等、小分けで演奏してみました。互いのパートを聴き合うことで、合奏した際に一体感を感じることができました。しっかりカウントすることやフレーズを切らさないようにすることなども確認しました。

後半は、チャイコフスキーのピアノ協奏曲の2楽章と3楽章。やはり3楽章から。
細かい音もしっかり聴こえるよう弾くこと、ピアノとのアンサンブルを意識することなど練習しました。洗練された音色になるよう各自が練習することも宿題に…。

休憩時間に、あいホールで飾っていただいているポスター(2階廊下)と配架されているチラシ(1階)を撮影してきました。いつもいい場所に飾っていただき有り難いです。

Va M

2023.10.15

チケット、よいお席はお早めに。

チケット発売から3週間ほどたちました。
プレイガイドの指定席のよいお席が少なくなってきました。
ご来場予定の方は、お早めにお求めください。
または、お近くの団員まで。。
あと今回は、オーケストラは対抗配置で並ぶ予定です。
向かって左から、1stVn、Vc、Va、2ndVnの順です。
CbとHnもお客様から見て左側です。
※赤:プレイガイドでの指定の残席、紫:自由席

2023.10.12

チャイコフスキー聴き比べ

10月11日は、前半プログラムの練習でした。

チャイコフスキー作曲/ピアノ協奏曲第1番

石川先生のお話にもちらっと出てきましたが、同時期に作曲された「交響曲第4番」と似ているところがいくつかあります。
3連符が続いたり、半音で動いたり、音階で上がったり下がったり…。
筆者は、学生時代、今と同じパートで「チャイ4」を演奏したことがあるため、初回合奏のときからちょっと懐かしく思っていました。(添付写真は個人的に一番似ていると感じたページです。)

調べてみると、この2曲がカップリングされたCDも販売されているようです!
どちらも絢爛豪華な響きで、聞きごたえがあります。
お時間がある方は、ぜひ聴き比べてみてください♪

Vn. M

2023.10.05

ヴェルター湖 (オーストリア)

ブラームスが生まれ育ったドイツのハンブルクで7年ほど暮らした私にとって、ブラームスは特別な作曲家であり、ブラームスを聞くとドイツ・オーストリアの街並みや風景が次々と思い浮かんできます。

中でも交響曲第2番、バイオリン協奏曲、バイオリン・ソナタ第1番は、昔から特に好きな曲だったのですが、これらの曲がオーストリア南部にあるヴェルター湖畔のペルチャッハという街で書かれたことを知った私は、ブラームスはどれほど美しい風景を見てこれらの曲を書いたのか、どうしても自分の目で見たくなり、イタリア、スロベニアとの国境にほど近い、片田舎のその小さな湖と街を訪問しました。写真はその時に撮影したヴェルター湖です。

ブラームスが1877年、1878年、1879年と続けて3度の夏を過ごしたペルチャッハは、今も避暑地として地元の観光客で賑わい、ブラームス国際コンクールの開催地にもなっているのですが、普段は街がブラームスを推している様子はあまり感じられず、観光案内所で聞いてもブラームスに関する有用な情報は得られなかったため、私が以前ある本で見つけてメモしておいた、ブラームスが滞在していた家の住所・番地を頼りにその場所に行ってみると、壁に”In diesem Hause wohnte und wirkte 1877 Johannes Brahms”(=ブラームスは1877年にこの家に住み仕事をした) と書かれた家にたどり着くことが出来ました。その家は今はペンションになっていて残念ながら中に入ることは出来ませんでしたが、その近くにあるブラームスが滞在したホテル、ブラームスが散歩したであろう湖畔の小川、美しいヴェルター湖の湖岸などを、ブラームスに思いを馳せながら散策しました。

ちなみに、同じくヴェルター湖畔の別の街・マイアーニックには、マーラーが交響曲第4番~第8番などを作曲した小屋があります。

山道を少し登った先の木々に囲まれたところにその小さな小屋があるのですが、そこでは、小屋の管理人さんと会話したり、リクエストに応じてマーラーの曲を流してもらえたりと、マーラーも大好きな私は、この上なく幸せな時間を過ごすことが出来ました。

ブラームスは友人に宛てた手紙に 「ヴェルター湖畔には美しい旋律が飛び交っているので、踏みつぶさないように気をつけなくては」 と書いたそうです。

また、その地で作曲された交響曲第2番を聞いた別の友人は 「この曲は、ただただ青い空、泉の揺らぎ、太陽のまぶしい輝き、涼しげな緑の木陰。ヴェルター湖畔ペルチャッハとは、どんなに美しいところだろう」 と言ったそうです。

今回のメインプログラムであるブラームスの交響曲第2番は、ヴェルター湖のそんな美しい風景を思いながら演奏したいと思います。

(1st Vn T.I.)

2023.09.28

ブラームスの金管 その2

今週の練習は、ブラームス交響曲2番の金管分奏。
いつもお世話になっているチューバの先生をお呼びしての特訓でした。

2021.02に、「ブラームスの金管」として、ブラームス交響曲第1番の練習ブログをUPしましたが、なんと、、、“ブラームス”“トランペット”とググると、結構最初のほうにひっかかるページとなってしまいました。今回は“その2”として、ブラームス交響曲2番の練習ブログをUPしたいと思います。(次回は“その3”で 3番? いつになることやら・・・・・)

前回は、ブラームスは、ホルンはオイシイ!他の金管も 動きも出番も決して多くはないけどおもろいぞ・・という話でした。
今回の2番は、その1で書いたように、チューバがあります。トロンボーンも4楽章以外にも出番があります。綺麗なコラールから、朗々とうたうソロ、きらびやかなメロディ。今回も金管も聴きどころがいっぱいです!その分、難しいところ・気を遣うところも盛りだくさん・・・・。

そんな困ったときには、学生時代に教わった先生が書いた教本、”第1トランペットを吹く人のために 第1巻ブラームス”を参考にしています。
(※この本は門下生のためだけで未刊行品のはず。)
数々の助言のなかには、、、吹き方の指南・演奏の心構えだけでなく、「2番Tpガンバレ!」という、 慈愛に満ちた言葉も・・・。(それくらい、むずかしい)

今日ご指導いただいたこと、それとこの本の先生の教えとあわせて、いい演奏になるように引き続き 頑張ります!

(不肖のトランペット弟子)

2023.09.16

チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番♪

9月13日は95回定期演奏会に向けて、石川先生による2回目の合奏でした。この日は1曲目に演奏する「ヘンゼルとグレーテル」、2曲目の「チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番」の練習でした。チャイコのピアコンと略してしまいますが、この曲、1度はどこかで聴いたことがあるのではないでしょうか。冒頭からホルンがめちゃくちゃカッコイイのです。ここを聴けば「あー聴いたことある!」という方が多いのではないでしょうか。その後も美しいメロディーがこれでもか、と続きます。1楽章から3楽章まで、時にお洒落に、そして壮大なメロディーが目白押し。最も有名なピアノ協奏曲ともいえるこの曲のピアニストは浜響と初共演の松澤碧ティナさん。2022年8月に行った第5回浜響ソリスト・オーデションのピアノ部門で第1位を受賞され、すでに各方面で活躍されています。ティナさんとどんな協奏曲になるのか、今から本番がとても楽しみです!

VnO

2023.09.11

石川先生初合奏!

9/6は次回の演奏会で指揮を振ってくださる石川征太郎先生の初合奏でした。石川先生は浜響とは夢コン以来2度目の共演になります。
今回はブラームス交響曲第2番の1楽章と2楽章を、ブラームス特有の楽譜の書き方についてなどの解説を交えながらご指導いただきました。
前回のトレーナー合奏では演奏に7月の「夢に追いかぜコンサート」の影響が残っていましたが、今回の練習で切り替えが進んだのではないでしょうか。
ブラームスの交響曲はどれも演奏頻度が高く、浜響も第90回定演で第1番を演奏したことが記憶に新しいですし、第2番も過去に演奏されたことがあります。
きっとお客様もこれまで様々なブラ2を聴いてこられたと思いますが、今回はどんなブラームス2番になるのか、是非お楽しみに!
団員もワクワクドキドキしながら練習に励みます!!

Hr.O

2023.08.27

行ってきました秋田‼️後編

19日…この日は午前も午後も練習。しかし、前日のパート別懇親会で親しくなり、ぐっと距離の縮まったパートメンバー。新たな伝達事項や気になったことを話すのもスムーズに。お二人の先生の御指導も熱くなり、曲がまとまっていくのがわかりました。ハスの花がたくさん咲いたお堀に囲まれた、木の温もりをかんじるミルハス大ホール。そこで本番を迎えるのももうすぐ。その日の夜は全体レセプションでした。ここでも浜響チーム7人の陽気なキャラ全開!なまはげ様と記念撮影している姿は、他のオケのみなさんからも好評でした。

20日、いよいよ本番。一生に一度きりのメンバーが集まったオーケストラ。3日間という限られた時間で集中して仕上げた演奏…。言葉に表すのは難しい、本当に貴重な、宝物のような演奏でした。そうとしか言いようがない…。私事ですが、自分が参加したBオケのラフマニノフ2番は、学生時代から30年越しに憧れていた名曲であり、長年お世話になっている井﨑先生の指揮ということで涙が止まらなくなってしまいました。それも、普段から同じ目標をもって日々精進している浜響の仲良しメンバーと共に演奏できたことが嬉しくて。また、今回友達になったたくさんの方々の優しさに助けられて。
アマチュアオーケストラ団員は自分の仕事や家庭をもち、その中で音楽を楽しむ、よい演奏を目指す、そして、お客様に喜んでいただく、ということ目指しています。そんな仲間が全国から年に1回集まって、同じ高みに向かって演奏する、これは素晴らしいことだなと感じました。移動は遠くて大変ですがね。この思い出は忘れることはないでしょう。

そして、楽しいこと大好きな仲間は、しっかり後夜祭も盛り上がり、その次の日以降に浜松へ戻ってきたのでした~!
秋田のお酒、食べ物、おいしかった!ババヘラアイスを売ってるババ様たちも、めちゃめちゃ優しくて、チャーミング!

ホストオーケストラの秋田市管弦楽団の皆様、大雨の災害も重なり大変な中、ありがとうございました。秋田大好きです!