チケット発売、Vivace友の会4/7~、一般4/14~

2024.03.30

チケット発売、Vivace友の会4/7~、一般4/14~

いよいよ、来週から、「夢に追いかぜコンサートin浜松」~オーケストラが奏でる童話の魔法~のチケットが発売されます!
美女と野獣、眠りの森の美女、シェエラザードの3つの物語を、語りと美しい音楽でお楽しみいただけたらと思います。

全席指定ですので、良いお席はおはやめにお求めください。

2024.03.17

第96回定期演奏会ご来場ありがとうございます。

本日はお足元の悪い中ご来場くださいまして、また、たくさんの拍手をいただき、ありがとうございました。

これからの演奏会に活かしていきたいと思いますので、オンラインアンケートにご協力いただけますと幸いです。

こちらから ⇒ https://forms.gle/YP8N2ArzpfP6pFFN7

よろしくお願いいたします。

 

⚫︎ソリスト  アンコール
バッハ作曲 : 無伴奏ソナタ 第3番より ラルゴ

⚫︎オーケストラ  アンコール
ショスタコーヴィチ編曲 : タヒチ・トロット

2024.03.14

「凍てつく大地にほとばしる情熱」

本番まであと4日と迫った昨日。
前半は、ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲の練習でした。
ソリストの水越さんと、テンポ感の共有を中心に細かいところの確認を行いました。
オケとの合わせが終わってからも、指揮者の坂入先生と入念な調整をされていて、これからどんな演奏に変化するのか、楽しみです!

個人的には、第4楽章最後の方、テンポも速くて音も高くて大変だけれど、ショスタコーヴィチの交響曲第5番っぽい音が出てくるところが、お楽しみポイントです♪

後半は、チャイコフスキー/交響曲第5番の合奏。
始まる前、坂入先生から「全然違う音楽なので、3分でもいいから楽器を置いて休んで、甘いものを食べたり飲んだりして、気分を変えてください。そのまま演奏して、焼け野原にならないように!笑」というお話がありました。

確かに、同じロシアの作曲家でも全然違う…。
様々な角度から“凍てつく大地にほとばしる情熱”を表現したいと思います。
(当日の休憩時間、何を食べようか考え中♡)

当日券の販売もありますが、指定席は残りわずかです!お早めにお買い求めください!

Vn.M

2024.03.09

チャイ5えもん

チャイコフスキーの第五交響曲、略してチャイ5は、大学3年の時にオーケストラサークルで取り組んだことがあります。思い出いっぱいのこの名曲を再び演奏できることを嬉しく思います。

ところで、チャイ5はドラえもんと呼ばれることがありますが、これついて学生時代から思うことがあります。それは言うほどドラえもんか?ということです。その真相を探るべく我々調査隊はamazonの奥地へと向かった…

チャイ5のドラえもんと呼ばれるところ(四楽章の最後のほう)で聴こえるのは(移動ドで読むと)ドシラソファ♯ソ ドシラソファ♯ソ…と続く三連符です。一方で「ドラえもんのうた」の例のイントロは(移動ドで)ドシラソラシ ドシラソラシ…と三連符が続きます。

お分かりいただけただろうか…厳密には音型が違うのです。まぁでもやっぱりどことなくドラえもんを感じますね。なんなんですかね。ちなみに、一楽章の80小節目あたりには感情高ぶる情緒不安定なドラえもんが複数体います。私はこのあたりを真・チャイ5えもんポイントと呼んでいます。どうでもいいですね。

とっても大好きチャイ5えもんですが、「ドラえもんのうた」がアニメ主題歌として使われていたのは2005年頃まで。もう20年近くも前です。令和を駆け抜ける少年少女達はドラえもんの主題歌と言ったら「ドドドドドドドドドッドードラエモン〜」の方になっているのでしょう。愛すべきチャイ5型ロボットは超エキサイティンなバトルドームのCMと共に激動の時代の荒波の中に消えゆく運命なのかもしれません。

そんな諸行無常を感じていたら、演奏会まであと1週間程になってました!より良い演奏をお届けできるよう、先週の集中練習と今週の分奏での反省点をしっかり見直して最後まで練習がんばります!

(Va. S.T.)

2024.03.03

ヴァイオリン協奏曲!ショスタコーヴィチ!!ソリスト合わせ!!!

集中練習2日目は、芥川也寸志の『交響管弦楽のための音楽』で始まりました。

浜響で邦人作品はあまり演奏してきませんでしたが、聴いて(演奏して)みると邦人って感じがするようでいてロシア(ソ連)風味がお口の中いっぱいに広がります。もちろん、どんな風味を感じるかは人それぞれなので、当日の演奏をお楽しみ頂けるように、私たちは共通のイメージをもとに演奏の精度をあげるのみです!演奏会当日は近隣駐車場がいっぱいになる可能性がありますので、お時間に余裕を持ってお越し頂き、お聴き逃しのないようにご注意ください!!

さて次の曲は、いよいよソリストの水越さんを迎えてのショスタコーヴィチの『ヴァイオリン協奏曲1番』です。

団員みんなドキドキの戦々恐々でした…何がドキドキって『テンポ』です(笑)何をそんなに恐れるんだ?という方は予習がてらこの曲を聴いてみてください。協奏曲とはいえ、交響曲のような構成とショスタコらしさぎっしりのオーケストレーション!!
水越さんの演奏により、1楽章冒頭からスッと世界に引き込まれ、浜響の集中力がぐっと高まりました。ソロに聴き惚れながらも、正気とテンポを保って…疲れました…。
それにしても、この曲、ソリストがずっと音を出しています。すごいエネルギーと集中力です!1〜4楽章まで、ありとあらゆる表現や音色がお楽しみいただける事間違いなしです♪演奏会前に予習するタイプの方は、ショスタコの交響曲10番あたりも聴いてみてくださいね♪

その後、チャイコフスキー5番の練習もして2日間の集中練習を終えましたとさ。

(クラ子)

2024.02.29

北の国のラッパのビブラート

オケでチェロを45年もやっていながら何とチャイコフスキーの交響曲第5番は始めて!
大学の時にやったけど、その時はコントラバスを弾いていたので、チェロの美味しそうなメロディーはとても羨ましかったです。
この曲はいろんな意味で思い出深いのですが、今まで何故か縁がありませんでした。
高校生の時に生まれて初めてオーケストラを聞きに行ったのが、ユーリー・シモノフ指揮のボリショイ歌劇場管弦楽団でまさにチャイコフスキーのこの曲でした。(今や懐かしのはまホールでした。)
当時有名なトランペット奏者のドクシツェル氏がこの団で吹いていました。この人はテクニックばかりでなく音量も音圧も凄まじいものがありました。
しかも当時のソビエトのオーケストラのトランペットの通例で気合でビブラートを掛けていました。特に第2楽章の運命のテーマなどは親の仇のように音を揺らしていました。
まさに狂気そのもののように思えました。
今のロシアのトランペットはビブラートを掛けません。共産圏時代の象徴だったのでしょうか?指導者の誰の趣味だったのでしょうか?疑問は尽きません。
今ではビブラートの狂気を聞きたい場合は、CDなどで当時の録音を聞くしかありません。ムラビンスキーやスベトラーノフの録音では大層なビブラートを味わうことができます。

どうもこの曲の狂気に惹かれるところがあるようで、今回この曲のCDの枚数を数えてみました。すると11枚もあるじゃありませんか!
気になって有名どころを数えてみましたところ、ベートーヴェンの5番と「悲愴」が共に11枚ということで、一番多いというわけではなかったことで何故か安心しました。
そんなにこの曲が好きなのか?と再考させられました。(ちなみに一番多いのはドボ協で14枚でした・・・)
ベートーヴェンの5番や「悲愴」は素晴らしい曲で文句の付けようが無いのですが、チャイコフスキーの5番は案外文句を付ける箇所があったりします。(特に終楽章)
結局「この指揮者はいったいどこまで狂気を表現しているのか?」が気になって、ついついCDを買ってしまった訳です。
たとえばバーンスタインの最晩年のチャイコフスキーの5番は常軌を逸するルバートが怪しく深く暗いところに導いてくれるようでした。
カラヤンのEMI版はベルリン・フィルの狂ったような演奏で聞く人の心を揺さぶります。
共にトランペットがビブラートを掛けなくても狂気を表すことができるのだと感心しました。

さて今回の坂入マエストロのルバートもナカナカです。私的には、どこまでの狂気に導いてくれるのか大いに楽しみにしています。(TK)

2024.02.24

音色を考える・向き合う

オケをやっていて「楽しい!!」と思えることは、音色を動的に作っていけることです。


譜面上は指示が同じでも、作曲家や楽器構成で意味合いが変わりますし、それ以上に私達の演奏も変わります(良くも悪くも)。

自分なりの正解を探しつつ、音の流れの中でさらに最適化して行く過程を共有できた瞬間はとても心地よいです。

トロンボーン吹きの自身の場合、
何より耳で聞きながらが意識の9割ではありますが、残りの1割として、弦楽器の弓の使い方もとてもヒントになります。アップかダウンか、圧のかけ方、抜き方など…、息使いに非常に影響してきます。

毎週合奏をこなしていると、ついルールを増やしていくような思考になりがちですが、それ以上に聞きあう姿勢を磨き、動的に響きを作っていくことで、もっとオケの沼にはまっていきたいと思います。

(Trb2nd)

2024.02.15

あくたがわさんのおんがく

本日の練習は、田尻先生による管打分奏でした。
曲目は、芥川也寸志作曲の「交響管弦楽のための音楽」とチャイコフスキーの交響曲第5番。前プロとメイン曲です。

今回は、通称”芥川”のほうにのることとなりましたが・・・・
この曲じつは定期演奏会の曲目候補となるまでは、まったくと言っていいぐらい知らない曲でした。
●●年前に買った所有するCDにも入っていたし(その意味では耳にはしたことはあったはず)、
作曲者のおなまえは幾度となく耳にしたことある方でしたが、全く印象にのこっていなかったのです。

題名や作曲者のお名前、作曲年からすると、現代曲っぽい雰囲気すら漂いますが、
聴いてみると・・・まぁなんということでしょう。。。
とっても、耳なじみの良い聴きやすい、そしてかっこいい曲ではありませんか。。
(ロシア的な流れをくむ音楽系譜のようですが、個人的には時代劇の劇中歌的な雰囲気を感じます)

調べてみると吹奏楽コンクールとかでも演奏されている模様です。(まぁ無知って恐ろしや)

各楽器、もちろん各管楽器・打楽器も大活躍。
ということで、本日の管打分奏も集中して練習にいそしみました。
(前回の練習に参加できずでしたので、久しぶりの練習参加でした)

ということで、今回の演奏会は(も?)遅刻厳禁。最初からとっても楽しめる曲が用意されてます。。
初めて聴く方も、すでに知っている方も、この曲を楽しみにしている玄人の方も 楽しめる演奏になるように残り1か月練習頑張りたいと思います。

(無知な金管奏者)

2024.02.10

降り番の視点から聴いてみた!

またまた波小僧です。
今回、私、ショスタコーヴィチのバイオリン協奏曲は降り番です。今日の練習はショスタコーヴィチから始まります。普段、降り番だと自分の乗り番曲の練習開始に合わせて会場に行くことが多いのですが、今日は視点を変えてオケを聴いてみようと思い、セカンドVnとビオラの斜め後ろ辺りに座って、楽譜見ながら「聴く」練習をしてみました。
練習開始直前、セカンドトップから後ろのプルトに向かって、何やら伝達が始まりました。弦楽器によくある「突然、伝言ゲーム」。そこからの弾き方やボーイングのレクチャーのようです。他の弦楽器の中にはストレッチをする人も。
練習は2楽章から始まりました。この楽章、弦楽器は長~い休みが多い。それも8+16+12+2+1+…みたいな。忍耐!ですが、管楽器の掛け合いを聴きながらカウントしている人がいることがわかります。休みであって休みでない、ということですね。97小節からチェロとコントラバスが登場しました。
管楽器の皆さんのブレスも、いつも以上に聴こえます。そういえば若いころ、室内楽をやっていて「ブレス意識してアンサンブルしようよ」と先輩から教わりました。弦楽器はブレスしなくても「音」は出ます。でも、それでは「音楽」にならない。管楽器の皆さんはブレスしないと倒れてしまいますよね。弦楽器も管楽器も打楽器も、呼吸を合わせて演奏することが気持ちを合わせて表現していくことにつながるんだな、と実感。
本日の練習の御指導は田尻先生。「縦の線をそろえましょう。」「パート間のコミュニケーションを取りましょう。」「音価を大切にしましょう。」といった具体的な御指導が入ります。田尻先生はよく「音のクオリティ」という言葉を使われます。今回の練習では、それをさらに詳しくお話されたように感じました。それに団員ひとりひとりが真剣に、時に大きくうなずきながら聴いていることが一目でわかります。勉強になるなあ…。
 ソロバイオリンが入って、どんな演奏になるのかが、ますます楽しみになってきました!そうするうちに、練習は2楽章に続いて4楽章に。全く違う2つの楽章。熱の入った練習が続き、あれよあれよという間にフィナーレ。勢いがすごい…。普段自分のことで精一杯になっていることを反省しつつ、オケのもつ響きの面白さを実感しました。もちろん、本番までにもっともっと完成度を上げていかないといけませんがね。やる気出てきたぞ!
あ、前半の練習が終わり、休憩に入りました。後半のチャイコフスキー5番の練習には私も参加します。
では、行ってきま~す!

(Vn 遠州灘の波小僧)

2024.02.01

前半曲の練習

1月31日(水)は、本番指揮者の坂入健司郎先生で、
芥川也寸志:交響管弦楽のための音楽
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 第1番
の練習でした。

交響管弦楽のための音楽は芥川先生が25才の時の作品で、若々しいパワーがみなぎっています。20代は少なめな浜響ですが、曲に圧倒されないよう張り切って演奏します。

坂入先生によると、日本人作曲家の曲でありながら、ソヴィエト的な側面や西洋の雰囲気なども取り入れられているとのことで、多様性に満ちた曲であると言えます。でもピッチは画一性を高めていきたいと思います。

1楽章から2楽章へは切れ間なく演奏されますが、シンバルの一撃が2楽章の合図です。お聴き逃しなく!

ヴァイオリン協奏曲は、ショスタコーヴィチ先生が41才くらいの時の作品です。前回のブログにもあるように、目まぐるしい2楽章の後、3楽章はお休みしているパートが多いです。ソリストの演奏がない今、他の楽器が何を演奏しているか、じっくり聴けます。

ソリストの伴奏が、クラリネット・ファゴット・テューバとかティンパニ・低弦だけなんて箇所もあってゾクゾクします!

トランペットもトロンボーンもいない上、普段出番が少なめのテューバが活躍しているのでご注目ください。

※ドラマ『さよならマエストロ』風に作曲家に「先生」つけてます。

(Va M)