2021.01.08
2021年スタート!
あけましておめでとうございます。
今年も1月6日より練習再開しました。
昨今の感染状況を鑑みて、縮めつつあった間隔を昨年の練習再開時のものに戻し、トレーナーの齋藤先生にプログラム前半の「タンホイザー」をご指導いただきました。
さて、
ドラマ「白い巨塔」の財前教授といったら誰を思い浮かべますか?
田宮二郎 (1966・1978年)
唐沢寿明 (2003年)
岡田准一 (2019年)
※他にもいらっしゃいますが省略
田宮二郎さんが有名で、岡田君が記憶に新しいところですが、唐沢財前教授がとても印象深いです。なぜかというと、財前教授が病院の屋上で空に向かって、まるで指揮をするかのように手術のイメージトレーニングをする場面で「タンホイザー」の序曲が流れていたからです。
https://ontomo-mag.com/article/column/shiroi-kyotou-wagner/
その後「タンホイザー」の序曲は、いつも「白い巨塔」を思い出しながら演奏していました。
でも…
「タンホイザー」って本当はどんなオペラ?
年末の練習にて団内トレーナーが懇切丁寧にストーリーを説明してくれました。
正式タイトルは「タンホイザーとヴァルトブルク(地名)の歌合戦(Tannhäuser und der Sängerkrieg auf Wartburg)」となんだか楽しそうですが、ひとことでいうと「官能的な愛と精神的な愛の間で葛藤する騎士タンホイザーが、乙女エリーザベトの自己犠牲に救済される物語」(浜響チラシより)と小難しそうなお話。
しかもこの歌合戦、元々の伝説では諸侯のうちでだれが最も優れているかを歌い合って、負けた方が命を落とすというシビアなものだったそう。(Wikipediaより)
オペラを全部見ると約3時間かかりますが、浜響の第90回定期演奏会では、序曲、エリザベート(タンホイザーの恋人)のアリア、大行進曲、ヴォルフラム(タンホイザーの親友)のアリア「夕星の歌」など有名な曲を演奏します!
さらに今年1月3日の第64回NHKニューイヤーオペラコンサートでも演奏された「巡礼の合唱」も生演奏で聴くことができます!
練習では、齋藤先生が熱唱してくださり、またワーグナーを演奏する際の音の長さについてもご指導いただき、イメージも膨らんできました。
メロディの裏で、まるで水面下の水鳥の足のように、こまかい音符を演奏している箇所がとても大変ですが、3月には「白い巨塔」ではなく、愛について思い巡らしながら演奏したいと思います。