セクション練習(2/5)

2025.02.08

セクション練習(2/5)

今日は弦・木管・金管に分かれてのセクション練習です。
木管は井上京先生にご指導いただきました。

まずは伊福部の「シンフォニア・タプカーラ」から。
「この曲はリズムが特徴だから、アクセントをしっかり」「変拍子は正確に、テンポを変えて辻褄合わせをすると、だらしない印象になってしまう」といったリズムについての指摘をいただきました。修正を重ねて縦が揃うと、木管セクションだけでも演奏に厚みと迫力が増してきますし、この曲のタイトルにもなっている踊りの要素が際立ってきて、本番が楽しみになるような練習になりました。

続いてはドヴォルザークの「チェロ協奏曲」。
「タプカーラ」とは打って変わってこちらはチェロの華麗な独奏に彩りを添える、木管のソロが目白押しの曲です。ソロがあると歌いたくなるのですが、先生からは「シンプルなのが格好よい」という意外な指導をいただきました。音量やテンポの変化に凹凸をつけず、滑らかに繋がっていくように細かな修正を積み重ねていくと、音楽の向かう先が明確になってメロディの美しさが増していきます。練習時間がいくらあっても足りない程、あらゆる所に先生のこだわりポイントがあって、2楽章と3楽章の指導は次回のセクション練習に持ち越しとなりました。次回の練習も先生のこだわりポイントが満載のはずです。

最後はバルトークの「ルーマニア民俗舞曲」の確認をして、今日の練習はおわり。

作曲家の出身も、作曲された年代も、作曲の背景も全く違う、「音楽」という一言では表しきれない多様性に満ちた曲目を取り上げる演奏会は、4月13日が本番です。
詳細は↓のリンクでご確認ください。
https://hamakyou.jp/events/第98回定期演奏会/

(Fl N.I)

2025.01.30

ルーマニアのフォークダンス

2025/1/29 はドヴォルザークのチェロコンチェルトと、バルトークのルーマニア民俗舞曲の練習でした。
ルーマニア民俗舞曲(または民族舞踊) は英語だと Romanian Folk Dance です。
知らなかったけど、中学校でやってたオクラホマミクサーなどのフォークダンスは民族舞踊のことだったのか。

バルトークはルーマニア民俗舞曲を6曲からなるピアノ小品の組曲として作曲し、後にバルトーク自身の手により小管弦楽に編曲したそうです。
各曲には踊りの題名が付いていますが、どんな踊りだったのでしょうね。

1. 棒踊り – Joc cu bata (Stick Dance)
戦いを模した踊りで、若い男女が激しく踊る。各小節の終わりに棒で地面を打つリズムがある。

2. 飾り帯の踊り – Braul (Round dance)
トロンタール県に伝わる舞踏曲。少女達が2人ずつ互いに腰をつかみ、円になって踊る。

3. 踏み踊り – Pe loc (In One Spot)
増2度が特徴的なメロディで 男女ペアになって一地点で踊る。

4. 角笛の踊り – Buciumeana (Dance of Buchum)
3拍子のトランシルヴァニア地方のゆったりした舞踏曲。
アルペンホーンというルーマニアの民族楽器〈全長2mの木管楽器〉の伴奏で踊る。

5. ルーマニア風ポルカ – Poarga Romanesca (Romanian Polka)
ポルカは本来ボヘミア地方の舞曲だが、この曲はかなり情熱的で野性味豊かなものになっている。
主部のメロディは複合リズムを持っている。ルーマニア独自の子供達による快活な踊り。

6. 速い踊り – Maruntel
ビーハル県で採取した2種の舞曲が繋がっている。大勢のカップルによる求愛の踊り。

7. 速い踊り – Maruntel
テンポ・リズム・ダイナミックスにおいても勢いを増し、華やかに締めくくる。

曲目解説の出典
https://kotmari.catfood.jp/newpage23.htm
https://www.fostermusic.jp/products/detail/8230#:~:text=

たいへん盛り上がって終わるのですが、個人的にはすごい量の弓の毛が切れて困ってます。
でも安心してください、本番にはちゃんと弓の毛を張り替えて臨みますよ。
(びおらの彼)

2025.01.23

練習(1/22)

1/22は、前半の曲、ルーマニア民俗舞曲とチェロ協奏曲の団内指揮での練習でした。あの素敵なメロディを自分たちが奏でることができるのかと思うと、とてもワクワクして練習に参加しました。

ドヴォルザークのチェロ協奏曲は、略して「ドボコン(ドヴォコン)」と言われます。
他の有名な協奏曲の略称としては、
メンコン=メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲
チャイコン=チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲
などがありますが、ドボコンがヴァイオリンではなくてチェロ協奏曲なのは、この曲がそれだけ素晴らしい作品であることを物語っていると思われます。
(ドヴォルザークもヴァイオリン協奏曲を作曲しています)
ドボコンは、木管楽器の美しい旋律、華やかで深みのある金管楽器、コンマスソロ等々、協奏曲にしては最初から最後までオーケストラも重厚で大活躍。
演奏しながらついつい聴き入ってしまうので気が抜けません。
また、お気に入りのメロディが来ると密かに胸が熱くなっています。
独奏チェロも技巧的ですごいので、ソリスト練習では感動しすぎて気が遠くなるかも…。

2楽章には歌曲「ひとりにさせて(Lasst mich allein)」のメロディが織り込まれています。これはドヴォルザークが想いを寄せていたソプラノ歌手の女性のために作った曲で、彼女が好んでよく歌っていたそうです。想いは実らずとも曲の中に想いを残す、作曲家ならではの愛の形に切なくなります。

チェリスト西谷牧人さんの公式YouTubeより

でも浜響で前回演奏したのは、第25回定期演奏会(1988年10月23日)、なんと37年前。こんなに長いこと演奏していなかったとは意外でした。37年前は生まれていなかった人もいますが、演奏した人もいる浜響、歴史を感じます。

そして、演奏会の最初に演奏するルーマニア民俗舞曲は、テレビ「大改造!!劇的ビフォーアフター」の中で、BGMとして使用されています。5分位のあっという間の曲です。練習では、ぼーっとしてたら一瞬で終わってしまうので、事前にポイントをしっかり書き込んで臨みました_φ(・_・

ピアニストたくおんさんの公式YouTubeより

(Va M)

2025.01.19

冨平恭平先生 浜響初来団

浜響ブログをご覧の皆様
2025年も浜響ブログでは、普段の練習や演奏曲について様々な団員の視点からお伝えします。ブログを通して浜響や曲に興味を持っていただけたら幸いです。

さて、先日の練習では4月の演奏会で指揮を振っていただく冨平恭平先生が初来団され、シンフォニア・タプカーラを一通りご指導いただきました。浜響が冨平先生とご一緒するのは今回が初めてということで「一体どんな方なんだろう?」とドキドキしていたのは私だけではないはず…。特にオペラ関係で活躍されている方ですが、今回取り上げる「シンフォニア・タプカーラ(=立って踊る)」はアイヌの土俗的なリズムと躍動感が特徴的ということで、練習ではリズムの歯切れや楽器間の音量バランスについて重点的にご指摘いただきました。

第98回定期演奏会のテーマは「魂を揺さぶる大地の調べ」。民俗音楽を題材にした作品を中心にお送りしますが、一口に民俗音楽といっても様々です。各地域特有の音楽を是非お聴き比べ下さい。

~♪お知らせ♪~
開演前(13時40分頃)ホールステージ上にて、SPAC所属俳優による前説コーナーがあります!
こちらも是非ご覧下さい!

(Hr 三十路のO)

2025.01.10

チケット1/12いよいよ発売

いよいよ1/12にチケット発売となります。
島宗さんのチェロ協奏曲、
そしてなかなか演奏される機会が少ないシンフォニックタプカーラ、お聞き逃しなく!

2024.12.21

G.P.練習

本日の練習は、明日12/22に控える第97回定期演奏会の前日練習。
通称ゲネプロ(generalprobe:ドイツ語 略GP)でした。

英語圏では、dress rehearsalと呼ばれたりしますが、本日は普段着にて。
(当日直前練習も普段着なので、正確な意味でのdress rehearsalは行われないかも?)

今回の演奏会では、前半曲の一部で参加させていただいています。
ひさしぶりに、歌のバックで演奏(実際には音出してないですが)となり、今回ソリストとして来ていただいた十合さんの素晴らしい歌声を間近で聞くことができるという特典を堪能しました。

前日練習というと、管楽器奏者としては、吹きすぎに気をつけて最終調整する段階ですが、一足お先に 美声に酔いしれさせていただきました。
年の瀬、お忙しい中ではありますが、ぜひ明日は会場まで足をお運びいただければ幸いです。

(なお、全然吹いていないようにも読めますが、一応、ちょっぴりは吹いています。なかなか、トリッキーなところも多いうえに、よい演奏にするにはいろいろ気遣うところも多い曲だなぁと痛感しております。)

休みの小節数を数えるのが大の苦手な金管奏者より

2024.12.19

「郷土愛系」作曲家 ドボルザーク

先日、NHK Eテレ「クラシックTV」でドボルザークが取り上げられると知り観てみました(2023年6月8日のアンコール放送)。

ゲストで登場したのは、「ごめんねごめんね~!」のネタでおなじみのU字工事。

なぜ彼らが呼ばれたかというと、栃木弁を使って地元栃木を全面に出した漫才で人気のU字工事と同じように、ドボルザークも地元チェコの音楽や踊りのリズムを曲の中に取り入れ、郷土愛を全面に出して大ヒットした作曲家だったから。

このような「地元ネタ」を自身の曲に取り入れて自分の国をアピールした作曲家はドボルザークの時代では珍しく、そのエキゾチックな音楽が世界中で大流行したそうです。

この「エキゾチック」こそ、まさに今回のテーマ「異国の薫り」!
今回の演奏会は前半も異国情緒たっぷりですが後半のドボルザークも、「チェコネタ」満載でエキゾチックな演奏をお届けします。

番組で取り上げられたチェコの民族舞曲「フリアント」のリズム(12、12、12、123、123)も、この演奏会のどこかで出てきますので、どうぞお楽しみに!

いよいよ、今週末となりました。日曜日はアクトシティ浜松大ホールへ!
ご来場お待ちしています。
Brzy se uvidime!

「クラシックTV」番組ホームページ:
https://www.nhk.jp/p/classictv/ts/14LJN694JR/episode/te/KZ2716WMG2/

2024.12.16

3種類のクレッシェンド

昨日は集中練習の2日目ということで、終日ドボ8の練習に明け暮れていました。
響きの良い大ホールのリハーサル室で充実した練習でした。

前日の練習のエピソードではあるのですが、指揮者の松岡先生がクレッシェンド (*) について印象的なことをおっしゃっていました。

(*) クレッシェンドとは、音量が徐々に大きくなることを指す。主に楽曲の表現力を豊かにするために用いられる。クレッシェンドは、感情の高まりや緊張感を表現する際に効果的であり、様々な楽曲で使用されている。
(実用日本語表現辞典より)

クレッシェンドには3種類あるとのこと。
1つ目は徐々に音量を大きくするタイプ。2つ目は最初に多めに7-8割のクレッシェンドを行い、そのあとは少し大きくするタイプ。3つ目は最初は少なめに大きくして最後に7-8割を一気にクレッシェンドするタイプ。
絵にすると下記の感じでしょうか。

今回の演奏会では、全3種類のクレッシェンドが登場するのですが、
特に3つ目のタイプが音楽的にはとても効果があって、盛り上がりをわかりやすく表現できる方法とのこと。

今回は一度は耳にしたことがあるはずの曲が多く並ぶので、耳なじみのメロディーを楽しんでいただくのはもちろんのこと、最後にわーっと一気に盛り上がるクレッシェンドにも注目して聞いていただけるとより一層楽しい時間を過ごしていただけるのではと思います!

本番まで残すところ、1週間!
いい感じに仕上がってきていますので、乞うご期待!
会場でお会いしましょう!

Vn. S.H

2024.12.15

十合さんとの歌合わせ

今週末は集中練習!ということで、1日目となる昨日は十合さんとの歌合わせでした。

会場いっぱいに響き渡る美しい歌声に合奏前からわくわく。カルメンの練習が始まるとまるでカルメンがそこにいるかのような雰囲気につつまれ、オーケストラの演奏もより一層引き締まったように感じられました。

演奏会ではカルメン/サムソンとデリラの前半プログラム両方で歌声をお聴きいただけます♪
どんな演奏に仕上がっているのか、お楽しみに!

Fl. M.E.

2024.12.12

予想外

昨日は「ドヴォルザーク/交響曲第8番、サムソンとデリラ、アンコール」の合奏でした。

「サムソンとデリラ」よりバッカナールのアラビアンなメロディは、どこかで耳にしたことがあるという方もいらっしゃると思いますが、楽譜をご覧になったことはあるでしょうか?

私自身、初めて楽譜を見たときはびっくり!
というのも思っていたのと記譜が違ったからです。
あれ、ド♯レミファ…って1拍目からじゃないの…(・・?)
(縦線の位置が、添付写真 赤線だと思っていました。)
頭では理解していても、何度弾いても、ちょっと気を抜くと混乱…(@_@)
でもこの記譜だからこその表現がもちろんあるのです。サン=サーンスと松岡先生と自分たちの思いを音にしてお届けできるよう、がんばります!

気づけば、本番まであと10日…!!
昨日の練習では、細かい表現を何度も練習したため時間がなくなり、後日に回した曲も…。
今週末は土日練習もあり、十合さんとの初めてのソロ合わせも予定されています。
最後の追い込みに、乞うご期待!

Vn.M