2025.03.15
第100回記念第九の合唱団員募集開始!
2025.03.13
弦楽器大活躍
気がつけば、本番まであと1か月余り…!
昨日は各セクションごとの練習でした。
弦楽器は、数々のプロオケでコンサートマスターを歴任された伊藤亮太郎先生のご指導で、「ルーマニア民俗舞曲」と「ドヴォルザーク/チェロ協奏曲」の練習を行いました。
コンサートの最初を飾る「ルーマニア民俗舞曲」は、弦楽器が大活躍♪管楽器は数人しか演奏しません!
1stヴァイオリンが主に旋律を弾き、他のパートがリズムやハーモニーを担当しています。
と言っても、どのパートも重要で「1stは横の動き、他は縦の動き」というお話をされたとき、思わず「たーての糸はあなた〜、よーこの糸は私〜♪」の音楽が頭をよぎりました。
せっかくの機会だからと、最後は細かい弾き方や個人練習のコツを質問し、お答えいただきました。そして、今回は楽器もお持ちいただいたので、一緒に弾いていただきました!!贅沢✨ありがとうございました!
余談:会場の白脇協働センター、初めて行きました。帰り、ナビに暗くて狭い道を案内されてあわあわ…。
Vn.M
2025.03.06
怪獣映画の思い出
3/5の練習は鈴木竜哉先生による伊福部昭のシンフォニア・タプ
話が変わって文体も変わります。
伊福部昭のシンフォニア・タプカーラは1954年の作品で同氏が
当時の映画館は観客の入替が無かったので、朝から晩まで兄と一緒
ゴジラは水爆実験によって蘇った恐竜という設定で「核の恐怖の象
伊福部先生は自ら考案した旋法で怪獣音楽を作曲していたと聞いた
FL A.A
2025.02.27
30年も前のこと ドボコンの思い出
もう30年も前のことになってしまいましたが、東京にヨーヨーマを聴きに行きました。
井上道義指揮の東京フィル(多分)でドヴォルザークの協奏曲を3曲(VcとVnとPf)というプログラム。
VnはともかくPfの協奏曲は滅多に演奏されない、聞いてみたら確かにあまり演奏されないような曲だった。
そこでヨーヨーマはドボコンを弾いてくれてました。
なにに驚いたかというと、チェロのソロが始まって、トリルが終わって110小節から。
曲はVivoになって16分音符の早い下降音型のパッセージになります。
ヨーヨーマは速い速い!たちまちオーケストラを追い越してひとくさり弾くと、オケが追いつくのを待ってました。
112小節からは、オケといっしょに次を弾き始めました。
多分1拍以上は速かったと記憶しています。
井上氏は落ち着いて振っていましたが、さすがに唖然としたようですが、おくびにも出さずに冷静に振ってました。
そこ以外は速いところは徹底的に速いのですが、手堅く才気あふれる演奏でした。
(ヨーヨーマはそのさらに10年以上前にザルツブルク音楽祭でデビューしました。
小澤征爾指揮ウィーンフィルでハイドンの1番の協奏曲!のっけの音符が半拍以上短く、そのまま突っ込んで行きました。さすがの小澤征爾VPOでしたが、少し乱れました!
その乱れが何ともすごく印象的であっという間にファンになってしまいました。)
浜響では40年以上前にVPO(ウィーンフィル)のスコチッチさんと共演しました。メインはドボ8で第3楽章のチェロのメロディーの弓順がなかなか決まらず、「VPOに聞いてください。」などと指揮者からダメ出しくらってしまいました。
ちょうどスコチッチさんが来日していて静岡の以前入っていたアンサンブルと共演する練習があると聞きつけました。
せっかくなので静岡まで練習を聴きに行きました。
そこでよせば良いのにずうずうしくドボ8の弓順をスコチッチさんに教えてもらいました。
ドボコンの本番は実に清々しく若々しく前向きなソロの演奏に感動しました!
ドボ8も教えてもらった弓順で弾きました。でも感動を呼ぶ演奏にはならなかったと記憶しています。
この前のドボ8にはとても比べられる演奏ではなかったですね。今はオケとして何段階も向上していると思います。
それから10年?ほどして今度は藤原真理さんと共演でした。
ガツーンと来るようなすごい192小節のアウフタクトの音が忘れられません。今でもあの音が頭にこびりついています。
誰でも忘れられない音の思い出をお持ちだと思います.
私の場合は藤原さんのC線のAのアウフタクトの音がまさにそれでした。(TK)
2025.02.25
この絵、なんの楽器だと思います??
2025.02.16
タプカーラ?
2/12の練習は、シンフォニア・タプカーラとドヴォルザークのチェロ協奏曲の団員練習(+α)でした。
ドヴォルザークのチェロ協奏曲は、クラシック音楽を聴かれる方ですと、ご存じの方多いかと思います。
愛称「ドボコン」とも呼ばれ、ドヴォルザーク独特のボヘミアを感じさせる美しいメロディの数々。
独奏チェロをもちろんのこと、どのパートにもいわゆる“おいしい”フレーズもいっぱい。
と比較して、、、、今回のメイン曲でもある“シンフォニア・タプカーラ”・・・・。
ご存じない方も多いかもしれません。かくいう私も、今回の演奏会の選曲の議論に挙がるまで知りませんでした。
(最近は、吹奏楽コンクールにて取り上げられることもあるらしく。全国大会の名演で業界関係者には、その方面でご存じの方はいらっしゃるかも?)
作曲家は、伊福部昭氏。そう、ゴジラで有名な作曲家の書いた曲で、20世紀の中頃に書かれた曲です。
そう聞くと、とっても難解そうな曲ですが、さにあらず。
今回の演奏会のテーマ 〜魂を揺さぶる大地の調べ〜 にふさわしく、土俗的ともいえる民族色豊かな音階やリズムの曲です。
いたるところに、変拍子があったり独特な音階はあったりするものの、とても耳に残りやすい、ある意味“中毒性のある”“くせになる”曲といえるのではないかと思います。
シンフォニア・タプカーラ<Wikipedia> ⇒ こちら
と聞く側に立つと、とっても面白い曲ではあるのですが、演奏する方にたってみると。。。
やはり伊福部氏の曲なので、各パートとっても大変。(特に、金管とピッコロ? ← 音域・音量・吹く頻度 いずれもタイヘンです)
ということで、いろいろな演奏がYoutubeはじめウェブ上に挙がっていますし、音源なども多数出ていますので
浜響4月の演奏会までに、ぜひ一度聴いてみてください!
あなたも、この曲の虜(とりこ)になっているかもしれませんよ。
癖の強い曲を吹くことが多い金管奏者より。
2025.02.08
セクション練習(2/5)
今日は弦・木管・金管に分かれてのセクション練習です。
木管は井上京先生にご指導いただきました。
まずは伊福部の「シンフォニア・タプカーラ」から。
「この曲はリズムが特徴だから、アクセントをしっかり」「変拍子は正確に、テンポを変えて辻褄合わせをすると、だらしない印象になってしまう」といったリズムについての指摘をいただきました。修正を重ねて縦が揃うと、木管セクションだけでも演奏に厚みと迫力が増してきますし、この曲のタイトルにもなっている踊りの要素が際立ってきて、本番が楽しみになるような練習になりました。
続いてはドヴォルザークの「チェロ協奏曲」。
「タプカーラ」とは打って変わってこちらはチェロの華麗な独奏に彩りを添える、木管のソロが目白押しの曲です。ソロがあると歌いたくなるのですが、先生からは「シンプルなのが格好よい」という意外な指導をいただきました。音量やテンポの変化に凹凸をつけず、滑らかに繋がっていくように細かな修正を積み重ねていくと、音楽の向かう先が明確になってメロディの美しさが増していきます。練習時間がいくらあっても足りない程、あらゆる所に先生のこだわりポイントがあって、2楽章と3楽章の指導は次回のセクション練習に持ち越しとなりました。次回の練習も先生のこだわりポイントが満載のはずです。
最後はバルトークの「ルーマニア民俗舞曲」の確認をして、今日の練習はおわり。
作曲家の出身も、作曲された年代も、作曲の背景も全く違う、「音楽」という一言では表しきれない多様性に満ちた曲目を取り上げる演奏会は、4月13日が本番です。
詳細は↓のリンクでご確認ください。
https://hamakyou.jp/events/第98回定期演奏会/
(Fl N.I)
2025.01.30
ルーマニアのフォークダンス
2025/1/29 はドヴォルザークのチェロコンチェルトと、バルトークのルーマニア民俗舞曲の練習でした。
ルーマニア民俗舞曲(または民族舞踊) は英語だと Romanian Folk Dance です。
知らなかったけど、中学校でやってたオクラホマミクサーなどのフォークダンスは民族舞踊のことだったのか。
バルトークはルーマニア民俗舞曲を6曲からなるピアノ小品の組曲として作曲し、後にバルトーク自身の手により小管弦楽に編曲したそうです。
各曲には踊りの題名が付いていますが、どんな踊りだったのでしょうね。
1. 棒踊り – Joc cu bata (Stick Dance)
戦いを模した踊りで、若い男女が激しく踊る。各小節の終わりに棒で地面を打つリズムがある。
2. 飾り帯の踊り – Braul (Round dance)
トロンタール県に伝わる舞踏曲。少女達が2人ずつ互いに腰をつかみ、円になって踊る。
3. 踏み踊り – Pe loc (In One Spot)
増2度が特徴的なメロディで 男女ペアになって一地点で踊る。
4. 角笛の踊り – Buciumeana (Dance of Buchum)
3拍子のトランシルヴァニア地方のゆったりした舞踏曲。
アルペンホーンというルーマニアの民族楽器〈全長2mの木管楽器〉の伴奏で踊る。
5. ルーマニア風ポルカ – Poarga Romanesca (Romanian Polka)
ポルカは本来ボヘミア地方の舞曲だが、この曲はかなり情熱的で野性味豊かなものになっている。
主部のメロディは複合リズムを持っている。ルーマニア独自の子供達による快活な踊り。
6. 速い踊り – Maruntel
ビーハル県で採取した2種の舞曲が繋がっている。大勢のカップルによる求愛の踊り。
7. 速い踊り – Maruntel
テンポ・リズム・ダイナミックスにおいても勢いを増し、華やかに締めくくる。
曲目解説の出典
https://kotmari.catfood.jp/newpage23.htm
https://www.fostermusic.jp/products/detail/8230#:~:text=
たいへん盛り上がって終わるのですが、個人的にはすごい量の弓の毛が切れて困ってます。
でも安心してください、本番にはちゃんと弓の毛を張り替えて臨みますよ。
(びおらの彼)
2025.01.23
練習(1/22)
1/22は、前半の曲、ルーマニア民俗舞曲とチェロ協奏曲の団内指揮での練習でした。あの素敵なメロディを自分たちが奏でることができるのかと思うと、とてもワクワクして練習に参加しました。
ドヴォルザークのチェロ協奏曲は、略して「ドボコン(ドヴォコン)」と言われます。
他の有名な協奏曲の略称としては、
メンコン=メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲
チャイコン=チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲
などがありますが、ドボコンがヴァイオリンではなくてチェロ協奏曲なのは、この曲がそれだけ素晴らしい作品であることを物語っていると思われます。
(ドヴォルザークもヴァイオリン協奏曲を作曲しています)
ドボコンは、木管楽器の美しい旋律、華やかで深みのある金管楽器、コンマスソロ等々、協奏曲にしては最初から最後までオーケストラも重厚で大活躍。
演奏しながらついつい聴き入ってしまうので気が抜けません。
また、お気に入りのメロディが来ると密かに胸が熱くなっています。
独奏チェロも技巧的ですごいので、ソリスト練習では感動しすぎて気が遠くなるかも…。
2楽章には歌曲「ひとりにさせて(Lasst mich allein)」のメロディが織り込まれています。これはドヴォルザークが想いを寄せていたソプラノ歌手の女性のために作った曲で、彼女が好んでよく歌っていたそうです。想いは実らずとも曲の中に想いを残す、作曲家ならではの愛の形に切なくなります。
チェリスト西谷牧人さんの公式YouTubeより
でも浜響で前回演奏したのは、第25回定期演奏会(1988年10月23日)、なんと37年前。こんなに長いこと演奏していなかったとは意外でした。37年前は生まれていなかった人もいますが、演奏した人もいる浜響、歴史を感じます。
そして、演奏会の最初に演奏するルーマニア民俗舞曲は、テレビ「大改造!!劇的ビフォーアフター」の中で、BGMとして使用されています。5分位のあっという間の曲です。練習では、ぼーっとしてたら一瞬で終わってしまうので、事前にポイントをしっかり書き込んで臨みました_φ(・_・
ピアニストたくおんさんの公式YouTubeより
(Va M)
2025.01.19
冨平恭平先生 浜響初来団
浜響ブログをご覧の皆様
2025年も浜響ブログでは、普段の練習や演奏曲について様々な団員の視点からお伝えします。ブログを通して浜響や曲に興味を持っていただけたら幸いです。
さて、先日の練習では4月の演奏会で指揮を振っていただく冨平恭平先生が初来団され、シンフォニア・タプカーラを一通りご指導いただきました。浜響が冨平先生とご一緒するのは今回が初めてということで「一体どんな方なんだろう?」とドキドキしていたのは私だけではないはず…。特にオペラ関係で活躍されている方ですが、今回取り上げる「シンフォニア・タプカーラ(=立って踊る)」はアイヌの土俗的なリズムと躍動感が特徴的ということで、練習ではリズムの歯切れや楽器間の音量バランスについて重点的にご指摘いただきました。
第98回定期演奏会のテーマは「魂を揺さぶる大地の調べ」。民俗音楽を題材にした作品を中心にお送りしますが、一口に民俗音楽といっても様々です。各地域特有の音楽を是非お聴き比べ下さい。
~♪お知らせ♪~
開演前(13時40分頃)ホールステージ上にて、SPAC所属俳優による前説コーナーがあります!
こちらも是非ご覧下さい!
(Hr 三十路のO)